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2005年07月31日

全生研全国大会【書籍】


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教室はまちがうところだ
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この大会で購入した本、第一号は絵本「教室はまちがうところだ」です。

有名な詩「教室はまちがうところだ」が絵本になっているものですが、どうしてこの絵本を購入したかというと、2学期の音楽会でこの詩をラップにして発表してみようと思っているからです。(まだ決定はしていないのですが……)

どうなるかはわかりませんが、ラップを歌っている子どもたちの生き生きとした表情が浮かんできて、楽しい気持ちになりました。

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全生研全国大会「総会」

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午後はまず「総会」。昨年度の総括と今年度の方針が話し合われました。

同時に、全国の現場の様子が報告され、それぞれ厳しい中、がんばっていることがわかって、元気が出ました。

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全生研全国大会「開会セレモニー」

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開会セレモニーは、子どもたちのかわいい、元気な歌声でスタートしました。

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「草の乱」をテーマにした、朗読劇。

さあ、いよいよ本格的に学習が始まります。

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2005年07月30日

全生研全国大会「自主集会」

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自主集会でしおちゃんマンは、「インターネットと私たちの研究運動」という集会を起ち上げました。

参加者は十数名で少なかったのですが、参加者が自分の実践や研究運動にインターネットをどのように利用しているのかの交流を中心に行いました。

最後には、実際にblogを作ってみる活動もしてみました。

◆書籍紹介◆

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黒板メッセージのススメ
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全生研全国大会「特別講座」

全生研第47回全国大会が始まりました。2日まで、泊り込みで学習します。

1日目の最初は、「特別講座」です。以下の三つの特別講座が開かれました。

【今、教師でありつづけるために】
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今、私たちが遭遇している事態は何か…。それをどう乗り越えていけばいいのでしょうか。

【中学校実践講座】
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中学校実践をめぐる困難さを前提に、どのような考えと手立てで集団づくりを進めるのかを具体的に考えました。

【小学校実践講座】
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子どもたちだけでなく、保護者も含めて「トラブル」が多発するような状況の中で、どのような考え方と手立てで集団づくりを進めるのかを実践的に語り合いました。

◆書籍紹介◆

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気になる子ども気になる保護者 理解と援助のために
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女王の教室「いじめ」

まだ今日の「女王の教室」は見ていません。今日から研究会で宿泊なので、帰ってきてからビデオで見ることになると思います。ということで、ドラマとは直接関係のないところで「いじめ」について考えてみました。

最初に確認しておきますが、私はもちろん、いじめの行為は絶対に許さない立場です。

●「仲間はずし」や「いじめ」でつながる子どもたち

今の子どもたちは、仲間との信頼関係を築くことが苦手です。「自分は、一人ぼっちにされるのではないか」という不安と常にたたかいながら生活しているようにも見えます。

そしてそんな「不安」から逃れるために、ある個人を標的にすることで、他の仲間と「つながろう」とすることがあります。誰かが標的になっている限り自分に「攻撃」がくることはないし、攻撃することで「つながっている」ことの安心感(不安定な安心感)が得られるからです。

そしてそれは、具体的には「仲間はずし」や「いじめ」という形で表れることがあります。また、その「攻撃」の対象が日ごとにくるくる変わることもあります。

しかし最近では、こういった形での「いじめ」は、低学年から中学年にかけてが多いようです。高学年になると、自分を二重三重に「偽装」し、表向きは上手に付き合おうとする子が出てくるからです。さらに言えば、「いじめる行為」そのものをダサイと感じる子が出てくるからです。

しかし高学年でも、信頼関係を結ぶ「力」、共同する「力」が育っていないので、何か大きな力が加わったり(事件や暴力)、何かきっかけがあると、果てしない「いじめ」の世界へ突き進んでいくこともあります。

いずれにしても、子どもたちの中に、信頼をベースにして「つながる」ことの「力」を育てていかない限り、こういった問題を子どもたち自身が乗り越えることはできないのだと考えています。

