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2005年12月25日

今に年賀状まで…

あきらかに、教師個人の意見表明権が規制される方向に動いています。

学級通信のチェックが厳しくなったという声があります。

保護者会の内容について、こまかく報告しなければならなくなった学校が多いです。また、学校によっては、管理職が保護者会の時にずっと教室で監視するという所もあるようです。

通知票の所見欄のチェックも厳しいです。修正されているうちに自分の文章でなくなってしまったと、カッシー05さんもブログで書いていました。

教師のホームページもチェックされ、規制されるのも時間の問題かもしれません。(しおちゃんマンは絶対にやめませんが)

こうなっていく理由は、表向きは「学校の説明責任」ということになっていますが、実はもっと別なところに理由があるような気がしてなりません。(今はまだその理由については述べません)

今に、教師の年賀状の中身までチェックされる時代がくるような気がしています。

本日、やっと子どもたちへの年賀状を書き終えました。

wrote by しおちゃんマン

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しおちゃんマンの「ザ・教室blog」で、今に子どもに出す年賀状までチェックされる時代がくるということが書いてあった。 これはありえるぞ……。 ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年12月25日 13:46

» もがく from I CAN BE...
しゅうりょう〜! いや、何がって、 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年12月27日 16:04

コメント

クラスの子どもへの年賀状のチェック。大いにありえますね。トラックバックさせていただきました。

投稿者 カッシー05 : 2005年12月25日 13:59

>カッシー05さん
もしかしたら、もうチェックされている学校があるかもしれません。昔は、クラスの子どもに出す年賀状は学校の予算から出していた時代もあったことを先輩教師から聞いたことがあります。もし今そんなところがあったとしたら、ますますチェックされますね。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年12月25日 14:04

通知票の所見。
本校では、若手(新卒3年以内+見てほしい人)は、下書きを見せているそうです。

わたしは、完成後に学年間で点検。
成績の写し間違いや所見欄の誤字脱字チェックをして、管理職へ。

そして管理職が、付箋にチェック項目を書いて、返却される。

確かに、電動砂消しが、欠かせなくなっているわたしですが、大きなチェックは、ないですね。

年賀状は、なぜか、PTAからクラス人数分の年賀状が渡されます。PTA会費から予算化されているので、子どもへは、絶対出します。
が、チェックは、ないです。

管理職によるのではないでしょうか。
管理職が忙しいときは、
「今学期は、スルーらしいわよ。」
と、年配の女の先生が教えてくれます。
いわゆる管理職チェックがないこともありましたよ。

投稿者 せきちゃん : 2005年12月25日 14:40

>せきちゃん
えっ?通知票の補助簿の提出は義務付けられていないのですか?うらやましいです。年賀状がPTAの予算から出ているというのも驚きです。どういった経緯でそうなったのか、いつか機会がありましたら教えてください。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年12月25日 14:48

子どもへの危機管理を、口実に、教師の教育実践の自由を制限してくることは、うなずけます。通信、懇談会資料などは、「事前の許可」は、行われていますが、まだ通知票への記録簿や通知票そのものの「事前検閲」は、ありません。時間の問題だと思いますが。話しは変わりますが、東京の教師の出勤は、1月4日からだそうですね。

投稿者 いもじい : 2005年12月25日 16:01

こんにちは。
東京都は補助簿がないですね。
補助簿があるってことは、結局、二重帳簿になるのでしょうか?
要録などのことも考えると、無駄な報告が多いように思います。
(ま、通信簿はそういったものと内容を異にするということはわかりますが、結局は裏にもっているわけですし。)
リードするのは勝手ですが、ちゃんとマネージメントを考えてくれないと、結局は非効率になり、(本来は)管理職の首を廻らなくするものなのですけれどね・・・。

あ、へんなところに反応しますが、東京は1月4日からです。(なにか?)

投稿者 yo : 2005年12月26日 02:41

はじめまして。新潟の小学校教員です。
いろいろと管理職の方々のチェックがあるみたいですが、うちは新卒6年目までは管理職に下書きをチェック、それ以外の方は学年内で見合うぐらいです。私は今年は全く直していません。
でもこのブログに訪問される先生方の意見を聞くとうちの学校ってあまいんだなあと思います。
教師の個性と言うものがなくなるような時代が来るかもしれませんね。

投稿者 ひらりん : 2005年12月26日 05:33

>yoさん
補助簿は、通知票をそのままコピーしたものだと考えてください。つまり、完全に同じ内容が書かれています。要録もその補助簿が元になっていますから、本来の意味の記録からだんだん遠くなってきています。教育・指導記録が空洞化してしまっているような気がしてなりません。

ちなみにうちの学校の3学期始業式は、6日です。(^^)

>ひらりんさん
いずれこういった厳しさは、全国に広がっていくでしょうね。本当に子どものための厳しさだったらいいのですが、子どもとは無関係…、いや、むしろ教師を多忙化させ、子どもに目がいかくなるという意味で、結局は子どもたちが苦しむことになるのだと思います。残念です。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年12月26日 15:18

「なるほど!ありえる!」と手のひらとパチンと叩くくらいに思えたので、トラックバックさせてもらいました。

ちなみにボクの地域では、通知票と別に補助簿は提出です。中身も、通知票につけた評定の説明ができるための、評価基準とそれにともなった各種テストやプリント・ノートの点数をつけた表が必須です。もちろん全児童全教科になります。それらは、終業式の1週間前には提出日ですから、はっきり言ってムチャクチャです。こんな疲労感の中でつけた通知表に愛着は持ちにくいですし、学期末の一連の作業は、苦痛としかいいようのない事務処理です。子ども達を思ってつける評価ではなくなってきています。

投稿者 Be honest : 2005年12月27日 16:12

>Be honestさん
トラックバックありがとうご゛いました。
こちらでも、成績の元になった資料を提出するように指示がありました。ただ、補助簿を見て、管理職の方が疑問に思った部分だけ、呼ばれて資料を提出するといった感じです。通知票意外に補助簿があるだけでも大変なのに、その上さらにその元になる資料も提出しなければならないということになると、もう大変なことになってしまいますね。きりがないです。どうにかしたいですね。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年12月28日 09:54

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