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2005年12月31日

ありがとう2005年

今日で2005年が終わります。実はしおちゃんマンは今年、年男だったんですね。

はい、酉年です。その一年も今日で終わってしまうのがなんとなく寂しいです。

さて今年は、何よりも自分の健康に自信をなくしてしまった年になってしまいました。

体育会系で、今までも病院通いがなく、人間ドックの結果が悪くても一向に気にしなかったしおちゃんマンですが、尿管結石を経験して、そろそろ自分の健康にも目を向けなければと思うようになりました。

仕事の方も、今一つでした。

教師というのは常にその時代の変化に敏感でなければならないと思っています。子どもたちや保護者のみなさんの考えや思い、そして悩みの背景に敏感でなければ私たちの仕事は成り立たないと考えているからです。

しかし今年になって急に、子どもたちや保護者のみなさんについていけなくなっている自分を自覚しました。

特に子どもたちに対して、どうしてこんな行動をとるんだろう…と、首をひねることが増えてきたのです。

そんな壁を乗り越えるためには、今まで何もしなくてもある程度できていたことを、今度は意図的に学習していかなければならないと考えています。

センスというのは、学習によって磨かれていくものだということを肝に銘じなければならない年齢になってきたんですね。

来年は、小さな決断から大きな決断まで、そろそろ思い切った変化を自分で決断し、新たな自分を創っていかなければならない年齢だと考えています。

来年も引き続き書き続けていきますので、よろしくお願いいたします。

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2005年12月30日

もうランドセルかあ…

クリスマスが終わると、その余韻を無視するかのように、世間はお正月準備一色になりますね。

そんな中、近所のデパートで、新入学準備としてのランドセルコーナーのフロアができていました。

もう「新入学準備」なんだなあ…。まだ年があけないのに早いなあ…。市場優先の社会は季節感を失くしていくなあ…、などといろいろ考えてしまいました。

そのランドセルですが、最近はサイズは大きくなっているのでしょうか?

というのは、いわゆる紙の大きさが、B版からどんどんA版に変わってきていて、ランドセルからはみ出してしまうものが増えてきたからです。

学校から出すプリント類もA版のものが増えてきているので、B版のノートに貼らせようとすると、どうもしっくりいかなくなってしまいました。

ここ数年で、学校でもほとんどA版革命が済むと思うので、長い期間利用するランドセルはどうなんだろうと、ふと思ったしだいです。

今に、教室の机も少し幅が大きくなるのではないでしょうか?

ただ、文科省はそういったところに(ハード環境に)、お金を出さないからなあ。

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2005年12月29日

休み方を考えないと……

昨日は、いつものリズムで5:30に起きてから冬休みであることに気がついて、もう一度寝てみました。

それで、9:30頃に起きてみたら、予想通り体中がだるくて、すぐにジムに行って汗を流してきました。「二度寝」は、自分にはあっていないようです。

ということで、今日は7:00に起きました。

さて今日は、部屋を大掃除してから、最近舞い込んできた二つの原稿を喫茶店で書こうかと思っています。

休み方をもう少し豊かにしなければと思いつつ、ついつい仕事をしてしまいます。

これでは退職してから何をしていいのかわからない人間になってしまいそうで……。

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2005年12月28日

しおちゃんマンWorld 05

今日は久しぶりにしおちゃんマンWorldのページを更新しました。

★しおちゃんマンWorld

見ていただけるとわかるように、このページにしおちゃんマンのストーリーが、その誕生秘話からキャラクターまですべて整理されています。

その年のクラスの子どもたちが、しおちゃんマンストーリーに登場するキャラクターをたくさん描いてくれて、それを私がパソコンで描き直してホームページに掲載してきました。

今回は、新しいキャラクターをいくつか更新しました。

アンパンマンのキャラクター数に追いつけ、追い越せを目標にしています。

ただ、アンパンマンのキャラクターは、なんと食べ物の数だけあるとか。

いったいいくつあるんだろう??

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2005年12月27日

空港警備隊のボランティア

しおちゃんマンの友人で、空港警備隊の隊長をつとめている警察官がいます。

昨日の地方紙で(千葉日報)で、その隊の隊員が子どもを守るボランティア活動をしていることが報じられました。…というよりも、その友人から「読め」と言われたので、めったに地方紙は読まないのですが、読んでみました。

小学生が被害に遭う凶悪事件や不審者による声かけ事件などが多発、子どもたちの安全確保を求める声が急速に高まる中、成田市の一部の小学校では、休みの空港警備隊隊員が児童と一緒に下校するなどし保護者や学校に感謝された。

市民を守るのが仕事なのに、どうしてこれがボランティアになるのかと聞いてみたら、どうやら休みの隊員が活動しているということで納得。

児童数七十一人の遠山小学校(成田市小菅)。教職員数が十五人と少なく学区も広い。全児童を送るには限界があり、老人クラブや地域住民の協力を得ようとしていた。そんな折、成田警察署を通じて同機動隊の申し入れが届いた。

なるほど。成田の学校は学区が広いんですね。それにしても、お願いされたのではなく、機動隊の方から申し入れたことにびっくりしてしまいました。

12月に4回、一回あたり約30人の隊員が、三つの小学校の下校時に子どもたちと一緒に下校したそうです。

その学校の校長が、「安全な下校のため、何か手伝いたいとする、有難い声が上がってきた。感動している」と感謝の気持ちをこめて語っていました。

また、小学生と会話しながら歩く警察官の姿は、実効性とともに保護者や地域住民に心理的効果も及ぼしているということでした。

同機動隊の鈴木文男副隊長は「一緒に歩くことで、保護者が心配する気持ちを隊員も理解したと思う。今回の活動は警察官としての職務に役立つだろう」と評価、「本来の空港警備の情勢次第だが、来年一月も可能であれば実施を検討したい」と話した。