●「仲良くしなさい」では……

女子の三人グループで、次のような事例がよくあります。

一見、仲良しに見える三人組が、常にそのうちの一人を「仲間はずれ」にしたり、「悪口」を言ったりするケースです。つまり、そういったことで残りの二人が、より親密になろうとするのです。このケースは「いじめ」の対象が日によって変わり、常に誰か一人が元気がないという状態が続きます。

さて、こういったことが起こると、担任や親は、得てして「三人で仲良くするように」と指導してしまいます。しかしこれは子どもたちにとっては無理な話なのです。

なぜなら、信頼関係がないところでの「仲良し関係」では、常に「一人ぼっちにされるのではないか」という不安がつきまとっており、そしてその「不安」から逃れるために、一人を標的にしているわけですから、「三人で仲良くする」ということは、その「不安」を増大させるだけで、解消することにはならないからです。

それではこういったケースの場合、どんな指導の視点を持てばよいのでしょうか。

一つは、「仲良くすること」を押し付けるのではなく、「仲間はずし」や「いじめ」の行為そのものを具体的に否定することです。

二つ目は、当事者の保護者同士の連絡体制を密にし、保護者同士の中でも、そういった行為について共同して指導できる体制を作ることです。

そして三つ目が、グループを外に向けて開きながら、信頼関係をベースにした新たな関係を作り出す集団づくりを進めることです。

もう少し具体的に考えてみましょう。

●行為そのものを否定すること

「いじめ」を事実としてつかむためには、日常的に子どもたち一人ひとりとパイプを持つことが大切です。ちなみに、そのパイプとは、顔をつき合せて話をするのではないパイプの方が事実をつかみやすい、というのが私の経験です。

なぜなら、教室でのおしゃべりの中では、子どもたちは多くの関係性の中で自分を保とうとしていますから、なかなか本音が出にくいという傾向があるからです。したがって私の場合、そういったパイプは、日記であったり、メールであったりします。

次に、出てきた事実に関しては、必ず複数のパイプでその事実に対して確認をとる必要があります。つまり、本人だけでなく、他者から見た「事実」ともつき合わせながらつかんでいく必要があるということです。

いじめの事実をつかんだら、私の場合は当事者ではない子から話しを聞くことが多いです。そういった立場の子の方が、その事実を客観的に、そして冷静に見ていることが多いからです。

正確に事実をつかんだら、次に個別に指導します。この場合、先に述べたように、「三人で仲良くしなさい」と指導するのではなくて、「いじめ」の行為そのものをまず強く否定します。そして一方で、いじめなくても大丈夫であること、つまりその子の「不安」に共感しつつ、解消していく方向で話をしていきます。

そして場合によっては、全体で話し合うこともあります。「いじめ」の構図は、当事者だけの問題ではなく、教室の全体の問題であることが多いからです。つまり、いじめの行為があるにもかかわらず、それに対して無関心であることを問題にしなければならないからです。

ただし、全体で話し合う場合、当事者達に十分に了解を得ることが大切であることは言うまでもありません。

●保護者同士の連絡体制を確立する

「いじめ」の事実が、いじめられている子の保護者から知らされる場合があります。その時にまず注意しなければならないことは、「いじめている」側に対しての批判に終始してはいけないということです。(いじめの行為はもちろん否定します)

そこではまず、子どもたちの「不安」について共感してもらい、相手の親ともそのことを共有し、連絡体制を整えることを呼びかけることが大切です。

しかし保護者もまた、なかなか他の保護者に信頼関係が持てないでいます。ましてや、自分の子が「いじめ」の対象になっている場合はなおさらです。ゆえに親同士のトラブルになってしまうことが多いのです。

そこで、こういった場合は私が間に入って、いじめた側の保護者に話をします。そしてその時も、その子や保護者を責めるのではなく、いじめの行為は否定しながら、一方で「不安」の中にいる子どものことを共感的に話します。

