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2006年02月28日

浦安市の全小学校に警備員配置

asahi.com(2006年02月25日)によると、しおちゃんマンの勤務する浦安市は、市内全小学校に新年度から警備員を配置する新年度予算案を計上しました。

外部からの侵入者から子どもたちを守るため、浦安市は新年度から市立全17小学校に警備員を配置する。全児童約1万1千人には防犯ブザーを配布するなど、子どもを守るための費用として約1億1千万円を新年度予算案に計上した。

現場にはまだ詳しい話は伝えられていません。予算案計上段階とはいえ、マスコミの方が先行するのは相変わらずだなあと苦笑しています。

ただ、私が3年前から主張してきたことが一つ実現したことは良かったと思っています。教師がサスマタの訓練をするよりも方向性としては正しいと考えています。

[関連ページ]
安全な学校に(2003.12.22)

続・安全な学校に(2003.12.30)

警備員は民間警備会社と契約する。登校から下校までの時間帯に各校に1人ずつ配置する。登下校時には校門付近に立ち、授業中は校庭など敷地内や外周を巡回する。

今後は、民間の警備会社の警備方法に対して現場がどのくらい意見できるのか、また、それぞれの学校の実情にあった警備をしてくれるのかどうか(学校によっては二人必要な学校もあるのでは?)が注目されると思っています。

また、民間との契約なので、お金の流れにも目を光らせていく必要があるでしょう。

さらには、中学校の配置はどうするのかとか、今や学校周辺だけではなく、地域全体の安全をどうするのかという問題になっていることをどう考えるのか等々、さらに私たち大人は考えていかなければならないと思っています。

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2006年02月27日

全生研セミナー2006

全生研のイベントのお知らせです。

今回は教師対象の研究会ですのでご了解ください。

☆テーマ
「生きづらい現実から共同と自治の世界へ~他者と世界にひらく子ども集団づくりを~」

☆日時 2006年4月1日(土)

☆参加費 2000円

☆会場 タワーホール船堀・401会議室(総合区民ホール)
※東京都江戸川区船堀4-1-1 TEL:03-5675-2211

1)新宿から都営新宿線(急行)22分。

2)東京から約20分
東京(JR総武快速)馬喰町(地下鉄通路)馬喰横山(都営新宿線急行)船堀

3)上野から約25分
上野(JR山手線あるいは京浜東北線)秋葉原(徒歩)岩本町(都営新宿線急行)船堀

4)羽田から約55分
羽田(京急・都営浅草線直通)東日本橋(地下鉄通路)馬喰横山(都営新宿線急行)船堀

☆内容・日程
9:30~ 受付開始
10:00~ 学習(1)シンポジウム
12:30~ 昼食・休憩
13:30~ 学習(2)レポート分析
(小)「発達課題を抱えた子どもの指導をめぐって」
(中)「荒れる3年生との生活」
16:00 閉会

☆参加方法
直接会場に来ていただいて、受付をしていただければけっこうです。

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2006年02月26日

久しぶりのオフ会

昨晩は一年ぶりに地元のメーリングリストのオフ会に参加しました。

インターネットつながりといっても、前任校の保護者の方や、いろいろな場所で実際にお会いしてきた方ばかりです。初めてお目にかかった方はお一人だけでした。

小さなお子さんを連れてご夫婦で参加された方もいらっしゃいます。そういった意味で、他のインターネットのオフ会とはちょっと違った雰囲気かもしれません。

話の中身はどうしても教育・子育ての話が多くなってしまいます。

子育てというのは、「失敗や成功」「勝ちや負け」といった問題ではないことがようやく見えてきた時代になったような気がします。子どもの将来は、長い目で、しかも幅広く、見守っていかなければならないのでしょうね。

そんな話をそれぞれのお子さんのことや、自分自身の体験などをまじえて、たくさんたくさんしてきました。

それにしても、しおちゃんマンはお酒に弱くなったなあ、と思いました。

体育会系なので、若いときからたくさん飲まされて、あまり酔うほうではなかったのですが、最近ではすぐに酔ってしまいます。しかも二日酔いがひどいです。今も少し気持ち悪い……。サウナに行って汗を流してきます。

自分の歳と相談しながらお酒は飲まないといけない時期になったのだと思いました。

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2006年02月25日

今日は出勤、そしてオフ会

今日は土曜日ですが、個人的に出勤します。仕事がたまってしまい、机の上が山のようになっているからです。

具体的にはまず会計処理。来週、保護者の方による監査があるので、各種書類を作成しなければなりません。

次に、テストのマル付け。かなりたまってしまいました。

そして研究紀要の印刷。評価基準のページ作成がまだ残っています。

その他もろもろの細かい事務処理があります。このままでは、地獄の学年末のスタートラインにさえ立てません。

しかし夜は、浦安フリーメーリングリストのオフ会があります。

職種の違う人たちと交流できることを毎回楽しみにしていましたが、ここ一年近くご無沙汰をしてしまっていました。ということで、今回は楽しみにしています。

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2006年02月24日

原田選手帰国

トリノオリンピックフィギュアスケートの荒川静香選手の金メダルでわきかえっていますが、一方ジャンプ代表の原田雅彦選手が23日帰国しました。

1994年リレハンメル五輪団体戦で金メダルを逃すことになった失敗ジャンプ。

98年長野五輪団体戦では金メダルの原動力となる137メートルの大ジャンプ。

そして今回の失格。

期待感とがっかり感、喜びと感動、そして怒りと失笑、これだけ私たちの感情を動かしてくれた選手はいなかったのではないでしょうか。

マスコミは、
「苦しんだ末につかんだ5大会連続の五輪。しかし、今回ばかりは原田の経歴に華やかな1ページを加えることはできなかった」
と書いていますが、今回の失格も含めて、彼の活躍?は私たちの記憶にしっかりときざまれています。