隊員自身が、保護者や住民の気持ちが理解できたというのがいいことですね。ボランティアというのは、活動する側こそが学べるといった一つの例だと思いました。

地域住民と学校が一体となって、こうして取り組んでいるところと、逆に「学校の安全管理はなっていない」と学校批判で終わってしまっている地域とがあるようです。

そして残念ながら後者の地域の方が多いようです。それでは、なんの解決にもならないことに、そろそろ気がついてほしいです。

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2005年12月26日

中学生の学校選択

千葉県の生活指導研究協議会(千生研)の学習会に来ています。

そこで、千葉県各地の公立中学校の学校選択制の状況を聞きました。

選択する主な理由は、部活動と、荒れているかいないか…、だそうです。

学区の中学校に、やってみたい部活動がなかったり、少し遠い中学校にそれがあってしっかりとした指導者がいたりすると、その中学校を選択するようです。そしてこの基準で学区外通学する子が多いそうです。

もう一つは、自分の学区の中学校が「荒れ」ていたりした時に、別の中学を選択するようです。

進学率で…、つまりいい高校にどのくらい進学しているか、みたいな基準で選択してくる子はあまりいないということ。

ただ、学校選択制を導入している地域は、学校間格差が広がってますます「荒れて」しまったり、統廃合の問題が出てきたりして、大変になっている地域もあるということでした。

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2005年12月25日

今に年賀状まで…

あきらかに、教師個人の意見表明権が規制される方向に動いています。

学級通信のチェックが厳しくなったという声があります。

保護者会の内容について、こまかく報告しなければならなくなった学校が多いです。また、学校によっては、管理職が保護者会の時にずっと教室で監視するという所もあるようです。

通知票の所見欄のチェックも厳しいです。修正されているうちに自分の文章でなくなってしまったと、カッシー05さんもブログで書いていました。

教師のホームページもチェックされ、規制されるのも時間の問題かもしれません。(しおちゃんマンは絶対にやめませんが)

こうなっていく理由は、表向きは「学校の説明責任」ということになっていますが、実はもっと別なところに理由があるような気がしてなりません。(今はまだその理由については述べません)

今に、教師の年賀状の中身までチェックされる時代がくるような気がしています。

本日、やっと子どもたちへの年賀状を書き終えました。

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2005年12月24日

子どもの生きづらさを共に読みひらくために

全生研の合宿に来ています。

昨晩は、ビジネスホテルで10:30に床に着きました。

久しぶりにゆっくり寝ることができました。

昨日の会議で印象的だったのは、Sさんの発言。

クラスの半分が私立受験をするような小学校の6年生の担任。

そんな子どもたちが、万引きや暴力等々、様々な形で自分を表出してくるといいます。

そんな子どもたちの「生きづらさ」ってなんなんだろう……。

子どもたちの思いを、子どもたちと一緒に読みひらくことの大切さを感じました。

ちなみに私は、自分自身の生きづらさを口にできない教師は、子どもの生きづらさを読み解き、共に読みひらくことはできないのではないかと思っています。

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2005年12月23日

今年もみました「小田和正」

はい、今年も小田和正「クリスマスの約束」をみましたよ。

しおちゃんマンは、若いときからオフコースのファンであることはあちこちで言っていますが、ここ数年の小田さんは、なんか急に元気がなくなっちゃったなあ…、と心配していました。

テレビ番組なんかやっていた時期かなあ。元気がなかったのは。

しかし今年の番組はステージ中心で、久しぶりに感動しました。何よりも小田さんが若かった。走り回ってたし。

今年の番組の中では、「Yes-Yes-Yes」が良かったです。5人の頃の曲って、けっこう好きなんです。

中居君との「夜空のむこう」も、とってもよかったです。小田さんと歌うと、中居君もすごく上手に歌えるみたいです。いや、もともと彼はそんなに下手じゃないんですよね。

現在、夜中の2時。明日は(今日は)、研究会の合宿なのでもう寝ないと……。

オフコースの曲をiPodに入れて、出かけるつもりです。

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忘年会05

昨晩は忘年会でした。

教師は「忘年会」をしていることをあんまりおおやけにしたくないという意識があります。

教師たるもの、お酒を飲んで騒ぐのはつつしむべきであるという雰囲気が社会にあると思い込んでいるわけです。

それで、予約したお店の看板には、学校名を出さずに会社名にしたりしています。さらには校長を社長などと呼び直して会を進めたりしています。

最近では、そんな風潮を逆に笑い飛ばす意味で、あえてわざとらしく隠しているフシもあるのですが、個人的にはそういったわざとらしさにはいまだになじめません。

ということで、ここで「昨日は忘年会でした」などと書くと、「余計なことを書くな」という声があがってきそうですが、教師が忘年会をしても別にかまわないと思うので、堂々と書こうと思います。

さて、忘年会というのはどうやら日本独自の習慣のようです。

その起源については以下の二つがありました。

一つは、鎌倉時代に起源があるという説。「年忘れ」と呼ばれ、連歌の会をやっていたのがいつしか発展し、飲み喰いの会になったという説です。

もうひとつの説は、平安時代に始まったとされるもので、これは年神様を他の神が感謝をする儀式。その儀式の後にみんなでお供え物を食したということです。

今の形になったのは江戸期に入ってからで、庶民が1年のうさをはらす目的で、親しい者同士が酒をくみ交わしたのが忘年会のはじまり。

ほら。忘年会というのは、立派な文化的な歴史があるのですから、教師だろうとなんだろうと、全然恥ずかしいものではないのです。

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2005年12月22日

終業式の日

今日は終業式。

寒い寒い体育館に全校で集まって校長先生や生徒指導主任の話を聞きました。

また、2学期で数々の展覧会やコンクールで表彰を受けた子どもたちに表彰状や賞品が送られました。

次に教室に戻って、「この冬休みに楽しみなこと」というテーマで、子どもたちに一人ひとり話をしてもらいました。

いつ、だれと、どこに、何をしにいくのか、というキーワードを大切に、と指示したのですが、なぜか「誰と」が抜けてしまう子が多かったです。これはなぜでしょうか?