そして、その行為について家庭でもよく話をしてもらうことを約束してもらい、一方でいじめてしまった子の家庭に連絡をとり、いじめの行為について謝罪しつつ、今後の共同について呼びかけることを話してもらいます。

大切なことは、我々大人が子どもたちの「不安」を解消するために、共同して取り組むことであり、いじめの行為は否定しても、その子を批判することに終始してはいけないということです。

●外に向かってひらくこと

誤解を恐れずに書くと、いじめは「仲良しグループ」であるからこそ起きると考えています。

だとしたら、その「仲良し」の中身にこそ注目しつつ、その質を変えていく必要があります。

一つは、その仲良しグループに依拠しながら、何か共同して行動できるものを提起してみることです。つまり、「不安」の関係から「共同」の関係に、その関係性を転化していくのです。

具体的には、その子たちの共通の話題に注目し、それをサークル化したりするのも一つの実践だと思います。

そしてサークルが出来たら、さらに仲間を増やしていくように呼びかけてみたらどうでしょうか。さらには、そのサークルにクラスとしての役割を与えながら、公的な組織として認めていくといった実践の方向性も考えられます。

具体的なサークル実践については、別な機会で書いてみたいと思います。

さて、いじめの問題は、必ずしもこういった「不安解消型」ばかりではないことはもうおわかりだと思います。

しかし「いじめ」を許さず、それを乗り越えていくのは子ども自身であること…、つまりその「力」を育てることこそ、どのようなケースにおいても大切であり、その力を育てていくのが私たち大人の役割だと考えています。

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2005年07月29日

【書籍】ADHD,LD,高機能自閉症関連書籍

全生研大会で紹介されている書籍を少しずつ紹介していきます。


高機能自閉症の子育てと療育・教育 発達と障害の視点から
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あなた自身のいのちを生きて アスペルガー症候群、高機能自閉症、広汎性発達障害への理解
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AD/HD・LDの発達と保育・教育
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ADHDの子育て・医療・教育 親と医師、教師が語る
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LD・ADHDが輝く授業づくり
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イケイケ、パニッカー 自閉症の子育てマンガ&エッセイ
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Smileつうしん 自閉症の息子二人とともに
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父母と教師が語る自閉性障害児者の発達と教育
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ソーシャル・ストーリー・ブック 書き方と文例
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明日から全生研全国大会

明日30日から2日までの4日間、全国生活指導研究協議会の第47回全国大会に宿泊で参加します。埼玉県の独協大学にて開催され、今年も全国から1000人を超える参加者があると思います。

このblogでも、その大会の様子をリアルタイムでお知らせする予定です。

さて、この大会で全生研の新刊本が発行されます。


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子ども集団づくり入門
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子どもたちの人間関係はかつてないほどバラバラになっています。

この本は、教育実践、とくに生活指導・集団づくりにおいて子どもと教師、子どもと子ども、教師と保護者の〈つながり〉と共同を取り戻し、新たに創り出すことを願って編集・著作された、教師向けの入門的な理論書です。

大会に参加できない教師のみなさん、ぜひこのページからご購入ください。

しおちゃんマンも一部執筆しています。

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2005年07月28日

人間ドック

人間ドックを受けました。教師は法律で毎年健康診断を受けなければならないことになっています。

しおちゃんマンの歳になると、もう体の中身はボロボロでして、毎年いくつかひっかかります。再検査を受けなければならないものもあるのですが、その時間もなく、忙しさを理由にごまかしてしまいます。

今年も新たなやっかいな項目がひっかかりまして、これはごまかしきれないなと……、少し落ち込んでいます。

自分の日常を振り返ってみると、タバコは吸うは、コーヒーはブラックでがぶ飲みするは…、まともに睡眠はとらないし、私の場合土日もいろいろ仕事があるし、さらには食事も偏っているし…、自ら命を縮めているようなものなので、この結果はしかたがないかなと……。

組合の調査によると、教職経験者の平均寿命が短くなっているそうです。日本人の平均寿命は伸びているのに……。

平均寿命が短くなっているのだったら、太く・短く生きたいと思いつつ、なかなかその中身が「太く」ならなくて…、ますます焦ってしまう今日この頃です。

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2005年07月27日

「後始末」を意識的に!