なぜ彼はこんなにまで私たちの気持ちを動かすのでしょうか。

それはおそらく、私たちも持っている人間としての強さと弱さをわかりやすく競技で表現してくれたからだと思います。そこに私たちは自分を投影させて共感するのかもしれません。

ゆえに今回の失敗についても、「なにやってんだ!」と腹を立てながらも、どこかで彼を許している自分に気がつくのです。

心からご苦労様。そしてまだまだがんばってほしい選手です。

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2006年02月23日

デジカメで撮る

「六年生を送る会」の取り組みは、演技だけではありません。

もう一つ、「体育館の装飾」というのがあります。各学年、体育館の分担の場所に六年生に対してのメッセージとしての作品を飾ります。

3年生は、総合的な学習の時間で勉強したデジカメの使い方を生かして、六年生一人ひとりと、3年生一人ひとりのツーショットの写真を掲示することにしました。

つまり、28枚(六年生の児童数分)の写真が体育館ステージに向かって右側の壁に貼られます。プリントする写真の大きさはA3です。一枚がけっこう大きくなります。

大きなテーマは、「いつも笑顔をありがとう」にしました。

今の六年生は四年生の時に担任しましたが、笑顔がすてきな子がたくさんいたし、全体的なイメージとして「笑顔」というのが私自身の中にありまして……。

現在、給食の準備の時間を使って、順番に六年生の教室に行って写真を撮っているところです。

写真でむずかしいのは、まず構図です。

二人の位置を写真全体のどこにおくのかということですね。
 
次に、手振れや逆光にならないように注意しなければなりません。

そして最後は、笑顔になってもらうことです。実はこれが一番むずかしい。

それでも子どもたちはとてもよくがんばって、すてきな写真が撮れています。

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2006年02月22日

「かわいそう」という考え方

先日ユニセフの学習をしましたが、食べ物や水がなかったり、地雷で大変な思いをしている人々や子どもたちのお話を聞きました。

重いかめをかついで何キロも往復する小さい女の子のお話も聞きました。

子どもたちはそんなお話を聞いて「かわいそう」という感想を持ちます。

生きる権利を奪われた子どもたちに対して、その課題を考えなければならないのは正しいと思うし、3年生の子どもたちなので「かわいそう」という感想を持つのはいいと思うのですが、私たち大人の立場としてはそれで「良し」とするのはちょっと足りないかなと思っています。

たとえば……、確か黒柳さんのお話だったと思うのですが(記憶が定かではありません)、水を求めて歩いていた子どもたちが小さな井戸をみつけたときに、大きな子どもたちが、
「小さい子が先」
と叫んでいたというお話です。

水がほしいのは大きな子でも同じ。

しかしそんな状況にありながらも小さい子のことを思いやる気持ちに心をうたれたというお話だったと思います。

そう考えると、日本の子どもたちと比べて、「かわいそう」なのはどっちだろう?と考えてしまうわけです。

豊かに見える日本の子どもたちの心は、本当に豊かになっているのでしょうか。

人として何か大切なものを日本の子どもたちは失っていないでしょうか。

ということで、「かわいそう」という感想には、高学年になったら、もう一歩深く考えてほしいと思ったしだいです。

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2006年02月21日

【本】天使のナイフ


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天使のナイフ
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遅ればせながら、「天使のナイフ」を読みました。

久しぶりに「まいりました…」と頭を下げたくなるほどおもしろかった……。

ミステリー小説なのですが、「少年法」の問題に正面から向き合っている社会派小説でもあります。

少年犯罪については、罪と贖罪…、そして真の更生とはなんなのかという問題に正面から向き合っています。

ミステリーの面でも、これでもかこれでもか…というくらいの、二重三重のしかけとどんでんがえしがあります。

そしてこの両面(社会派的とミステリー)が、自然なかたちで調和しています。

まだ読んでおられない方はぜひ。

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【本】神はサイコロを振らない


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神はサイコロを振らない
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日本テレビ系で放映されているドラマの原作本です。

10年前に消息をたった旅客機が、乗客ごと、しかもその時のまま10年後に戻ってくるという設定でストーリーは進みます。タイムスリップしてしまったわけですね。

10年後の遺族や関係者と、10年前の乗客たちとのストーリーは、それぞれ胸をうつものがあります。

もし10年前の仲間が今あらわれたら…、そして今の私を見てなんと言うのかなあ……。そんなことを考えながら一気に読みました。

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2006年02月20日

【雑誌】ブログキャスター

先日お知らせしたように、週刊東洋経済・臨時増刊 『ブログキャスター』という雑誌に原稿を書きました

本日発売ということなのでさっそく書店に行って購入してきました。

パソコン関連ではなくて、ビジネス関連の雑誌の場所にありました。

原稿は、小見出しが消されていただけで、ほぼ原稿どおりに掲載してくれていました。(72ページ)