スキーにいく子が多かったです。スキー場は雪が大変そうなので、ぜひ気をつけて行ってきてほしいと思いました。

そして最後に、通知票を一人ひとりに渡しました。

成績を示しながら、一人ひとりがんばったことを具体的に誉めてあげながら渡しました。

全員に渡し終わったら、通知票の見方を教えました。子どもには、教科ごとの細かな観点別の意味がよくわからないからです。

うちのクラスは、2学期は学習面で本当に伸びたんです。ワークテストの成績も(平均点も)、1学期に比べて驚くほど上がっています。(特に国語。算数は1学期からできていました)

漢字の学習をはじめ、作文の訓練、そして話すことにこだわってきたからかもしれません。そして何よりも、子どもたちのがんばりと集中力の成果だと思っています。

冬休みの宿題は、物語の本を一冊以上読むきることにしました。

3学期に、またひとまわり成長した子どもたちの顔を見るのが楽しみです。

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今日が終業式ですが

今日22日がこちらでは終業式です。

ただ、今は夜中なので、しおちゃんマンは、あと一回寝ることになるのですが……。

終業式が終わっても、まだまだ仕事は続きます。

23,24日…全生研(全国生活指導研究協議会)の宿泊合宿
25,26日…千葉県の全生研の勉強会
27日…日番で出勤

ということで、28日から休みになります。民間の方よりも少し早いですね。

年が明けると、6日が始業式。

ただ、次の連休は、北関東地区の全生研の合宿があります。

この冬休みは、知的にたくさん充電するつもりです。

※これらはみんな自主研修です。ということで、もちろん自腹。

来年の抱負につきましては、また新年に書いてみたいと思います。

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本:20世紀少年


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20世紀少年 20
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ずっと気になっていた浦沢直樹氏の漫画「20世紀少年」。

インターネットカフェで読んだり、古本屋で購入したりして、やっと20巻に追いつきました。

それにしても、この話は「すごい」の一言。絶対にハマルと聞いていましたが、やっぱりハマりました。(笑)

スケールの大きさと、複雑でかつ計算しつくされたストーリー。

謎が気になって、その謎のことを忘れたころに、ふとその謎解きが出てくるので、あわてて前の巻を読み直したりしてしまいます。

最新を早く読みたいです。

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2005年12月21日

クリスマス献立05

今日は2学期の給食終了日。

献立表には「クリスマス献立」として書いていなくて、どんな料理が出てくるのか「おたのしみ」ということになっています。

ただ、毎年だいたい同じ献立なので、子どもたちはわかっているようです。

さて下記が本日の「クリスマス献立」。


[パン、牛乳、フライドチキン、ビーフシチュー、コーンとアスパラガスの炒めサラダ、クリスマスケーキ]

ちなみに、下記が去年の献立です。


[パン、牛乳、ビーフシチュー、鶏肉カレー味、ゴボーサラダ、シフォンケーキ]

来年は思い切って、違った感じにしてみたらどうかなあ。

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2005年12月20日

20年後の自分

図工で、20年後の自分の絵を描きました。

今回工夫してみたのは、向かって右上のタイムトンネルから、今の自分がのぞいているところです。

上から、「科学者」「ピアノの先生」「サッカー選手」です。

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保護者による学校評価

保護者のみなさんによる、2学期の学校評価の結果が集計されました。

評価項目は8項目。

それぞれの項目について4段階で評価されています。

保護者のみなさんがアンケートを提出するときは、子どもから担任には直接渡さないで、昇降口にポストを作っておき、子どもたちはそこに用紙を入れるといった念の入れよう。(保護者のみなさんが、担任には直接渡しにくいという声が以前あがったため)

そのアンケートが学年ごとにも集計されるのですが、本校は全学年単学級なので、それがそのまま担任個人の評価に結びついてしまいます。(正確に言うと、担任がそう思いこんでしまいます)

それで、そっとその結果を見てみると、しおちゃんマンの学年は全項目全校平均以上。そして5項目がアップしていていました。

とりあえずよかったよかったとホッとしたのですが、その次にちょっと待てよ……、と思いました。

保護者のみなさんは、学校の教育活動をしょっちゅう見ているわけではありません。子どもを通して感じたことを評価しているわけです。つまりこれはあくまでも、子どもを通して学校を見た時の評価です。

百歩譲ってそういった評価も大切であるとしても、それは単なる一つの評価分野にすぎません。

また、学校に対する意見を書く欄もあるのですが、先日も書いたように、疑問があったらすぐに学校や担任に連絡して、対話によって解決するべきだと思います。

かりに、こういった欄(学校に対する意見を書く欄)が「有り」だとしても、きちんと名前を書いて、責任ある意見を書いてほしいと思うわけです。

そして、評価が数値で出てくるというのはある意味とても危険だと思いました。

しおちゃんマン的には、2学期は体調を崩して休んでしまったり、その他いろいろご心配やらご迷惑をかけてしまったので、けっして満足できる仕事内容ではなかったと本気で思っています。(保護者のみなさん、本当に申し訳ありませんでした。3学期に挽回します)

そういった教師自身の振り返り(自己反省)も、この数字によって吹っ飛んでしまうことがわかりました。

数値による評価は教育の仕事にはなじまないと強く主張しているしおちゃんマンでさえ、あぶなくその数字のマジックに負けてしまうところでした。

数値による評価にこだわらず、もっと自分に厳しくあるべきだし、逆に数値が低くても、けっして落ち込むことはないと、今、強く自分に言い聞かせたところです。

大切なことは、今わたしたちは、どこに顔を向けて仕事をするのかをあらためて問うことだと思っています。

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2005年12月19日

冬休みのしおりの表紙

 