夏休みに「家庭で意図的に取り組んでほしいこと」シリーズです

今の子どもたちは、準備をすることには意欲的ですが「後始末」が苦手です。

これは、家庭では親がやってくれるだろうということが体にしみついてしまっていること…、逆に親からしたら、自分で後始末をしてしまった方が早いのでついつい手を出してしまう……。

一方学校でも、準備とその取り組みの指導は手厚くするのですが、それに比べて「後始末」の指導は二の次になりがちなこと……、があげられると思います。

「後始末ができない」ということを言い換えてみると、

・無責任
・やりたい放題
・後は知らん顔
・言い逃れ、責任転嫁……エトセトラ

ということです。今の子どもたちや若者、いや、日本の社会の問題にまでつながっていることがわかります。つまり「後始末」のしつけや指導は、とても大切なことだということになります。

さて、「後始末」とは何かを考えてみると、次のように考えられると思いました。

[後始末って]

1)実は「後始末」は、「次への準備」なのです。
2)「後始末」は、自分だけでなく他者(みんな)のことを考える「しつけ・指導」です。
3)「後始末」は、仕事の段取り(簡単に素早く、そしてきれいに)を教えることができます。
4)「後始末」は、「準備」よりも簡単です。『準備は10分、後始末に5分』を合言葉にしてみましょう。

※「準備」は、アイデアや工夫、さらには「相談」という要素が入ってくるので時間をかけてもいいのかも。

さて、家庭ではまず何ができるでしょうか。今日はとりあえず三つ、すぐにできそうなことを提起してみますね

一番簡単でわかりやすいのは、「はきもの」の「しつけ」です。日常的に「はきもの」がぬぎっぱなしになっていませんか?

はきものをそろえるというのは、「後始末」の行為であると同時に、出発の準備を整えることでもあります。したがって、出発するときに「そろえておいたから、すぐにはくことができるね」という言い方で教えてあげると、子どもはよくわかると思います。

次に、洗濯物を取り込んで、タンス等にしまうまでの仕事を子どもに教えてみたらどうでしょうか。

これも「次に使うときに、いかに使いやすくしまうか」の指導になります。また、当然自分のものだけでなく、家族みんなのものを片付けるわけですから、家族みんなのことを考えることにもつながります。

最後に、食事の後始末を教えることです。子どもたちに聞いてみると、食事の準備のお手伝いはするけれど、後始末をする子は少ないことがわかりました。

食事の後始末は、簡単に素早く、そしてきれいに片付ける「段取り」を教えることができます。また、残し物があった時など、食べ物の大切さにも気がつくことができます。

どうでしょうか。これくらいならできそうですね。

この夏休みを利用して、ぜひチャレンジしてみてください。

余談になりますが、教室では「後始末」ができないのは男の子に多い、という傾向があります。(あくまでも「傾向」です)

これは上記のような家事労働は女の子には小さいときからやらせるけれど、男の子にはやらせないという傾向が日本にあるからではないでしょうか。

まず大人の価値観を見直すところから、こういったしつけや指導の問題を考えていく必要があるのかもしれません。

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2005年07月26日

台風にそなえて

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今日は、水泳指導のために出勤しましたが、もちろん中止。

台風にそなえて、玄関や昇降口の外に置いてあったプランターを室内に入れる作業をしました。

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【絵本】おすすめ3冊

あめあがりの会の掲示板「Caffe」で話題になっていた絵本のうち、3冊を紹介します。他にもいろいろ紹介されていたのですが、残念ながら、絶版だったり、品切れだったりでした。


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100万回生きたねこ
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おれはねこだぜ
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ライオンと魔女
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2005年07月25日