教育関係以外の雑誌に書いたのは初めてなので、いい勉強になりました。

というのは、教師を対象としてではなく、教師以外のみなさんにどのようにメッセージを伝えればよいのか、かなり悩んだからです。

日常的にブログではそういったことを意識して書いているつもりですが、雑誌となると、また違った緊張感がありました。

書店・コンビニ・駅の売店等でならんでいるようなので、ぜひ手にとってみてください。

なお、下記のページからも購入できるようです。

東洋経済Web「ブログキャスター」

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振替休業

今日は土曜日のフリーデーの分の、振替休業でお休みです。

やっぱり早起きしてしまいました。でも今日は、いつも通りに起きてやってみたいことがありました。

それは、電車で通勤する時はいつも満員なのですが、反対側のホームはいつもガラガラで車内も数人しか乗っていないのです。それに乗ってみたいといつも思っていたので、乗ってみるつもりです。

ただそれだけなのですが……。

あとは、本屋に行ったり、ジムに行ったり、喫茶店のハシゴをしたりしてすごそうかと思っています。

できるだけ仕事のことは考えないで一日を終えたいです。

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2006年02月19日

フリーデー&懇談会

土曜日は、フリーデー(一日参観)と、今年度最後の懇談会でした。

1時間目の算数では、はかりの目盛りの読み方を学習しました。しおちゃんマンは授業補助の立場で指導しました。27名の子どもたちを3人の教師で教えています。

2時間目は、合わせ漢字の学習。

基本の漢字がそれぞれの意味を持ちながら組み合わさっていること…、逆に、分解した漢字の意味から、まだ習っていない漢字の読み方も予想できることなどを学習しました。

業間休みには、絵文字についての学習発表会。身近でみつけた絵文字や、オリジナル絵文字の発表がしっかりとできました。

3時間目は、体育館で3月3日の「六年生を送る会」の演技の練習をしました。

体育館では2回目の練習になりますが、ほとんど完成にちかい形で紹介できました。ただ、なんとなく流れ的にすっきりしない部分があるので、今後修正していきたいと考えています。

4時間目は英語。V先生の明るいトーンに、子どもたちも生き生きと学習していました。

5時間目は音楽。専科の先生の授業です。

しおちゃんマンも「ビリーブ」の手話を早く覚えたいと思いました。

どの時間も、たくさんの保護者の方が参観されました。

最後の懇談会では、この一年間のお礼と今後の課題についてお話をさせていただきました。

単学級であることはむずかしい面もありますが逆に良さもあります。

6年間一緒であることの良さをいかして、今後ますます保護者間のつながりをふかめて欲しい事をお話させていただきました。

これから卒業式や学年末の追い込みなど、新たな「山」がきますが、これでようやくひと段落という感じです。

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2006年02月18日

週刊東洋経済臨刊『ブログキャスター』

週刊東洋経済・臨時増刊 『ブログキャスター』という雑誌に原稿を書きました。

来週2月20日(月)の発売になります(480円)。

主な書店やコンビニ、駅売店などで販売されるそうです。青むらさき色の表紙に白字のタイトルの雑誌だということでした。

雑誌の発売を前に、編集部で以下のブログを始めているようです。

ブログキャスター

上記のblogによると、

 ブログの中には、あるテーマやトピックスについて、驚くほど詳しい人々がいます。
 趣味が高じた人、ウォッチャー、専門家、時には当事者や関係者が、自らの言葉で語っています。
 この雑誌では、テーマやトピックスを編集部が選び、それについての詳しいブロガーの方々に執筆、書き下ろしをお願いしました。
 同時に、自分ではブログはやっていないけれども、情報源としてブログを活用している人々のために、数あるブログの中から、興味深いブログのセレクションを行っています。
 おそらく、日本で初めての性格を持った雑誌です。

ということでした。

さて、私は何を書いたかというと、

----------
『子供と教育~教師がブログを書くということ~』

一、今、何が問題なのか

二、相互不信・責任転嫁を乗り越える

三、教師の意見表明はいつまで許されるか

四、子供の地域生活の再生を
----------

といった感じです。

週刊東洋経済という雑誌は、経済雑誌だと思うのですが、私とは一番遠いところにある雑誌のような気がします。

しかし私は、今年は教師の意見表明権を守る年だと、勝手に位置づけていますので、こういった、雑誌にも声がかかればどんどん発言していきたいと考えています。

編集権は東洋経済新報社にあるので、どのように編集されているかわかりませんが、来週、書店やコンビニ、駅売店で見かけたら手にとってみてください。

発売されたら、またあらためて紹介させていただきます。

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2006年02月17日

明日はフリーデー

明日は土曜日ですが、フリーデー(まる一日授業参観)です。

授業内容も事前に保護者のみなさんにお知らせして、いつでも参観できるようになっています。

保護者のみなさんは、それぞれの授業に合わせて参観されるのだと思いますが、個人的には、休み時間や昼食の時の様子なども参観されたらどうかなあと思っています。

※そのことは、日刊通信にも書かせてもらいました。

家庭とはまた違った子どもたちの顔も見ることができますし、授業と休み時間とでは、これまた子どもたちの様子がちがっていたりするんですね。

学校生活は、授業だけではありません。

そして、授業以外の時間も、子どもたちの成長にとって大切だと思っています。

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2006年02月16日

チーク選手の話

トリノオリンピック真っ最中ですが、先日の男子500メートルで金メダルをとったアメリカのチーク選手の話が朝日新聞に掲載されていたので子どもたちに話をしてみました。

『大統領の夢へ再び スケート500メートル 金のチーク 2006年02月14日』

レース後の記者会見。王者は各国メディアの前で自ら切り出した。
「米五輪委員会の金メダル報奨金2万5000ドル(約300万円)は、虐殺のために難民となったスーダンの子どもを助けるために非政府組織(NGO)に寄付をする。企業にも支援を求めたい」。難民キャンプを訪ねる計画も明らかにした。