今週の木曜日が終業式です。

今日は、冬休みのしおりを作りました。

表紙は、サンタが大きな袋を持っている絵にしました。

そしてその袋の中に、今年、サンタクロースにお願いしたいプレゼントの絵を自分たちで描きました。

タマゴッチやゲーム、ボール等々、いろいろな絵が描かれていました。

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2005年12月18日

一筆書きを調べる

先週は、腹が立つこと、つらいこと、落ち込むことが続いてしまって、さらに今週もその中のいくつかは引きずりそうだけど、なんとか気分を変えてがんばりたいです。

何よりも、子どもたちが楽しく教室に来てくれているという事実を大切にしたいです。子どもたちの笑顔はけっしてウソはつかないし裏切りませんから。

さて写真は、「一筆書き」について、インターネットを使って子どもたち(3年生)が調べている様子です。

パソコンの操作は、総合的な学習の時間を使って学習します。

インストラクターも2学期には3回来てくれて、その時はワードソフトを使って文章を書く学習をしました。その後、私の指導で、漢字に変換する学習も続けてきました。

そして次の課題は「調べる」ということ。

最近学習したテーマについて子どもたちに調べてみるように指示しました。

○五円玉
○一筆書き
○牛若丸と弁慶(社会科の学習のときに横道にそれてしまって話をしたこと)
その他

ここでは「検索」という機能を使って、知りたいことの情報を引き出すことができる、ということだけわかればいいということにしました。知りえた情報について整理してまとめるところまでは要求しませんでした。これは大人でも難しい……。

子どもたちには上記のテーマの中から自分の好きなテーマを選ぶように指示したのですが、「一筆書き」について調べていた子が多かったです。

私も「一筆書き」について調べてみました。

下記のページが子どもたちにもわかりやすいですよ。

★一筆書きの法則

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2005年12月17日

教師の生きづらさ

最近特に、教師としての「生きづらさ」を感じています。

いつから文科省が「教育内容や方法」まで立ち入ることが認められたのだろうか。学校教育法が文部省(当時)に定めてもいいと認めていたのは「教科に関する事項」だけだったはず。

教育基本法第10条で教育行政が教育内容にまで立ち入ることはきびしく禁止していたのではなかったのか……。

それがいつからか、「教科」と「教育課程」は一緒だ…と、ごまかしながら、教育方法・内容まで踏み込んだ「学習指導要領」なるものを錦の御旗のごとく掲げながら私たちを縛っています。

学習指導要領にどれだけ忠実に仕事をしているのを報告し、それが評価されていく毎日。

自分の意思でやったことについて評価されるのはいいけれど、自分の意思とは違うところでやらなければならなかったことについては評価されたくないのです。ましてそんなことのために時間を使い、自分を見失いたくありません。

だから教師は甘い、民間ではあたりまえのこと、みんなそういったストレスを抱えながら生きているんだ、と言われるかもしれません。

しかし私が教師になったのは、そういったことから一番遠い位置にある職業だと思ったからなのです。つまり、個人としての「夢」や「誇り」が持てる仕事だと思ったからこそ教師になったのです。

そして私が教師になった当時は、まだまだそういった「夢」や「誇り」が持てた時代でした。

それがいつからか、夢も誇りも持てない仕事になってしまいました。

保護者による学校・教師評価についても同様です。

最近全国の学校であたりまえのように進められている「保護者による学校評価制度」ですが、私は教師の仕事は「数値による評価」や「無記名での意見表明」はなじまないとずっと訴えてきました。

足りないことや疑問があったら、その場ですぐに連絡をとりあい、「対話」によって解決していくのが私たちの仕事であり、子どもたちにとっても大切なことなのです。

それを、教師の仕事について定期的に数値で評価し、無記名で学校・教師について意見を述べるといった「保護者による学校評価」からは、相互不信が生まれるだけなのです。

「そんなこと思っていたんだったら、あの時に言ってくれればよかったのに」
と感じている教師が多いのではないでしょうか。

そういった時代だからしかたがない…、と多くの教師はつぶやきながら、いつしか自分の仕事に「夢」や「誇り」が持てなくなってきています。

私たちがそれを取り戻す時代はやってくるのでしょうか。

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仕事は終わっていないけれど…

どうも最近納得がいかいなことが続いているので、学期末の仕事はまだまだ終わっていないのだけれど、友人と飲みに行ってしまった。

三次会まで飲んで、最後は息子が働いている店に。

そこで終電まで飲んでしまって、今日は二日酔い状態。

最近特に、教師としての「生きづらさ」を感じている。

そう感じているのは、おそらく自分だけじゃないと思うけど。

その「生きづらさ」については、別の機会に書いてみたいと思っています。

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2005年12月16日

一筆書きの授業

図形の学習の復習と応用を考えていた時に、ふと、「一筆書き」を思いつきました。結局は、算数の学習と離れて、知的ゲームになってしまいましたが……f(^^;;汗

しかし、一筆書きができる図形とできない図形には、ある決まりがあることはみなさん語存知の通りです。

ただ、小学校3年生にはそこまで考えるのは難しいと思うので、ゲーム的に図形に親しみ、楽しみながら学習すればいいと思いました。

そして、一筆書きができる図形とできない図形があるのはどうしてだろう…と、考え始める子どもが出てきたらうれしいですね。

授業はまず、私から何問か一筆書きのできる図形を黒板に書いて、それを子どもたちがチャレンジします。

次に、子どもたちが一筆書きのできる図形を考えて、友達に解かせていきます。

そして、3人以上がとけない図形ができたら、それを黒板で紹介し、今度は全員でその図形の一筆書きにチャレンジします。

写真は、子どもたちが考えた一筆書きの図形です。

みなさんは、写真の図形を一筆で書けそうですか?