保護者からの無理難題

私は読んでいなかったのですが、少し前に朝日新聞で「保護者の無理難題」というテーマで記事が書かれ、話題になっているとのこと。さっそく記事の中身を教えてもらいました。

「無理難題」の中身を紹介してみると、

管理職が挙げる「保護者の要求」(小野田正利教授の調査から)
【小学校】
○「私学受験の勉強のため1カ月休ませてほしい」
○学校からの給食費などの徴収金催促に「そんなにお金のことを言うならもう学校に行かせない」。
○校外学習中のすり傷を消毒し、学校に連れ帰ったら「なぜ医者に連れて行かなかったか」と苦情。
【中学校】
○「(任意の)検定試験に合わせ学校行事の日程を変えてほしい」
○教師の罷免要求の署名運動を自分の子どもを使い校内でさせる。
○校内でけがした生徒の通学用タクシー代を請求。
○「家で風呂に入らない。入るよう言ってほしい」
○担任発表後「あの先生は気に入らない。変えてくれ」。
○授業中に読んでいたマンガを取り上げたら、「すぐに返してやれ」と来校。
【高校】
○欠席数が規定を超えているのに、進級・卒業を要求。
○原級留置(留年)に納得せず、議員、教委に言いつける。

他にも、以下のような事例を紹介。

●教諭宅に抗議の電話
 首都圏の私鉄沿線の小学校に勤める女性教諭は夜、自宅の電話が鳴ると布団をかぶる。「あ、また、あの親だ」と思うからだ。
 昼休み、男の子たちのけんかを注意した日。1人の子の母親から激しい口調で電話があった。「なぜ、うちの子だけしかるんですか」。「他の子も指導しましたが……」と伝えると、「平等だったのですか」。以来、毎日のように深夜、電話が鳴る。「宿題が少ない」「通知表のつけ方が変」……。教諭は体調を崩し、病院に通う。「私がまるごと否定されているようで」
 初めて会った父親にいきなり校長室のテーブルにテープレコーダーを置かれたのは、都内の中学校の男性教師だ。授業中の私語の指導をめぐって「異論があります」と切り出された。その親は教師対応のマニュアル本からチェックリストをコピーしてきていた。「教師は悪と決めてかかっていて、やりきれない」
 関西の住宅地の小学校に勤務する教諭は、母親から1枚の紙を示された。見ると「1年1組 ~先生」「2年1組 ~先生」……。全学級の担任配置案だ。母親の子の学級には、力のある教師の名が書いてある。「この通りでお願いします」と親は屈託ない。
 「うちの子を~先生のクラスにと希望されたことはあったが、全担任案とは」と教諭は驚きを隠せない。

最近のこういった「無理難題」に聞こえるものはめずらしいものではなく、私のまわりの事例をあげろと言われれば、この5倍くらいはあげられるわけで、学校によっては「事例集をつくろうか」などと、笑えない冗談が出るほど増えてきています。また、教師個人が、訴えられたときのための損害保険への加入も広がってきています。

ゆえに、この特集が組まれたことに全国のほとんどの教師は「やっと、とりあげてくれたか」と大きな拍手をおくっているわけで……。

でも……、なんか変だなあ……、と、しおちゃんマン的には考えてしまいました。(などと書くと、全国の教師仲間から一斉に批判をあびそうですが…)

この件は、もう少し慎重に考えたほうがいいのではないかと思ったわけです。下手をすると、教師と保護者との関係がますます希薄になってしまうことにつながるのではないかと心配しているのです。

さて、こういった保護者について、朝日新聞は次のように報道しています。

○学校や教師の社会的地位の低下。
○今の保護者の世代は上の世代と比べて、自分の子どものことしか考えない傾向が強い。
○親自身、批判されることに慣れておらず、傷つきやすい。教師から子どものマイナス点を指摘されると、逆ギレしてムキになることもある
(諸富祥彦・明治大文学部助教授:教育臨床学)