さらには、

 五輪直前の世界スプリント選手権を制し、500メートルと1000メートルの優勝候補として迎えた五輪。選手村のベッドで眠りにつく前、白い天井を見つめながら問いなおした。金メダルにいったいどんな意味があるのか、と。
 「スケートは楽しいし、愛している。だが正直なところ、少し馬鹿げているように思う。タイツをはいて氷の上を滑り回るために、生涯を費やすなんて。でも僕はスケートが速いおかげで、寄付を集めたり、世界の問題に注意を呼びかけたりできる。大きなことを成し遂げたら、世の中のためになることをしよう」

先日、「お金で買えないもの」の学習をしました。

今回はその応用編のような気がしました。

私は、こういった記事があったよと、紹介しただけでしたが、どなたか授業として扱ってみてはいかがでしょうか。授業にしたみた方、連絡お待ちしています。

[関連エントリー]
お金じゃ買えないもの(2006年02月11日)

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2006年02月15日

フロッピーオルガン

便利な世の中になってきていまして、今はオルガンで弾いた伴奏をそのままフロッピーに録音できて、それを別なオルガンにセットして、伴奏が流せます。

六年生を送る会で歌う曲の伴奏をピアノが得意な先生にフロッピーディスクに録音してもらいました。

そしてそのフロッピーを教室のオルガンにセットして曲を流すと、子どもたちは、しおちゃんマンが弾いているように見えたらしくて、一瞬シーンとしてしまいました。

そのまま弾いているふりをすればよかったのですが、さすがに恥ずかしくなって、
「しおちゃんマンが弾いているわけないだろ」
と、言ってしまいました。

ちなみにしおちゃんマンは少しだけピアノが弾けます。

というか、小学校教諭の免許を取得するのにピアノが弾けることは必修でして、教員養成所の時にかなりがんばって練習しました。

もともとギターは弾けたのと、音楽は嫌いではなかったので、鍵盤系の楽器にも抵抗はありませんでした。

ただ、本市の学校では高学年を中心に音楽専科の教師が音楽を指導することと、本校では一年生から専科の教師が指導するので、ピアノ(オルガン)を弾く機会がなくなり、今はまったく指が動きません……。

なお、本校に赴任してから、ドラムが叩けるようになりました。ただこれは、音楽会の職員演奏のためにかなり無理して練習しました。

[関連ページ]
1年生日記(入学式)※別ウィンドウ表示

ドラム(2004年09月09日)

ドラム練習開始(2005年09月03日)

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2006年02月14日

続・キモカワイイ

「キモカワイイ」という表現についての続編です。

その後、いろいろ調べてみると、「キモカワイイ」というのはどうやら次のような意味のようです。

『気持ち悪い感じがするけれど、見方によればかわいくも見えるかもしれない』

なるほど。私の推論による、

1)気持ち悪い(けれど)かわいい。

という意味に近かったわけですね。

ただ、
「見方によっては」
「かもしれない」
の二点について、私の考えは及ばなかったようです。

最近の子どもたちや若者は、「決めつける」ことに対して強い反感を持ちますね。

もしかしたら「キモカワイイ」のように、まったく反対の意味の形容詞をくっつけることは、

「決めつけるな」
「見方によっては、また違った見方ができるじゃないか」

といった、子ども・若者からのメッセージなのかもしれません。

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2006年02月13日

今週は土曜日まで

さあ、今週もがんばらねば……。

今週は土曜日まで「学校」があります。

土曜日がフリーデー(まる一日参観日)だからです。確かその日は懇談会もあるな……。

土曜日まである週を「大変だなあ」と感じてしまうのは、心も体も五日制に慣れてしまったからだと思います。

でも…、絶対に五日制になってからの方が心も体も疲れています。

同じ量の…、いや、それ以上の量のものを、短い期間でこなさなければならなくなったからだと思っています。

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2006年02月12日

【本】チーム・バチスタの栄光


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チーム・バチスタの栄光
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第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作だということで購入してみました。

最初は、なんともまあ…テンポの悪い、ダラダラとした展開で、もう読むのはやめようと思ったのですが、主人公が関係者に個別に聞き取り調査をするあたりから、ようやくテンポが出てきて、よみやすくなってきます。