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2005年12月15日

「無理無理無理…」という言い方

「無理~」
「無理無理無理…」
という返事が返ってくることが、子どもたちからも大人たちからも増えたような気がします。

「無理」という単語を連発することで、「嫌だ」「ダメ」以上の、「絶対的拒否」の意思を表現しているようです。つまり、理由はどうあれ、とにかく自分には無理だから…といったニュアンスです。

「自己負担・自己責任」が強いられる社会になってしまいまいした。

その中で、「責任回避」「責任転嫁」が生まれてくるのは当然なのかもしれません。

「無理無理…」というのは、そういった中で広がった言い方なんだ…、と思いました。

学校現場も、「責任が問われない」ために「超多忙化」しています。

そして、その多忙化のために、逆に責任がとれなくなってきています。

この矛盾を、本気で解決していかないと……。

そのキーワードは、「協同・共同」だと考えてはいるのですが……。

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2005年12月14日

復旧しました(^o^)

ご心配をおかけいたしました。ブログが復旧いたしました。

この間、個人宛にメールをいただいたみなさん、本当にありがとうございました。また、こんな時でも臨時のブログに来ていただいたみなさん、本当にうれしかったです。

でも、人気ブログランキングの票は、かなり減っちゃいましたねf(^^;;汗

引き続き、ランキングへの応援の方も、よろしくお願いいたします。

さて、今回のエラーは、管理画面が開けない…、というものでした。「mt.cgi」(管理画面)を開こうとすると、エラーが出てしまうものでした。

そこで、読者の皆さんからメールで教えてもらい、「サーバーの、DB_Fileモジュールが欠損しているのではないか」ということで、さっそくサーバー管理者にメールしたところ、まさにその通りで、すぐに対処してくれました。

インターネットで検索してみると、このエラーはたくさん起きているようで、「Movable Type 3.2日本語版 Release-2」との相性があるのかもしれません。

いずれにしろ、私自身もいろいろ勉強になりました。

また、いざという時のために、臨時のブログを今後も常備させておこうと思っています。

なお、この間(みなさんが閲覧できなかった時期)、エントリーした記事は以下の通りです。

●10分間の理髪店

●事務室の受付窓

●書初めの練習

よろしかったら、読んでみてください。

今後とも、「ザ・教室 blog」をよろしくお願いいたします。

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書初めの練習

今日の3,4校時は書初めの練習でした。3年生にとっては初めての書初めです。

2学期中に学校で基礎を教わり、冬休みに各自で練習し、3学期の初めに書初め大会があります。

普段の習字の筆とはちがって、ひとまわり大きな筆を使うので、子どもたちは苦労していました。

「習字」は国語の授業として行っていますが、「書初め」は日本の文化に触れるということで、どちらかというと、総合的な学習の部類に入りますね。(もちろんその授業の目標やねらいによって変わりますが、総体としてという意味で)

このことでもわかるように、学習というのは、一つ教科にきちんと分類されるものではないような気がします。

週案(授業報告書と考えてください)で、なんの教科の学習だったのかを記入するときに、私の場合、普段でも悩むことが多いです。

今は、それぞれの授業時数をこまかく報告しなければならないので大変です。

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事務室の受付窓

事務室の受付窓もクリスマス気分。ツリーとサンタの電飾人形が先日から置かれています。

本校は、外来のお客さんの入り口が事務室になっていまして、そこで受付をします。

また、季節ごとにこういった装飾がいつもなされています。

しかし一方で、今はどこの学校でもそうであるように、そこには受付名簿とバッチ・名札が置かれています。昔の学校にはなかったことですね。

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2005年12月13日

10分間の理髪店

最近、10分間でできる理髪店に行っています。値段は1000円。

洗髪や髭剃りもなく、純粋に髪の毛だけを切るので、10分でおわります。

せっかちで、話しかけられるのが嫌いなしおちゃんマンにとっては、願ってもない理髪店です。

で、先日も行ったのですが、いきなり
「すきばさみ、しますか?」
と聞かれて、「すきばさみ」の意味がわからなくて、顔が真っ赤になってしまいました。それで、
「はいっ?」
と、聞こえなかったふりをしたら、
「髪の量を減らしますか?」
と、言い直してくれました。『あっ、この人、すきばさみの意味を知らないんだ』と思われたのではないかと、さらに顔が赤くなってしまいました。(本当に知らなかったのですが)

知らなくて答えられないことや、間違うことって、けっこうキツイ。

子どもたちには「教室はまちがうところだ」などと言っているのですが、けっこうきつい要求をしているのかもしれないと…、ふと思いました。

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2005年12月12日

五円玉作文

作文の題材を考えていた時に、「授業づくりネットワーク」のページで「五円玉」を扱っているのを見つけた。

そのページは、社会科として扱っていたが、これを「見たこと作文」に応用できないかと考えて実践してみた。

「見たこと作文」とは、簡単に言えば「見た通りに書く」こと。

さて、五円玉はあらためて見てみると、不思議なことが多い。

○なぜ穴があいているんだろう。
○なぜ、五円玉だけ漢数字なんだろう。
○稲が描かれているけど、これはどういう意味?
○穴のまわりの、太陽みたいなのはなに?
○下の部分のたくさんの「線」は何を表しているんだろう?
○裏に、双葉があるけど、これはなぜ?

こういったことについて子どもたちが、作文を書くときに、目をつけてくれるといいなと思った。

★子どもたちの作文や、五円玉についての「うんちく」を読みたい方は、[続きを読む]をクリックしてください。

●子どもたちの作文

(男の子の五円玉作文)
 五円玉を見て、気がついたことが六つありました。
 一つ目は、五円玉だけ漢数字で「五円」と書いてあることです。
 二つ目は、五円玉の真ん中の穴の外が歯車みたいにデコボコしていることです。
 三つ目は、表側に稲が書かれていることです。
 四つ目は、五円玉の「五円」と書いているとこに、線がはいっていることです。
 五つ目は、うらに、五円玉だけ、双葉が二つ書かれていることです。
 六つ目は、五円玉の表にだけ、絵がかいてあることです。
 ぼくが一番不思議だったのは、「五円」と字が書いてある所の「線」は、いったい何を表しているのかな、と思ったことです。