○地域で孤立し、悩みを打ち明けられない。子どもとの距離は少子化で短くなり、子どもの問題を我がことと重ねがちだ。
(嶋崎政男・東京都福生市教育委員会指導室長)

さらに現場の声として、

○問題を抱え込んでも解決しないのに、校長の裁量が大きくなり、教師が話し合う時間がなくなった。家庭訪問も消えつつあり、親とのコミュニケーションがとりにくい。
(東京都の中学校教諭)

そして国や教育委員会にとってほしい対応策としてアンケートであがってきた声は(アンケートに答えたのは管理職です)

●保護者の声を受け付け、対応する窓口を
●学校に顧問弁護士を
●保護者対応の研修を

さらに小野田教授は、以下の2点を提案しています。

(1)学校、保護者双方の言い分を聞いて調停する第三者機関の設置
(2)拡大しきった学校の守備範囲の明確化。

そして記事は、以下のように締めくくっています。

◆第三者の知恵借りる態勢を
 「こうしてほしい」と求める親と、「なぜ、そこまで」という教員と。一部とはいえ、そのズレが摩擦になり、過熱して、トラブルとして発火する場合が増えている。
 今の保護者は「先生は敬うべきだ」という上の世代に比べ、学校不信を抱いている人が多い。親同士や地域のつながりが薄く、我が子と向き合い、ストレスをためる。その受け皿の一つが学校になっている。これは教育問題にとどまらない。社会問題である。
 保護者対応を扱った本の多くは、教員が親の気持ちに共感するよう説いている。だが、寄り添うだけでは解きほぐせない事例が増えていることも、また事実だ。そのままにしていては教員も保護者も消耗し、肝心の子どもが置き去りにされる。
 トラブルを受けとめる「保水力」が学校も保護者も弱まりつつあるいま、学校医のように弁護士やソーシャルワーカーらに依頼しておき、ともに考えてもらう。両者の関係は、そうした仕組みづくりが求められる時代に入ってしまっているのかもしれない。

う~ん、さすがに新聞記者さんは文章が上手だなあ…と感心してしまいました。まさにその通りだとは思うのですが、なぜか私にはこの記事に違和感があるのです…。なぜだろう??

その違和感を一生懸命考えてみてやっとわかりました。

記事は、保護者からの声をすべて「無理難題」として一緒にしてしまっているからだと思いました。そして、保護者からの声を第三者機関にゆだねることで、教師と保護者との関係がますます希薄になってしまうのではないかという懸念が私の中にわいてきたのです。

ということで、保護者からの声をすべて「無理難題」として処理するのではなく、一つひとつ吟味していく必要があるのではないかと考えました。

たとえば、

○「私学受験の勉強のため1カ月休ませてほしい」

というのは、本市では毎年たくさんあるわけですが、それは進学塾がそのように指示しているからであって、学校はその声の出どころの進学塾にこそ相談するべきではないでしょうか。

また、

○校外学習中のすり傷を消毒し、学校に連れ帰ったら「なぜ医者に連れて行かなかったか」と苦情。

というのは、本当に「苦情」だったのでしょうか?家に帰ってから医者に連れて行ってみたら、けっこう大変な傷だったのではないでしょうか。だとしたら、学校に文句の一つも言いたくなる気持ちもわからなくはありません。あっ、苦情ですね。(笑)

だとしたらそういった声は、たとえば、養護教諭(保健の先生)の数を増やしてほしいという声にして、教師と一緒になって自治体に要求していくという方向も考えられます。

さらには、

○「家で風呂に入らない。入るよう言ってほしい」

これって、学校に対する無理難題としての要求だったのでしょうか?中学生にもなると親の言うことなどはなかなかきかないわけで、風呂に入れ、という問題だけでなく、この話題をきっかけに、思春期の子どもとどう向き合っていけばいいのか、教師は親と一緒になって頭を抱えて悩めるチャンスだったのではないでしょうか。そしてこういった悩みが多くの保護者にあるとしたら、そういったテーマで保護者会で話題にしてみる方法もあると思います。