何よりも、作者が現役の医師なので、医療現場の描写がとてもリアルです。

でも、学校現場もそうですが、現場というのは外側からはなかなか理解できないもの。

ましてやそこで仕事をする医師や教師の思いまではなかなか理解できないだろうなあ…と、あらためて感じたしだいです。

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2006年02月11日

お金じゃ買えないもの

子どもたちに、
「一番大切なものはなに?」
と聞くと、「命」だというので、
「それは自分の命?」
と聞くと、
「自分だけじゃなくて、みんなの命」
と言うので、
「それじゃ、その命の次に何が大切なの?」
と聞くと、一人の子が、
「お金」
と言いました。

するとその子は他の子どもたちから、
「え~っ!」
と、大ブーイングを受けてしまったので、私が
「お金があれば、なんでもできるし、なんだって買えるじゃないか」
と、その子をフォローしたのに、なんとその子は急に
「やっぱり、お金じゃない」
と意見をころりと変えてしまったので、スベッてしまいました。(笑)

それで、
「お金じゃないとしたら、いったいなんなの?」
と聞くと、なんと子どもたちは「心」だと言うのです。それで、
「どうして『心』なの?」
と聞くと、
「お金じゃ買えないから」
ということでした。

そこで、
「その心ってどんな心なの?」
と聞くと、うまく言えないというので、ここで、なぜか一人の女の子がイチロー選手が六年生の時に書いた作文を持っていたのでそれを読んでみました。

そこには、プロ野球の選手になって、お世話になった人をその試合に招待するのが夢だと書いてありました。

契約金は一億円以上とは書いてありましたが、確かにお金持ちになりたいとは一言も書いていませんでした。

お世話になった人を招待する……、つまり「ありがとう」の『感謝』の気持ちをイチロー選手は持っていたことがわかりました。

すると、子どもたちが、そういえば他にもあると言うので、意見を聞いてみると、

○思いやり
○やさしさ
○愛(家族への、ということでした)
○平和
エトセトラ

へ~…、子ども(3年生)って、いろいろ考えているんだなあ…と感心してしまいました。

大切なものの答えはあえて出しませんでしたが、お金では買えないものがあることが学べたと思いました。

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2006年02月10日

キモカワイイ

キモカワイイとか、エロカッコイイとか、私たちにはよく意味のわからない言葉が広がっていますね。

キモカワイイというのは、

1)気持ち悪い(けれど)かわいい。
2)気持ち悪い(から)かわいい。
3)気持ち悪(くて)かわいい。

の、どの意味なんでしょうか?

普通に考えると、1)の意味なんでしょうが、どうやらそうではないような……。

気持ち悪いことじたいがかわいいらしいのです。つまり、「気持ち悪い」という否定的な意味はかなり意味がなくなって、「キモカワイイ」という一つの意味……、独立したイメージができつつあるようです。

よくわからんです。

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2006年02月09日

そろばんの学習05年度

今年もそろばん塾の先生に来てもらって、3,4年生がそろばんの学習をしました。


授業内容につきましては、昨年度のエントリーをご覧ください。

そろばんの学習04年度

また、関連情報エントリーとして、以下のページがあります。

大きな大きな数


[まずは指の使い方から]


[鉛筆を持ちながら計算するんだね]


[おもしろくなってきて、たくさん計算したくなりました]

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2006年02月08日

ユニセフ学習会

火曜日は、ユニセフ学習会でした。

まず、ユニセフの活動について説明がありました。

次に、子どもたちを4つのグループに分けました。そしてそれぞれのグループに、食料としてアメを分配しました。

先進工業国グループ(4名)…アメ15個
アフリカグループ(5名)…アメ1個
アジアグループ(13名)…アメ9個
南アメリカグループ(4名)…アメ2個

それで、それぞれのグループで、アメをどのようにわけたらいいのかの話し合いをしました。話し合いをしているうちに、世界の食料における格差に気がついたようです。そして日本の国が食料の面ではいかに恵まれているのかも。

次に、水をくむために重いカメを背負って5キロも往復しなければならないネパールの10歳の女の子の話や、戦争や内戦で残された地雷についてのお話などもしていただきました。


[実際にカメを持ってみました。すごく重い]


[本物の地雷も見せてもらいました]

3年生の子どもたちには、ちょっとむずかしかったかなとは思いましたが、子どもたちなりに驚いたり、感じたりしたことがあったようです。

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2006年02月07日

名前の漢字をたとえる

早朝のラジオを聴いていたら、自分の名前の漢字をどうやってたとえていますか?という話をしていました。

たとえば私は「義明」ですので、「正義の『義』に『明るい』です」と、たとえながら説明します。

今の子どもたちは、自分の名前の漢字を説明できる子が多いです。(3年生)

きっと、小さいときから「こうやって説明するんだよ」ときちんと教えられてきたのだと思います。

それであらためて最近の子どもたちの名前を思い返してみると、昔に比べてかっこいい名前が増えたなあ…と。

ひらがなの名前であっても、親の子どもに対する思いがたっぷりつまっている感じがします。

クラスでは、習っていない漢字でも、自分の氏名は漢字で書くように指導しています。ただ、なかなか全員には定着しないのですが。説明はできても、書くということになると抵抗がある子が多いようです。

