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子どもとの呼吸・目線
月刊「生活指導」誌の原稿の中で、以下のような、ちょっと今まで気がつかなかったことについて触れてみました。それは、子どもとの「呼吸」の問題です。
私は個人的にこれを『目線の先取り』とも言っています。実は、誰にも言ってはいないのです。どっかの講座に呼ばれた時にちょっと口走ったかもしれません。
たとえば、子どもたちが指示をしてほしい時、または評価してほしい時に、スッと、一瞬ではあるがこちらに目線をおくる瞬間があるのです。その目線を感じたとき、私は「子どもたちと呼吸が合った」という表現をします。教師はその「呼吸」を見逃してはいけないのではないかと思うわけです。
やがて、その目線が送られてくるより一瞬早く指示と評価がおくれるようになります。つまり「目線の先取り」です。そうなった時に指示と評価が子どもたちに、リズム良く、そしてスッキリと伝わっていくのです。
実は、自分では気がついていないだけで、多くの教師はこれができるのです。そして失礼なのですが、社会人講師(外部から専門的な知識を持っているという理由で学校に教えにきてくれる人)の方たちは、これができない人が多いのです。
ただ、最近の若い人たちにはこれができない人が多くなってきました。自分の呼吸で、しかも上からの呼吸・目線で子どもたちに接している人が多いことが気になっています。
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【DVD】かもめ食堂
前から気になっていた映画「かもめ食堂」のDVDをレンタルしてきて観てみました。
フィンランドの教育も見直されているそうで、この映画の舞台もフィンランドなのでちょっと観てみようかなと。もっとも、教育とは直接関係のない作品でしたが…。
内容は、生い立ちも性格も年齢も違う3人の女性が、奇妙な巡り合わせでかもめ食堂に集まり、ゆっくりとすぎる時間の中で、お互いに距離感をおきながら、生活していく風景が描かれているもの。
そうなんです。風景なのです。特別大きな事件も起きるわけでもなく、食堂を営む日常が描かれているのです。
気になるせりふは、いくつかありました。
「好きなことをしているわけではありません。嫌いなことをしないだけ」
「食事は作ってもらった方がおいしく食べられる」
おそらくこの作品のキーワードになっているのでしょうが、特にメッセージとして伝わってくるものではありませんでした。
最後まで観ると、やさしい気持ちになれる、そんな不思議な作品でした。
やさしさには、ゆっくりとした時間の流れと、人との関係には適当な距離感が必要なのかもしれません。
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連休が始まりました
ゴールデンウィークが始まりました。本校は、先週の土曜日の授業参観の振替休日で本日もお休みです。
しおちゃんマンは、来週の日曜日にハーフマラソンのレースに出るので、昨日・今日はジムで走り込んでおこうと思っています。
※あと……、雑誌の原稿が一本残っていたから、それを終わらせておかなければ……。
さてさて、5月4日は21キロも走れるのでしょうか?ハーフを走るのは、10年ぶりくらい。
このドキドキ感を楽しんでいます。
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授業参観「6年の社会科」
昨日の授業参観は、古墳と埴輪の授業。
まず、大山古墳の写真を見せて、「これはなんでしょう?」。
グーグルアースで大山古墳を見せながら、この大きさを予想する。さらには、こんなに大きな古墳に何人の人が埋葬されているのかを考える。そして、工事には何人の人が動員され、どのくらいの月日をかけて作られたのかの予想も。予想した後は、資料で確認。
次に、工事をしている絵を見て、円筒埴輪に注目。
そして、他の形象埴輪の模型を子どもたちに見せながら、どうしてこういった埴輪が利用されたのかを話し合う。
「火の鳥」の漫画の一場面を紹介しながら、殉死の代わりに埴輪が利用されたという説もあることを紹介。
最後に、どうしてこんなに大きな古墳を作ったのか、自分の考えをノートに書いて授業を終えました。次の時間は、そのことについてみんなで話し合います。
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腰が痛い