(女の子)
 五円玉を見て、気がついたことが五つあります。
 一つ目は、五円玉だけ漢数字でした。
 二つ目は、五円玉と書いてあるところに、線が12本くらいありました。
 三つ目は、五円玉のまんなかのあなのまわりに、ギザギザしたのが、16個ありました。
 四つ目は、五円玉の稲が3本ついていて、穂が27個ついていました。
 五つ目は、五円玉のうらに、日本国平成七年と書いてある間に、双葉が二つありました。
 わたしが一番不思議だったのは、表の下に五円と書いてって、そこに線が書いてあることです。それが田んぼかな?ということです。

●五円玉についての「うんちく」

五円玉は、これまでに三種類発行されています。

○穴のない五円玉。
○穴あきで、文字が明朝体で書かれているもの。通称「フデ五」。(昭和24年から昭和33年にかけて発行された。)
○穴あきで、文字がブロック体で書かれているもの。今はほとんどこのタイプ。

表面は稲穂の茎が3本、真中の茎に穂が27粒あります。これで農業を表しています。

真中の孔の周りに歯車模様が16個あります、これで工業を表しています。

下の横線は12本あります、これを川や海、つまり水に見たてて、水産業をしています。

そして裏面の双葉一対は木を育てると言う事で林業を表しています。

当時、こういった産業が発展するようにという願いが、五円玉にこめられたのかもしれませんね。

また、子どもたちも気がついたように、五円玉だけにアラビア数字で書かれていません。他の現行通常貨幣には全て金額のアラビア数字が使われていますが五円玉だけには漢数字しか使われていないのです。

このことの理由はわかりませんが、戦後最初の硬貨だったことと関係あるのかもしれませんね。

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冷たい水で顔を洗うこと

子どものとき、早く両手で顔を洗えるようになりたいと思っていた。両手に器用に水を含み、顔を洗う動作がとても大人びてかっこいいと感じていたからだ。

今の子どもたちは、毎朝きちんと顔を洗ってきているのだろうか。

今は、ほとんどの家でお湯が出るので、寒い冬にはどうしてもお湯を使いがち。中には、あったかいタオルで顔をふいてくるだけの子もいるようだ。

しかし、しおちゃんマン的には、やっぱり冷たい水でビシッと洗ってきてほしいところ。もちろん両手で。

そして体も心もしっかりと目を覚ましてから登校してきてほしいと思っているのです。

最近、朝からのあくびをする子が多いです。先日は、真剣に怒っている(お説教している)時に、あくびをされて、逆にこっちが力がぬけました。

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2005年12月11日

Movable Type 3.2へ

ブログを「Movable Type 3.2日本語版 Release-2」にバージョンアップさせてみました。

最近、トラックバックスパムが続いていたことが、バージョンアップにふみきった理由です。

バージョンアップしたので、ブログメーリングリストで教えてもらったトラックバックスパム対策をしてみました。

このエントリーは、その実験も兼ねています。

うまくいくかな?

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本:「三谷幸喜のありふれた生活」


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三谷幸喜のありふれた生活
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久しぶりに一気に読んでしまった本。しかも、電車の中で笑いをこらえて読んだのは久しぶりです。

この本は、朝日新聞に今でも連載しているエッセイをまとめたものです。確か4巻まで出ているはず。その1巻を読みました。

読みやすいのは、一文が短くてテンポがあること。これはブログを書くのにも参考になりました。

一番笑ったのが、映画のロケで大雪になり、助監督と美術さんがロケを中止にするかどうかで激しく口論している時に、監督の三谷氏は、
「どうしてこんな場違いな帽子(ロシア帽)を被ってきてしまったんだろう」
と、そのことばかり考えていたという話。

このところ、ブログランキングがどんどん落ちています。

上位のブログは、やっぱり読んでいておもしろいからなあ。

おもしろい文章を書く力量がほしい……。

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2005年12月10日

知っている人でも、ついていかない

子どもたちを守るために、全国で様々な取り組みが始まったようです。

子どもたちには、下校時はもちん、できるだけ一人で出歩かないことを話しています。

するとある子が、
「習い事の帰りはどうしても一人になってしまう」
と、心配そうにつぶやきました。

昨日配布した学校からの手紙に、
「知っている人でも、ついていかない」
という記述がありました。

やさしい声をかけてくれる人が信じられなくなった国。

なんともかなしい国になってしまったと感じました。

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2005年12月09日

お別れ会の反省会

英語のM先生とのお別れ会で、3年生はリコーダーで「エーデルワイス」を演奏しました。

会が終わって、教室ですぐに反省会をしました。

子どもたちに感想を聞いてみると、リコーダーが速くなってしまった…等々、技術的なことばかり言うので、そうではないことを話しました。

わずか三日間の練習で、そんなにみんなが上手に演奏できるとは考えていなかったこと。

大切だったことは、この三日間で、教えあったり励ましあったりしたこと。そして各自でできる限りの努力をしたことがずはらしかったということを話しました。

また、指揮をした子が、途中であわなくなってしまって落ち込んでいたので、音楽会でやったラップ「教室はまちがうところだ」の一節をみんなで声に出して思い出し、失敗や間違いをするからこそ、たくさんのことを学べることを話しました。

3学期には「六年生を送る会」で、また発表の機会があることを話すと、落ち込んでいた子も、「送る会」でもぜひ大切な役をやってみたいと元気に言ってくれたのでよかったです。

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英語の先生とのお別れ会

今日で、今まで英語を教えてもらっていた先生が、事情でお別れすることになってしまいました。

そこで、昼休みを使って全校で体育館でお別れ会をすることになりました。単学級の小さい学校なので、こういった取り組みに小回りがきくわけです。

そこで各学年で音楽のプレゼントをすることになり、しおちゃんマンの学年(3年生)は、子どもたちと話し合って、「エーデルワイス」をリコーダーで演奏することになりました。