漢字の指導という面だけではなくて、小さい子でも、親の思いに、ふと考えをめぐらせることがあってもいいのではないかと思うわけです。

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2006年02月06日

現実から逃げたい朝

今週から2週間は忙しいなあ。

今日は起きるのが辛かった。通勤の車に乗っても、反対方向に行ってしまいたい気持ちも……。

忙しく感じるのは、仕事が見えていないということ。ここで少し仕事内容を整理しておこう。

まず明日がユニセフの人たちが来てくれて体育館で授業をしてくれる。その準備は?確か水2リットルだったような。子どもたちにも少し内容を話しておかないと……。

水曜日からそろばん塾の先生が来てくれて、5時間扱いで授業をしてくれる予定。そのプリントの準備。そろばんを持っている子にはその準備と、学校にあるそろばんの準備も。

同じく水曜日の昼休みに、児童会主催の歌声集会がある。その司会の子たちとの打ち合わせ。

同じく同じく水曜日は、3年生のクラブ見学。来年度どのクラブに入りたいのかの事前調査も。

木曜日の夜は、雑誌「生活指導」誌の編集会議だったな。忘れないようにしないと。5月号の原稿依頼もきていたな。締め切りはいつだっけ?

校内研究の研究紀要の原稿は、確か今週が締め切り?指導案はできたけど、その他のデータも作らないと。

来週の土曜日はフリーデー(まる一日授業参観)。まずはその準備。

それに合わせて学習発表会の準備も。子どもたちが考えた絵文字の発表をするつもり。

そうか…、その日は保護者との懇談会もあった。その準備もしないと。

六年生を送る会の出し物の練習は、少し止めておこう。歌の練習程度にしておこうかな。この時期はいろいろなことがありすぎる。子どもたちが混乱してしまうので。

もちろん日ごろの授業もしっかりと進めないと……。なにしろ学年末が近づいているし、そろそろ評価の準備もしなければならない。

その他、気がつかないことがたくさんあるような気がする。ふ~っ。

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2006年02月05日

ヒンギス完敗

第23回東レパン・パシフィック・オープンテニスは、ロシアのデメンティエワがヒンギスをストレートでくだし、初優勝しました。

 ヒンギス     2 0
 デメンティエワ 6 6

第一セットのスタートは、ボクシングのノーガードの打ち合いのようなゲームでした。終わってから考えると、ヒンギスにとってこのノーガードの打ち合いが相手を調子づかせてしまった要因になりました。

デメンティエワのような強打の選手は「当たりの日」ってあるんですよね。つまりなんでも入ってしまう日。

まさにこの日がそんな日で、デメンティエワは何を打ってもすごいボールが入ってしまう。なにしろ、セカンドサービスの方を強く打っても入ってしまうのですから……。

そのうち強打だけでなく、ドロップショットやアングルのフォアボレー、おまけに相手の頭をこすロビングまで入ってしまう…、まさに手のつけられない状態。

ヒンギスは、それを技でかわせばいいものを、まともに打ち合って自分のリズムを崩してしまいました。時おりネットに出るも、イージーなボレーをミスしてしまいます。

ヒンギスが繰り返しミスしていたボレーミスですが、二つ原因が考えられます。

一つ目は、いわゆる試合勘の問題。大きな試合に慣れていないと、イージーなボレーをする時にどうしてもボールよりも先に相手のコートを見てしまうんです。流れが読めないからです。

慣れていると、相手のコートをチラッと見なくても決められることや、逆にもう一球返ってくることなどの流れが見えるわけです。その流れが見えないからついついチラッと相手のコートを見てしまってミス。

二つ目は、よく私もよく言われたのですが、靴一足分、前につめていないこと。これは昨日のシャラポワ戦の疲れなのか、それともネットプレーに対する不安がまだあって靴一足分ネットにつめられなかったのか……。

第一セット後半から、サービスダッシュでリズムを変えようと試みましたが、もともとサーブ弱いと言われているヒンギスですので、思うようにリズムを変えることはできません。なにしろファーストサーブがまったく入りません。

これはおそらく昨日の疲れから腕が上がらずラケットが重く感じていたからではないでしょうか。その証拠にヒンギスは第一セット第8ゲームからラケットを交換したのをしおちゃんマンは見逃しませんでした。(笑)。

おそらく少し軽めのラケツトに変えたか、または重さはかわらなくても、気分を変えたかのいずれかだと思います。

第二セットに入っても流れは変わらず、ヒンギスの集中力も切れて、一ゲームも取れずに完敗。

デメンティエワは、このテニスがずっと続けられれば、ナンバーワンの選手になれるでしょう。とにかくすごかった。

さて、ヒンギスにとってこの大会の意味は?

それはこれからの彼女の活躍で答えを出してくれると思います。今日は完敗でも、以前とは一味ちがったテニスを見せてくれることは間違いありません。

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シャラポワVSヒンギス

テニス界が注目の新旧女王の戦い。

セットポイント2-0でマルチナ・ヒンギスに軍配が上がりました。

 マリア・シャラポワ  3  1
 マルチナ・ヒンギス 6  6

いやいや、ヒンギスは強かったです。

正直言いまして、しおちゃんマンはシャラポワの勝ちを予想していたのです。

3年間のブランクは、いかにヒンギスとはいえ、試合勘の面で厳しいのではないかと。そんなしおちゃんマンの予想は見事にはずれてしまいました。

この試合は、完全にサーブの安定感の差が出た感じがします。ヒンギスは、ファーストサーブが安定していたので、常にストロークで先手が打てていました。

報道では「打っても打っても返ってくる粘りのストローク」などと表現されていましたが、しおちゃんマンが見たところによると、ヒンギスは単に返していただけではないんですね。