ここ数日、ランニングが調子良くて、ついついスピードをあげて走っていたら、案の定、腰を痛めたみたいです。
今の体重を支えるのに、足と腰に相当の負荷がかかっているはずであることを忘れていました。
ということで、ここ二、三日走っていません。4日のハーフマラソンがせまっているので頭を抱えています。
そんな中、今日は授業参観。社会科の古墳と埴輪についての学習をする予定。腰をさすりながらの授業になりそうです。
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明日はPTA総会
明日の土曜日は、授業参観とPTA総会です。昨年度のPTA総会では勇気を出して発言しました
さて明日も、どうしても発言しなければならない問題が二つあるのですが、発言しようか、どうしようかと、悩んでいます。
言っておかなければ(確認しておかなければ)、今後、保護者のみなさんと私たちは、決定的なすれちがいを起こしてしまうことが予想される問題です。いや、もしかしたらすでにすれ違いを起こしているのかもしれません。
しかし、わざわざつらい思いをして、あんな場で発言する必要はないのではないかという気持ちもあります。浮き上がることは気にしませんが、そのことがお互いに誤解を生み、結果的に子どもたちが損をするようなことにつながることを恐れています。
波風たてずに無難に生きようとすることは好みませんし、波風たてずに無難に生きることなどあり得ないことも知っています。
最終的に、子どもたちにとってどうなのかということで判断したいと思います。でも、私たち職員だけが我慢すればいい問題などあり得ないのです。結局は子どもたちに問題が向いていくのです。
ということで、悩んでいます。その場の雰囲気で決めるのかもしれません。
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【本】のぼうの城
どんなに忙しくても、本を読む時間は確保しておきたいと考えています。
先日読み終わったのが上記の本「のぼうの城」。
石田三成の忍城水攻めを退けた、成田長親。その人間臭い魅力で衆人を惹きつけて止まないリーダーシップが提示されています。
家臣たちの会話のテンポも楽しくて、一気に読み終えたおすすめ本です。
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陸上大会の練習開始
5月31日(土)に、市内陸上大会があります。それに向けて昨日の早朝から練習が始まりました。100メートル走、ハードル、走り幅跳び、走り高跳び、リレー、長距離走と、本格的な競技があり、得点制の学校対抗になっています。
私は、長距離走の指導をしますが、早朝に事務的な仕事をするリズムができている「しおちゃんマン」としては、7:30から陸上部の指導をしなければならないことは正直言って厳しいです。
このままだと放課後遅くまでやらなければなりません。夜は外で会議や研究会があるし、ジムに行って走りたいし……、一日がもう2時間長くあって、年齢があと25歳若かったらなんとかなるのかもしれませんが。
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今日は学力テスト
今日の午前中、学力テストです。日本全国の小学校六年生が一斉に同じ時間に同じ問題を解いているという風景自体に違和感を感じます。
本校の六年生たちは、このテストの結果がどのように扱われるのかとても心配しています。中には、この土日に集まって、勉強会をした子どもたちもいました。それだけ不安なのです。
強い者が強い取り組みを生んで、弱い者は際限なく虐げられていく予感…、子どもたちはそんな予感をこのテストを通して明らかに感じています。
日本の教育現場が変です。自分の意見を言うことを、どこかの国のように自主規制しています。「お上」が決めたことは、絶対であり、現場は何も言えない雰囲気がいつのまにか作られています。
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グーグルアース
社会科の古墳の授業でグーグルアースを利用しようと思いました。そこで自分が、ずっと大きな勘違いをしていたことに気がつきました。
それは、自分はグーグルアースとグーグルマップは同じものだと思っていたことです。
