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2006年02月05日

シャラポワVSヒンギス

テニス界が注目の新旧女王の戦い。

セットポイント2-0でマルチナ・ヒンギスに軍配が上がりました。

 マリア・シャラポワ  3  1
 マルチナ・ヒンギス 6  6

いやいや、ヒンギスは強かったです。

正直言いまして、しおちゃんマンはシャラポワの勝ちを予想していたのです。

3年間のブランクは、いかにヒンギスとはいえ、試合勘の面で厳しいのではないかと。そんなしおちゃんマンの予想は見事にはずれてしまいました。

この試合は、完全にサーブの安定感の差が出た感じがします。ヒンギスは、ファーストサーブが安定していたので、常にストロークで先手が打てていました。

報道では「打っても打っても返ってくる粘りのストローク」などと表現されていましたが、しおちゃんマンが見たところによると、ヒンギスは単に返していただけではないんですね。

しおちゃんマンは、ヒンギスは、短いボールを見せ球にして、深く弾むボールを上手に使っていたとみました。

シャラポアは長身ですので、短くて弾まないボールが苦手なのです。

しかしだからといって、ヒンギスはそれを決め球には使っていませんでした。

時々、短くてスライスのかかった弾まないボールを打ちます。そんなボールが苦手なシャラポアは、それに対応するために意識が前に……。

そんな時、スピンのかかった、高くはねて伸びるボールを深く打つと、シャラポアは体重が後ろに残った無理な体勢で打ち返すしかなかったようです。

それを繰り返すうちに、シャラポワはリズムやフォームが崩れてしまいました。

もちろん、ヒンギスがそれができたのは、ファーストサーブが安定し、常に先手がうてていたからだと思います。

今日は決勝ですが、もしヒンギスが負けても、この大会は彼女にとって復活の大会となることは誰も否定しないでしょう。

wrote by しおちゃんマン

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トラックバック時刻: 2006年02月05日 11:25

コメント

しおちゃんマンさん、こんにちは。そしてTBありがとうございます。
以前からずっと、「ザ・教室」でボクのブログを紹介いただいた上、お褒めの言葉まで頂戴していたことは存じ上げておりました。(遅ればせながら、この場を借りて御礼申し上げます)
だから今回、初めてTBいただいたこと、非常に嬉しく思います。
ところで、この記事のヒンギスに関する分析を読んで、「なるほど、だからシャラポワが普通のプレーヤーに見えてしまったのか」と納得させられました。
さすが現役の教員の方、理詰めの説明は非常に分かりやすく、説得力を感じました。

投稿者 kazz-ya : 2006年02月05日 11:24

>kazz-yaさん
コメントありがとうございました。
一応私も昔は、テニスで大学受験した人間(笑)ですので、テニスだけはウルサイということでf(^^;;汗

kazz-yaさんのブログは本当に読みやすいです。中身もサッカーの分析はするどくて、気持ちがいいです。

今後ともよろしくお願いいたします。m(_ _)mペコッ

投稿者 しおちゃんマン : 2006年02月05日 13:13

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