しおちゃんマンは、ヒンギスは、短いボールを見せ球にして、深く弾むボールを上手に使っていたとみました。

シャラポアは長身ですので、短くて弾まないボールが苦手なのです。

しかしだからといって、ヒンギスはそれを決め球には使っていませんでした。

時々、短くてスライスのかかった弾まないボールを打ちます。そんなボールが苦手なシャラポアは、それに対応するために意識が前に……。

そんな時、スピンのかかった、高くはねて伸びるボールを深く打つと、シャラポアは体重が後ろに残った無理な体勢で打ち返すしかなかったようです。

それを繰り返すうちに、シャラポワはリズムやフォームが崩れてしまいました。

もちろん、ヒンギスがそれができたのは、ファーストサーブが安定し、常に先手がうてていたからだと思います。

今日は決勝ですが、もしヒンギスが負けても、この大会は彼女にとって復活の大会となることは誰も否定しないでしょう。

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「要支援教員」という名づけ

中日新聞によると、

愛知県教育委員会が教員の指導力を調査した結果、「支援が必要」とされた教員が、名古屋市を除く県内の公立小中高校などに百八十人いることが分かった。県教委はこれら要支援教員に学校現場での研修などを行い、資質の向上を図る方針。

とのこと。その基準は、

要支援教員の基準は
(1)指導力の問題などで、十年間で四回以上異動
(2)担任を過去三年間持たされていない
(3)毎年、複数の保護者から苦情が寄せられる
(4)不適切な指導で問題になることが多い
(5)子どもや保護者、同僚とのトラブルが絶えない-などとした。

だそうです。すごくあいまいな基準だとは思いませんか?たとえば、「保護者からの苦情」とは何か…、「同僚とのトラブル」とは何か…とか。

要支援教員に指定された教員は、学校や市町村教委、県教育事務所が連携して研修計画を作成し、校内研修などを行い、改善が見られない場合は、指導力不足教員の研修受講などの方策を検討するということでした。

さて…、どうして、「指導力不足教員」だとか、「要支援教員」だとかの「名づけ」をするのかなあ…、といつも思います。特に今回はそうですね。

そんな名づけをしなくても校内の中で支援し、必要ならば研修をすればいいと思いませんか?

名づけをする理由は、レッテルを貼るためなんでしょう。または、名づけをされてしまうことへのプレッシャーを与えるためなのだと思います。昔から、他分野でもよく使われていた手ですね。

教師は、そんな地域の中では、何も言えなくなります。

[しおちゃんマンの関係記事]

教師の意見表明権を守る年に(06/1/1)

懲戒処分の指針(06/1/22)

トリノ出場選手はブログ禁止?(06/1/25)

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2006年02月04日

子どもと遊ぶ時間の保障

小学校の教師は子どもと遊ぶことが「仕事」だと教えられてきました。

子どもと遊べない教師がどうして子どもとの信頼関係を結べるのか…、ということです。

授業にしても、子どもとの信頼関係がなければ成立しません。逆に、どんな下手な授業をしてしまっても、子どもとの信頼関係があれば、子どもたちは一生懸命考えてくれるものだと。

ゆえに「子どもと遊ぶ」ことは、時には「事務仕事や会議よりも優先されるべき」であるし、その時間は保障されなければならないと考えています。

しかし残念ながら、今の現場は、そういったこととまったく逆な方向に動いています。

授業にしてもその方法や技術ばかりが研究されています。そういった研究はもちろん大切ですが、最優先されるものだとは今も考えていません。

机上(会議)でのみ話し合われる子どもの「問題」(実は私たち教師の問題であることが多いのですが)は、子どもたちを分類し、その分類にそった解決方法を見つけようとばかりしているので、リアル性に欠け、真の解決にいたりません。

私も含めて、教師は、親は、そして大人は、もっと子どもたちの生活現実を知るべきだと思います。

「ねばならない」と主張する前に、子どもや保護者のみなさんと一緒に悩むことのできる教師でありたいです。

そのためには、教師はもっと子どもと遊び、教師の方からちょっかいを出し、そして対話していく必要があると最近強く思います。(最近そうなっていないという反省の意味も含めて)

そしてその時間は最優先で保障されなければならないと。

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2006年02月03日

消防署の雑学

消防署見学で、子どもの質問にはヒヤヒヤします。消防署の人たちを困らせる質問をどんどんするので…(笑)

子どもたちが質問した中で、消防署の人たちも答えに困ってしまった内容について調べてみました。

●消防車はなぜ赤いのか

「道路運送車両の保安基準」で消防自動車にあっては朱色とすると定められているからのようです。

一般に消防車は赤と言われていますが、法規上は朱色なんですね。

消防車が赤とされた理由は定かではありませんが、外国から輸入した蒸気ポンプや消防車が赤であった事から、私たちの国の消防車が赤色となったというのが一般的な理由のようです。

それに、赤色は注意力をひく色であり、炎の赤を連想させ警火心を起こさせるというのも理由のひとつだそうです。

●なぜ「119」なのか

国産第1号の電話機が作られたのは、グラハム・ベルが電話機を発明(1876年)した翌々年の明治11年(1878年)でしたが、明治20年(1887年)の末ころに電話による火災通報が始まりました。