いや、正直言いまして、いまだにその違いがよくわからないのですが、グーグルアースの方はソフトをダウンロードして利用すること。そして画面は、地球の画面からグーッとズームアップしていくものだということがわかりました。
おそらく、他にもいろいろ違いがあって、今後わかってくるのだと思います。
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春日部のハーフマラソンに向けて
ゴールデンウィークの5月4日に埼玉県・春日部まで行ってハーフマラソン(約21km)を走ってくる予定。
ただ、例によって練習不足。特に今月は、トレーニングジムの春期休暇期間があって、なかなか走れませんでした。少なくとも、今月、のべ50kmは走っておきたいところです。
しかし、ここ数日の調子はよいのです。ランニングマシンでの走りですが、スイスイ走れるような感じがします。
自分の場合、あまりストライドを大きくしないで、どちらかというとピッチ走法の方が楽に走れるということがわかってきました。背が大きいので、なんだか損をしているような気もするのですが、体重と足の筋肉のバランスなどを考えるとピッチ走法の方が自分にはあっているのかもしれません。
「練習」というのは、自分を知ることから始まるということを学びました。
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学力テストの廃止を望みます
来週の火曜日、6年生を対象とした一斉学力テストが実施されます。6年生の担任としてまさにその渦中にいます。
昨年度実施してみて、多くの批判…、というよりも、あまりにもおそまつな「結果の考察」に対して、「こんなことに何十億円かける必要があるのか」と、おそらく多くの国民が考えたにもかかわらず、その反省もなく今年度もあたりまえのように実施されることに強く抗議します。
百歩譲って、このテストに意味があったとしましょう。だとしたら、学力向上に苦労している地域に対して、国はどのような支援をしてくれるというのでしょうか?
そんなことは何も考えていないばかりか、逆に、成績が悪い地域・学校にはなんらかのペナルティーを与えられるのではないかと現場は恐れている始末。
やる意味がないばかりか、現場に、混乱と、いらぬ競争意識を与える学力テストは即刻廃止し、その分のお金は、学級定数を引き下げ、教員を増やすために利用してほしいと強く願うものです。
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マインドマップ「ジャガイモ」
理科でジャガイモを育てるのですが、その導入としてジャガイモについてマインドマップを描かせてみました。六年生の女子の作品です。
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意図的に「〜わ、」
「〜は、」の「wa」を、最近の高学年の女の子は意図的に「わ」を使っていることを知りました。ただし、学習のノートではなくて、交換日記などを書く時だけのようです。
ただ、そのことを若い職員に話をしてみると、ずっと前からだそうで、今さら何を言っているのか?みたいな言い方をされてしまいました。(苦笑)
どうしてちなみに、「わ」を使うのかを聞いてみると、「かわいいから」だそうです。
「〜わ、」を使うことが「かわいい」と感じる感覚は、わかりそうでわからないのですが、みなさんはわかりますでしょうか?
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パソコンを変えて
最近やっとMacBookでの仕事に慣れてきました。
現在、ホームページを作るためののソフトを集めたり、実際に作ってみたりしています。あとは、フォトショップのような画像編集ソフトをそろえて、自由に使えるようになればOKです。
しかし、この時期にパソコンを変えてしまったので、あちこちで迷惑をかけています。
「非行」と向き合う親たちの会や全生研のホームページの運営や更新がしばらくできませんでした。そして今もその状態が続いています。もう少しで新しいパソコンを使いこなせるようになりますのでもう少々お待ちください。
メールもメールソフトを「Eudora」から「Mail」に変えました。なんだかメールをしている気分になれなくて、返事が滞っています。
プレゼンテーションソフトは、キーノートを使い慣れてきた自分にとって、パワーポイントはなかなか慣れません。5月に続けて講座を頼まれているので、連休明けまでにはなんとかしたいと思っています。