リコーダーは3年生から学習します。子どもたちにとっては、こういった場でリコーダーを演奏するのは初めてです。

この二日間、得意な子が苦手な子に教えたりして、協力体制がすごくて感心してしまいました。

さてここで、みなさんに問題です。下記の写真は、なんか変なところがあります。それはなんでしょうか。

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2005年12月08日

鉛筆対談05/2学期編

久しぶりに「鉛筆対談」をやりました。

「鉛筆対談」とは、二人組みで一枚の原稿用紙に、文章で「おしゃべり」をすることです。

書くことが楽しくなる(書くことに抵抗がなくなる)ことが目標です。

「鉛筆対談」には、次の六つの約束があります。

1)絶対にしゃべってはいけない。
2)話題をそれない。
3)ふつうに話すように書く。
4)相手の文を読んでから書く。
5)相手の質問にこたえる。
6)正しく、読める字で書く。

今回のテーマは「将来の夢」。15分間で書きました。

二人の男の子の対談を紹介しましょう。思わず笑ってしまいました。

(A君とB君の「鉛筆対談」)

A:しょうらいの夢は?
B:ない……。おまえは?
A:決まってない。おまえ…、なんかあるだろう。
B:ないってば。
A:ないの?じゃあ、対談できないじゃん。ちなみにオレはまだ決まってないけど、芸人かプロゴルファー。おまえもなんか一つ言えよ。たとえば芸人とか。
B:それじゃあ一応、サッカー選手。
A:イメージと全然ちがうな。じゃあ、好きなサッカー選手は?
B:いない。
A:いないんじゃなくて、知らないんじゃないの?
B:ピンポーン。大当たり。
A:やっぱな。
B:おまえも、芸人かプロゴルファーか、どっちか選べよ。
A:じゃあゴルフとる。だって、芸人とったらビンボーになりそうだから。
B:なんでゴルフとるの?
A:ゴルフの大会があって、いっぱい賞金があるから。
B:へぇ~~。
A:へぇ~じゃねえよ。なんか言葉を返せよ。対談が続かないだろ。
B:だったら、ふ~ん。

(おしまい)

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2005年12月07日

アイデアロボット05

図工で「アイデアロボットコンクール」をしました。教科の評価はデザインとアイデアです。

まあ、図工の評価は別として、子どもたちのアイデアに楽しませてもらいました。

写真は「みんなで選んだデザイン賞3点」です。

ロボットの機能的には、家での仕事(掃除や選択、食事など)をしてくれるものが多かったです。また、今年のロボットの特徴は、ほとんどの作品に電話がついていたことです。

考えてみると、本物のロボットを作っていくのはこの子たちの世代なんですよね。

この子たちが大人になる頃には、今では考えつかないような機能をもったロボットが、家庭に普通に存在する時代になるのでしょうね。

そんな時代を、しおちゃんマンもぜひ見てみたいと思っています。

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2005年12月06日

師走

教師はいよいよ12月の学期末モードに突入しています。

昨日は、各種会計報告を作りました。今週保護者による監査もあるので、まずこの仕事をしなければなりません。

学級費、各種教材費、校外学習等々、それぞれについての書類は数年前に比べて数倍増えています。

さて、そんな「師走」ですが、この「師走」の意味は諸説あるようです。

しかしどこを調べても最初に出てくるのが、昔は家々で僧を迎えてお経を上げてもらう習慣があり、そのため、(僧)師が走るという意味から来たという説。これはもうみなさんご存知ですね。

「学校の先生も忙しい時期」というのは、最近になって誰かが言い出したことのようです。

しかし実は、教師の忙しさは3月の方が大変なのです。

いや…、人によって感じ方が違うのかな?

しおちゃんマンはやっぱり3月の方が大変だと感じてしまいます。

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2005年12月05日

メーリングリストの新しい道

一時期ブームになったメーリングリスト(以下、ML)が、最近はどのMLもメール数が極端に減って、閉鎖するところが増えてきています。MLを対象にしたポータルサイトも閉鎖したところが多いです。

原因は、ブログやmixi(ミクシィ)のようなソーシャル・ネットワーキングサイトの台頭があるようです。

上記に比べて、メーリングリストは敷居が高く感じたり、セキュリティーに対する不安が大きいのかもしれません。

さて私も、教育関係者を対象にしたMLを主催しています。

■教師フォーラムメーリングリスト

200名近い登録者がいたのですが、やはりこのところずっとメールが流れなくて閉鎖も考えました。

しかしここで発想を変えてみました。

まず、本名による参加を義務付けて、安心感のある場にしてみました。

さらには、登録する時の敷居をあえて高くして、責任ある参加のスタンスをとってもらうことにしました。

そして旧登録者をすべてリセットし、あらためて参加を募集してみました。

すると参加者は十分の一になってしまったのですが、メール数が若干増えました。

教師の声が規制されることが予想されます。そんな見通しの中、メーリングリストの役割があらためて問われているような気がしています。

よろしかったらご参加ください。

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2005年12月04日

喫茶店で仕事

初めて「WX310K」(WILLCOMのPHS)のカメラで撮った写真を使用します。

現在、喫茶店で仕事をしていますが、その机の上の様子です。

写りは悪くないですね。(^^)

ただ、本当は「WX310K」から直接更新したいところなのですが、まだその方法(写真を添付して更新する方法)が、よくわかりません。

ということで、一度PCに送信して、PCから更新しました。

家に帰ってから、携帯から写真つきで更新する方法を調べなければ……。

おっと、こんなことばかりしているから、仕事が進まない。仕事を続けます。f(^^;;汗

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学期末モードに

そろそろ学期末モードに頭を切り替えなければならない時期なのですが、なかなかテンションがあがりません。

数年前までは、学期末は短縮授業になったりして、けっこう環境的にも「学期末」という感じになりました。

ところが最近は、授業時数の確保が大切だということで、「短縮5校時」とか言って、おもわず「それは短縮じゃないだろ」と、つっこみを入れたくなる状況になってしまったので、なかなか学期末という感じになりません。