その後、大正6年(1917年)に火災報知用の専用電話が制度化され、大正15年(1926年)に自動交換方式が採用されました。

このときは、一刻を争う緊急の電話であることから、ダイヤル時間の短い番号としてダイヤル112番が火災報知専用の番号とされました。

しかし、ダイヤル方式に不慣れなためか誤接続が多く、昭和2年10月1日(1927年)から地域番号として使われていなかった"9"を使うこととし、今日の119番が誕生したということです。

消防署の人たちは次のように説明してくれました。ナルホドと思いました。

つまり、ダイヤルする時、まず急いでいるので、すぐにかけられる1番。

そして気持ちを落ち着けるために、ダイヤルが少し遠い、9番。

119番をかけるときには、落ち着くことが大切であることをこの説明で教えてもらいました。

ちなみに、昭和62年(1987年)に11月9日が119番の日と制定されています。

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消防署の見学

今日の午前中、消防署の見学学習をしました。

男の子の作文を引用させてもらいながら、紹介します。

 今日、浦安消防署の見学に行きました。最初に消防署の車の見学に行きました。
 救急車2台と、はしご車2台と、水そうつきポンプ車2台と、ポンプ車1台と、救助工作車が1台ありました。
 はしご車の大きいほうは、約40m、ビルの何階かというと、12階と言ったのでびっくりしました。
 小さいほうのはしご車は、約15mでした。ビルの5~7階でした。


[40mのはしごを持つ、はしご車]

 水そうつきポンプ車は、1500リットル水が入っているそうです。それでもたった3分しか使えないそうです。
 救助工作車は、なんと15年も使っているそうです。すごいなあと思いました。


[1500リットルの水をつんだ、水そうつきポンプ車]


[レスキュー隊の乗る、救助工作者は少しオレンジ色]

 救急車の中を見せてもらいました。いろいろありました。タンカと、消毒液と、ヌイグルミと、心臓が動いているか調べる物や、ほかにもいっぱいありました。


[救急車(1)]


[救急車(2)]


[指揮統制者にはえらい人が乗る?]


[科学消防車は水では消えない火事のときに出動]

 最後に、通信司令室に行きました。司令室が空になるのは、13年間ぐらいないそうです。


[通信司令室]

去年の119番は、約6500回。そのうち、火事は63件。

火事の原因で一番多いのは、放火だそうです。

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秘密基地もなくなっていく

昨日、昼休みと清掃の時間を使って、一年生から六年生までの縦割りーグループで、学区内の危険箇所の確認をしました。

事前に保護者のみなさんや子どもたちに「危険箇所」についてのアンケートをとって、それに基づいて「危険箇所マップ」も作って配布しました。

「こういったところで、一人で遊んではいけないよ」
と説明しながら、実際に子どもたちと一緒に歩いて確認していきました。

このブログで、その危険箇所の写真を掲載しようと最初は考えたのですが、情報を公開することによって逆に危険になってしまうと考えて、掲載することはやめようと思います。

危険箇所であると認定された場所には、子どもたちの「秘密基地」が作られてある所もありました。

今後は、そういったこともできなくなってしまうのかと思うと、複雑な気持ちです。

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2006年02月02日

年老いたボス猿

研究会等、夜の会議が続いていますが、最近夜の7時をすぎるとガクッという感じで疲れてしまいます。具体的に言うと眠くなり思考力がなくなります。

帰宅は9時過ぎになるのですが、以前だったらそれからスポーツジムに行ったりしたのですが、今は少し横になるとそのまま眠ってしまいます。

歳のせいなのか、それとも教師の仕事が以前に比べて大変になってきているからなのか……。

おそらく両方なのでしょう。

教室では、給食を食べた後、以前書いたように子どもたちが背中をゴリゴリしてくれたり、最近では白髪を抜く子どもたちまで現れました。

完全に「年老いたボス猿」状態になっています。

これではいかんと、今朝は冷たい水で顔をいつもの2倍洗って、顔のリンパ腺をマッサージして、2,3回顔を強く叩いて、シャキッとした気持ちで家を出てみました。

さて今日はその効果が表れるでしょうか。

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2006年02月01日

「百合」で盛り上がる

今まで習った漢字の総復習をしています。

何問か復習し、最後に「漢字クイズ」と称して、ユリの花の「ユリ」という問題を出してみました。

子どもたちは「習っていない」とブーブーでしたが、「今までに習っている漢字をあてるんだよ」教えました。

そして、漢字二文字であることと、最初の漢字は「百」であることを第一ヒントにしました。

すると「百里」「百理」等々、いろいろな漢字が出てきたので、第二ヒントとして、二文字目は、それだけでは「リ」と読めないことと、六画の漢字であることを伝えました。

わかった子から、ノートに答えを書いて、私のところに持ってきます。間違えていると「ブー」。

すると、偶然なのか、それとも友だちや親戚に「百合子さん」や「小百合さんが」いたからなのか、「百合」と書いてきた子がいたので「ピンポーン」。

他の子は、「エーッ、教えて!」と大さわぎになりましたが、しばらくは秘密。

そして黒板に、「合」と言う字を少しずつ書いていくと、やっと全員が正解できました。

かなり盛り上がったので、「百合」は忘れないかもしれませんね。

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