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つぶやきノート
つぶやきノートという実践を思いついて、今年度の六年生で実践しています。ノートを一冊配ります。そして、何かの出来事があった時に、簡単な感想や意見を書きます。
さて、このノートの特徴は、文章の最後に、川柳や俳句を書いてまとめるというルールがあることです。
本文と、まとめの俳句・川柳をどうリンクさせたり、オチに使ったりするのかがおもしろいところで、指導のしどころです。
高学年でお試しください。
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DVDの傷
DVDをレンタルしてきて、MacBookで見ようとしたのですが、何度差し込んでも吐き出してしまいます。それを何度か繰り返すうちにようやく認識してくれたのですが、しばらくすると「破損部分をスキップしています」の表示。これはどうやらDVDに傷がついているらしいと判断。レンタル屋さんに戻って取り替えてもらうことにしました。
お店に戻って、
「あの…、傷がついているらしくて見られないんですけど…」
とお店の女の子に言ってみると、すごく慌てた調子で、
「えっ?そんなはずはないんですが…」
と言うので、
「いや、途中で止まったりしてしまうので…」
と言ってみました。
別に、すごく見てみたいDVDではなかったので、取り替えてくれればラッキー。取り替えてくれなくても別にいいやっていう感じだったのですが、お店の方は信用問題になるらしく、すごくムキになっていたので温度差を感じました。
すると横にいたベテランの男性店員が、
「お客さんのデッキが古い時には、たまにそういったことが起こります」
などと言い出しました。
いや、別に文句を言いにきたわけじゃないのに、やけにムキになっていて、最後は私の責任のように言い出したことに腹が立ってきました。おまけにデッキが古いなどと、おそらく何の根拠もないことを言い出したことにあきれました。なにしろこっちは、最新のMac機なのですから。
結局は取り替えてくれたのですが、帰り道でやけに腹がたってきました、どっちが悪いだとか、どっちの責任だとかの話は教育の世界でもよく語られるのですが、そういった問題ではないことの方が実は多いのです。
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このストレスをどうするか
教育は、子どもたちとの関係、同僚との関係、保護者との関係の三つが上手にリンクされていなければ成立しないということがあります。
さらには、それぞれ同士の関係…、つまり、子ども同士、職員同士、保護者同士の関係ができていなければ教育力が発揮されないということもあります。
教育の仕事が、このように関係性に着目しなければ成立しないということは、個人的にはとてもストレスを感じることなのです。人づきあいが苦手な私の場合、おそらく他の人よりもストレスをためこむタイプだと思います。教師がそんなことでどうするのかと叱られそうですが、こればかりはしかたがありません。
したがって、一週間でたまりにたまるストレスを…、おそらく他の人よりもためこんでいるであろうこのストレスを、私の場合どこかで意図的に発散させる必要があるのだと思っています。そうでなければ私の場合、キレてしまうのです。
特に年度当初のこの時期は、すべての面で一から作り直していく時期ですから、なおさらストレスがたまっています。さて、このストレスをどうしたものかと、考え込んで、さらにストレスをためています。
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のびのびキリン
本校で、毎年6年生が1年生にプレゼントする「のびのびキリン」です。
ご覧のように、身長が測れるようになっています。
以下、子どもの作文。
今日、2,3時間目に、1年生に渡す「のびのびキリン」を作りました。私が1年生のときにもらった「のびのびキリン」はその時の6年生が作ってくれていたんだなぁ…、と思いました。そうやって、私が1年生だった時のことを思い出しながら「のびのびキリン」を作りました。でも、せっかくあげるんだから、しかも一回しか作れないんだから、何か工夫しようと思いました。でも、思いついたのは、リボンのまわりを濃い色でなぞり、中をうすい色でぬることだけでした。…これって、工夫っていうのかな…?と思いました。でも、出来上がってみるとけっこういいかも!と思いました。早く1年生に渡したくなってきました。