授業の方は、ほぼ進度は確保できているので(小3)、今週から指導が甘かったりしていた部分…、特に2学期は私自身が体調を崩して迷惑をかけてしまった時期があったので、その部分を取り返したいと考えています。

算数では、三桁以上×一桁の計算を復習していますが、ほぼみんな素早く正確にできるようになりました。今週は、距離の計算の学習をさらに定着させていきたいと考えています。

国語では、音読みと訓読みの指導が甘かったことがワークテストの結果からわかったので、もう一度しっかりと定着させたいと思っています。

他にもこの時期、やりたい授業や、もう一度やる必要のある授業があり、その方に集中したいところですが、学級担任というのはそればかりが仕事ではないので…、いや、それ以外の仕事の方が多いので、この時期は特に頭が痛いところです。

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2005年12月03日

また、一年生の女の子が

広島の事件からわずか十日、栃木県で下校時に一年生の女の子が殺されてしまうといった事件が起きてしまいました。悲しみと怒りでいっぱいです。

学校の不審者侵入について話題になっていた2年前、しおちゃんマンは以下のように書きました。

▼続・安全な学校に(2003.12.30)

 こう考えてみると、学校だけでなくて、地域でも危ない。公園で遊んでいる子どもがおそわれることも大いにあるわけですね。
 このように考えていくと、学校の危機管理だけの問題ではないのかもしれません。つまり「地域の中に学校がある」と考えてみると、学校だけの問題ではないわけです。
 学校の安全対策は、地域の安全対策でもあるわけで、学校と地域が子どもたちの安全のために具体的に何ができるのかを真剣に考えなければならない時代になったような気がしました。

残念ながら、しおちゃんマンの予想が当たってしまいました。この間、目に見える具体的な対策が進まなかったことについて、残念でなりません。

広島と栃木の事件の共通点をテレビで整理されていました。

○一人で下校。
○通学路が遠い。
○不審者情報が多発していた。

「一人で下校」ということについては、本校でも下校時に低学年は途中まで担任が引率する取り組みをしています。しかし、必ず一人になる瞬間はあるわけで、さらに地域との連携が求められています。

「通学路が遠い」という問題に関しては、遠い学校はスクールバス等の取り組みが必要かもしれません。また、最近進められている学校の統廃合の問題をあらためて考え直さなければならないのではないでしょうか。

「不審者情報」については、もっと地域・住民に確実に届く方法を考えなければなりません。また、仕事をしている保護者のみなさんのためにも、近所での「つながり」の大切さを呼びかけるとともに、携帯メールなどで、情報を確実に届ける方法も考えたほうがいいと思っています。

いずれにしても、私たち大人が本気で立ち上がって手を結び、こういったことにこそお金をかける決断をしなければ、悲しい事件はなくならないような気がします。

学校の責任、親の責任、地域の責任、警察の責任…等々、もう責任の押し付け合いはやめようではありませんか。

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2005年12月02日

天下ボール

最近、休み時間ごとに、子どもたちと「天下ボール」をやっています。

その時代や地域によって、この遊びのルールや名称は違うようです。最近やっている「天下ボール」は次のようなものです。

1)ドッジボールのボールを使う。
2)一対一でプレーする。片方が「天下」。片方がその天下をねらう者として、順番に並んでいる。
3)足は、片足のみ動いてよい。つまり軸足は動かしてはダメ。
3)ボールは、両手で下から投げるのが基本。
4)相手にぶつけたら(相手がとれなかったら)勝ち。
5)届かなかったり、相手が手を伸ばしても取れない場所に投げたら、投げた方の負け。
6)手をクロスさせて取ったら、三歩進める。

7)手の平だけで、片手で取ったら上から投げられる。

みなさんの時代や地域ではどうでしょうか。

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個人情報の保護

昨日の研修の中で、個人情報の保護に関連して、成績処理データをどうするのかという話になりました。

まず、自分のノートパソコン(持ち帰るという意味での)のハードに入れておくなどというのはもってのほか。

また、ハードにデータを残さない場合でも、フロッピーやメモリースティックを家に持ち帰ったりしないこと。

つまり、仕事はすべて学校でやりなさいということらしいです。

さらには、こういった個人情報は将来的には教育委員会のサーバに保存して一括管理するシステムを準備中ということです。

確かにこういった取り組みは必要だと思いますが、今の教師の仕事内容を考えると、どうしても家に持ち帰らなければ終わりません。土日も家で仕事をするというのが現実なのです。

個人情報の保護という側面を考えると同時に、教師の仕事の内容についてもさらに検討し、改革していかない限り、この問題はずっと引きずるだろうと思いました。

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2005年12月01日

長音の指導(下)

高学年でも間違える「お段」をのばす時の指導です。

「お段」も「え段」同様、基本的には発音と違った「う」をつけます。つまり、

<お段をのばす時は「う」をつける>
こうもり そうしき とうだい のうみそ ほうそう もうふ ようふく ろうか

となります。

ところがこの「お段」は、実は一番やっかいなのです。

もうお気付きの通り、この[お段]には、特例が(発音通り表記するもの)が「氷(こおり)」「十(とお)」「大(おお)きい」「多(おお)い」など、20例にもおよんでいるのです。

そこで、とりあえず覚えてほしい「お段」の特例の言葉を、「大きなうた」(中島幸一作詞・作曲)の替え歌で覚えました。ギター伴奏は、もちろんしおちゃんマン。

♪とおくの(とおくの)
♪おおきな(おおきな)
♪こおりの(こおりの)
♪うえを(うえを)
♪おおくの(おおくの)
♪おおかみ(おおかみ)
♪とおずつ
♪とおった

しかし今回は、これだけでは終わらせませんでした。歌詞の意味のイメージを絵にして描いてみました。

ところが、おおかみを知らない子が多くて、説明するのに苦労してしまいました。(笑)

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