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「要支援教員」という名づけ
中日新聞によると、
愛知県教育委員会が教員の指導力を調査した結果、「支援が必要」とされた教員が、名古屋市を除く県内の公立小中高校などに百八十人いることが分かった。県教委はこれら要支援教員に学校現場での研修などを行い、資質の向上を図る方針。
とのこと。その基準は、
要支援教員の基準は
(1)指導力の問題などで、十年間で四回以上異動
(2)担任を過去三年間持たされていない
(3)毎年、複数の保護者から苦情が寄せられる
(4)不適切な指導で問題になることが多い
(5)子どもや保護者、同僚とのトラブルが絶えない-などとした。
だそうです。すごくあいまいな基準だとは思いませんか?たとえば、「保護者からの苦情」とは何か…、「同僚とのトラブル」とは何か…とか。
要支援教員に指定された教員は、学校や市町村教委、県教育事務所が連携して研修計画を作成し、校内研修などを行い、改善が見られない場合は、指導力不足教員の研修受講などの方策を検討するということでした。
さて…、どうして、「指導力不足教員」だとか、「要支援教員」だとかの「名づけ」をするのかなあ…、といつも思います。特に今回はそうですね。
そんな名づけをしなくても校内の中で支援し、必要ならば研修をすればいいと思いませんか?
名づけをする理由は、レッテルを貼るためなんでしょう。または、名づけをされてしまうことへのプレッシャーを与えるためなのだと思います。昔から、他分野でもよく使われていた手ですね。
教師は、そんな地域の中では、何も言えなくなります。
[しおちゃんマンの関係記事]
★教師の意見表明権を守る年に(06/1/1)
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wrote by しおちゃんマン
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昨日の中日新聞は、愛知の「要支援教員180人」という記事が夕刊トップだった。
「要支援教員」は、「指導力不足教員」とは別の概念。
問題は、この基準がい... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年02月05日 09:12
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