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憂鬱な学級PTA役員決め
来週の月曜日は今年度最初の保護者会です。そこで、学級PTA役員5名を決めなければなりません。昨年度の5年生の時には、あと一人が決まらずに苦労しました。
PTAの総会では、高学年のクラスではほとんどの人が役員を経験してしまっているので、新たに5名を話し合いで決めるのは難しいことを発言してみました。
ゆえに、保護者会で決まらなかった時のルールを決めてほしいとお願いしたのですが、残念ながらこの発言は受け入れてもらえませんでした。
理由は、PTAの「T」は教師の「T」なのだから、役員決定においてこそ、教師の力を貸してほしいとのこと。つまり、役員決定は教師の力量で進めてほしいということらしいです。
力は多いに発揮したいのですが、あまりにも手詰まり。事前に集めたPTA協力カードに、役員を引き受けてくれる人がゼロという中での保護者会はやっぱりきついです。
とりあえず、昨年度の役員さんに、今年度やっていただけそうな方に声をかけてみてくれることをお願いしておきました。
また、学校全体として、この件がやっととりあげられて、もし保護者会の時に決まらなかったら、未経験者の中からくじ引きで決める、その「くじ」は、旧役員がひく、という基本路線を決めました。
個人的には、くじ引きで決めることは本意ではありません。しかしながら、こういった現実の中ではしかたがないのかもしれません。
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最初の班づくり
昨日は、今年度のクラスで最初の班をつくりました。しおちゃんマンクラスは、だいたい一ヶ月ごとに班替えがあります。
今のクラスは、34名です。ということで、6〜7名の班を5つ作りました。
さて、7人の班の机の並べ方ですが、3人ずつむき合って6人、残りの一人はいわゆる「お誕生日席」にするように指示したのですが、子どもたちによると、それでは一人だけ前を向いているのがかわいそうだというので、好きにしていいと言ったら、3人が前向き、4人が向き合いで、7人がTの字のグループにしていました。
グループになっていればいいので、まあいいかっていう感じです。
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学年・学級のテーマ
[学年目標・テーマ]
Tomoに学び、Tomoに生きる
「Tomo」のところに、どんな漢字をあてればよいでしょうか。
二つの意味を持たせました。
一つは、「共」。
もう一つは「友」です。
「一緒に」という意味と、「友達と」という意味です。
[学級目標・テーマ]
Atuku学び、Atuku生きる
「Atuku」のところに、どんな漢字をあてればよいでしょうか。
二つの意味を持たせました。
一つは、「熱く」。何事にも目の色をかえて、一生懸命に取り組むこと。ちょっと一歩引いたり、冷めた目で見ていたりしないこと。「熱い」スタンスこそが、自分を伸ばしていくことにつながること。
二つ目は、「厚く」。「厚い」の意味は、『心がこもっていること』と『厚みのある』という意味。何事にも心をこめて取り組むこと。厚みのある学びを進めていくこと。
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6年生の担任に
6年生の担任になりました。いわゆる、5年生の時からの「持ち上がり」です。希望していたので、希望がかなってよかったです。また、始業式の担任発表では、子どもたちも喜んでくれてよかったです。
ただ、5クラス中、3クラスの担任が変わりました。異動があったり、他の学年をやらなくてはならなかったりで、こういう結果になりました。
実は、5,6年生の「持ち上がり」というのはとても難しいのです。一つは、なれあいになって、子どもたちに対しての要求が甘くなってしまうこと。二つ目が、急に大人びる子どもたちの成長にとまどってしまうこと。
しかし、うまくいくと、忘れられないクラスになることもあります。
さあ、どんな1年間になるか、楽しみでもあり、不安でもあります。
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今年度は熱く!
さあ、いよいよ今日から2008年度がスタートしました。何年生の担任になったのかは明日のblogで報告します。
年々難しくなる、子どもの指導。ゆえに柔軟性のある指導が求められているにもかかわらず、私たちの「働き方」に対する規制や管理は年々厳しくなる一方です。
あれはやっちゃダメ。
これこれの報告をしなさい。
そんなことばかりです。
一方で、「こんなことして、本当に子どものためになるの?」と首を傾げざるを得ない指導内容や方法の押しつけ。
そんな中で、子どもとしっかりと向き合うことができるのは、ほとんど奇蹟に近いといっても過言ではないほど現場の状況は追い込まれています。
そして気になることは、ここまで追い込まれているにもかかわらず、中にいる職員は自分たちの「追い込まれ」に気がついていないこと。子どもとのすれ違いにも「こんなものなんだ」と思い込んでいること。それを指摘すると、KYだとか、そんなにムキにならなくても…、だとか言って、引いていくこと。
この一年間、今まで以上にいろいろな壁にぶつかるような気がします。そこで今年度は、久しぶりに熱くなってみようかと思っています。
50歳にもなって、熱い気持ちになるのもどうかと思いますが……。本当は落ち着いて、子どもたちを包み込むような暖かさをもっていきたいのですが、あえて「熱く」生きてみたいです。若い頃を思い出して。
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メモ回しの禁止をめぐって
昨日土曜日は、千葉の地元で学習会。好きで学んでいるとは言え、さすがに疲れが体に残っています。今日、ようやく休みになったという感じ。ジムで走って、サウナに入って、夕方まで昼寝…、といった、しおちゃんマンにとっては贅沢な一日をすごすつもりです。
さて、昨日の研究会で、高学年の女子のメモ回し・交換日記をどう考えるかというテーマで活発な討論が行われました。
いじめの温床になるので禁止するべきだとする意見(実践報告ではメモ回しが原因で仲間はずしが行われ、はずされた子は不登校になっています)、メモを回すことでコミュニケーションをとろうとする子どもたちの気持ちにまず共感して話し合うべきだという意見、ルールを決めればいいのではないかという意見、子どもと話し合う内容ではないという意見…、若い人たちも活発に討論に参加していました。
こういったことをとりあげて真剣に話し合うことは、教師ではない方たちにはなかなか理解できないのではないかと思っています。
「そんなことは教師の一声で禁止すればいい」
「そんなことを考えている時間があったら、勉強をしっかり教えてほしい」
といった声も聞こえてきそうです。
しかし、そうではないところに教育のむずかしさがあるわけです。これは生活指導の問題であると同時に、学習活動・学習生活が成立するということはどういうことなのかといった大きなテーマの問題でもあるからです。
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休日出勤を強いる新採指導員
7日(月)から新年度が始まります。今年度から教師生活がスタートする新採用の教師にとっては不安と期待、夢と希望で満ちあふれていると思います。
さて、新採用の教師には、新採指導員が個別につきます。停年までつとめて退職された方達が指導員として仕事をしているケースが多いです。
ところがこの指導員の中に、土日の休日も出勤することを強いる人がけっこういるようです。たとえば、7日からのスタートに準備が間に合わないという理由で、土曜日に出勤するように指示しているという話をすでに3件聞いています。これは絶対におかしいのではないでしょうか。
限られた時間の中でいかにして仕事を進めていくのかを指導することも指導員の大切な指導項目の一つだと思います。ゆえに、準備が終わらないのは指導員の責任です。いったい何を指導しているのかと言いたいです。教育委員会は、こういった実態について至急調査して、指導する必要があるでしょう。
すると、「休日出勤を強制しているのではない」「私が休日出勤して準備をすると言ったら、自分も出勤すると自主的に言ってきた」などと、子どもの言い訳みたいなことをいう人がいますが、指導員が出勤すると言ったら、自分は休んでいられないと考えるのは当然ではないでしょうか?
仕事の優先順位を決めてどんどん仕事をこなしていくことが大切です。そのことをしっかり教えてあげてほしいと思います。
また、休むことを教えられない人は、仕事に集中することも教えられないのだとも思っています。
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今晩は埼玉で講座
新年度準備のための連日の会議と、新しい人間関係に慣れるのに疲れています。そんな中、今晩は埼玉で講座をやりに行きます。
★☆学級集団づくりを元気にスタートさせよう!」☆★
主催:全生研常任委員会
1.わくわく学級びらき(小学校・篠崎純子、中学校・田所恵美子)
2.1年間を見通した集団づくり(小学校・塩崎義明、中学校・栗城順一)
○日時4月4日(金)18:30~20:30
○会場 浦和コミュニティセンター JR浦和駅東口徒歩1分 浦和パルコ10階
○参加費 500円
○連絡先 石井幸雄(042-977-0483)
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引き継ぎ
昨日の午前中の時間の多くは、引き継ぎの時間にあてられました。
担任が変わる学年・学級は、もちろん子どもたちについての引き継ぎが行われなければなりません。また、校務分掌(学校内の仕事分担みたいなもの)の引き継ぎも行われます。
ただ、今のやり方での引き継ぎでは、私の場合、役に立つのは30パーセントくらいでしょうか。健康面についての留意事項、知っておかなければならない家庭状況等は別として、「こういった子ですよ」といった引き継ぎ内容は、私の場合、軽視はしませんが重視もしません。理由は、子どもは担任との関係において変わることと、子どもというのは成長すれば変わるからです。
ということで、子どもの情報については、事前に得るものよりも、出会ってから三日間で得る情報の方が私にとっては重いのです。
なお、誤解のないように付け加えておきますが、以上のことは、引き継ぎを軽視するものではありません。むしろ、教育は共同的な仕事なので、こういったことは大いにやらなければならないと考えています。ただ、その中身が大切であるということを言いたいわけです。
それでは私が重視する引き継ぎ内容とはどういったことかということですが、今日は疲れたのでくわしくは書きませんが、その子が学級集団においてどのような位置にいるのかということです。そしてそれはなぜなのかということです。それを教えてほしいのですが、それを語れる人は残念ながら少ないです。
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新年度初出勤
4月1日、新年度最初の出勤は、学校着6:40。一番最初に着いてしまいました。いつも私よりも早く出勤していた職員が異動してしまったり、この日は休みだったりしたので、私が校舎のアラームを解除して学校を開けました。今年も早朝出勤が続きそうです。
この日の早朝に私がやったことは、新年度から本校に着任する職員の下駄箱の名札を変えたり、出勤札を作ったりする仕事。50歳のベテランであろうと、学年主任であろうと、こういった仕事を若い人たちと一緒にすることが教師としては当たり前だと考えています。ただ、体がなかなかついていかなくなってきていることは事実。
しばらくして出勤してきた若い人たちと一緒に、ようやく20名近い名札を完成。正式な出勤時間になるまでにグッタリと疲れてしまいました。
そして、昨日も書いたように、新たな人間関係づくりに、そのつもりはなくても無意識にエネルギーを使っているようで、1日の終わりには、かなりの疲れを実感。
あと、教育委員会のサーバ内で仕事をするシステムが午前中にトラブルがあり、使えなくなっていました。市内全体の仕事が滞ったようで、こういったシステムは便利になったようで、実はとても危険なシステムでもあるのです。システムや情報の集中は、その集中している一カ所がトラブルを起こすと、全体の機能がストップしたり、情報が失われたりするからです。
ということで、アナログ的な情報のバックアップは必要だと、個人的には考えています。ということで、実は、私たちの仕事量・仕事時間は二倍になっていることにそろそろ気がついてほしいと思っています。
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別れは次へのスタートライン
昨晩は、転出する21名の職員とのお別れ会でした。
そこでは、21名一人ひとりが挨拶をしてくれたのですが、ベテランの人はもちろん、若い人たちも、とてもスピーチが上手なのでびっくりしてしまいました。
しかし次にわかったことは、スピーチというのは、技術じゃないのではないかということです。本校での、つらかったこと、うれしかったことを振り返って感謝の言葉にかえていくといった誠実な話し方こそ、参加者の心を打つのだということがわかったのです。
そして、昨晩はありませんでしたが、ウケをねらったり、技術主義にはしったスピーチは心に響いてこないのではないでしょうか。
リアルな事実を語ることこそ大切であることは、指導も同じだと思いました。技術主義にはしった授業は結局は子どもたちの心に響かないし、残らないのだと思います。
さて、お別れする人たちのことを考えるととてもつらい気持ちになります。それは、この一年間で積み上げてきた親密な関係性があるからだと思います。
そして今日から感じている「しんどさ」というのは、新たな人間関係を、最初からやりなおさなければならないという「しんどさ」だと思います。
しかし、別れは次へのスタートライン。それがたとえつらい道であっても、常に前を向いて生きていくことが大切なのだと考えています。
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