きりがないので、事例についてはここらへんにしておきます。大切なことは、これらの声をすべて「無理難題」として片付けるのではなく、よく吟味して、逆に保護者と一緒になってその解決策をさぐっていくことだと思っています。

さて、誤解のないように書いておきますが、教師が人格丸ごと否定され、体調を崩すような、それこそ「無理難題」に対してはそれなりの対策と「仕組みづくり」が必要であることには賛成です。同時に、子育ての悩み(地域のおつきあい含む)相談のような機関があってもいいと思っています。

しかしこの記事によって、保護者の学校や自治体に対する真っ当な要求が無視され、保護者バッシングになっていかないことを願っています。

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2005年07月24日

【書籍】震度0


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久しぶりに「一気に読んでしまった本シリーズ」です。

今回は、横山秀夫氏の新刊「震度0」です。410ぺーじの分厚い本ですが、二日間で一気に読んでしまいました。

横山秀夫氏は私と同じ1957年生まれで同世代。新聞記者を経て、作家の道に入りました。映画化された「半落ち」は有名ですし、テレビの2時間ドラマでも彼の作品がシリーズ化されています。

横山氏の警察小説は、警察内部の人間関係がこまかく描かれていて、思わず引き込まれるのですが、警察官の友人に聞いてみると、あれほど内部事情に詳しい小説が書けるということは、記者時代に警察から信頼されていて、かわいがられていた人ではないかということでした。

さて、「震度0」の中身ですが、キャリア組エリート、準キャリア、叩き上げ組の幹部達が、一つの事件をめぐって情報戦を展開していきます。その結末は、アッと驚くものでした。

それにしても、警察の階級競争というか、出世競争というのは大変だと思いました。ただそれがこの小説のように事件解決を遅らせることにつながってしまうと困るわけですが……。

実は教師の世界も、少しずつ階級的な職種を増やす方向で動いています。

今の管理職は、校長、教頭だけですが、それに準管理職という形を置くことが試行されています。いやすでに東京都の一部ではやられているのではないでしょうか。

組織管理を強化するための取り組みだと思うのですが、ピラミッド型を強化すると、責任の所在(成果の所在も含む)ははっきりするとは思いますが、共同の取り組みが損なわれるというデメリットがあります。子どもたちを教職員集団で育てていく教育活動において、強固なピラミッド型の組織はなじまないのではないかと考えています。

しおちゃんマン的には、定年退職まで教室の教師でいたいと考えているので、どんな組織になっても個人的には関係ないのですが、教育活動がやりにくくなることだけは確かです。

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2005年07月23日

女王の教室のリアリティー

ドラマ「女王の教室」を語るときに、所詮ドラマなんだから楽しんで(いろいろな意味で)観ればよいのではないかという意見があります。同じ文脈の中で、リアリティーに欠ける、現実離れしている、という意見があります。

実は私も今までそのスタンスに立っていたのですが、第4話を観てちょっと見方が変わりました。

ドラマなので、多少デフォルメしているとはいえ今の子どもって…、ああいう感じなんですね。

まず、物事を自分の利益・不利益でみる傾向があります。そして自分が不利益を受けたら(受けそうになったら)、猛烈に反発したり、攻撃的になったりする傾向があるのです。

二つ目に、自己批判性がないということがあります。にもかかわらず、自己肯定観がなくて、自尊感情が弱いのです。この二つは一見矛盾しているように感じますが、今の子どもたちの中ではこの二つは共存しているのです。

第4話を観てストレスがたまったのは、あの教師にではなくて、あの子どもたちに対してだったと気がつきました。

私たちは実際の現場で、こういった子どもたちに「それでいいのか?」と問い返したり、励ましたり、一緒になって頭を抱えて悩んだり、そして時には感情的に叱ってしまって落ち込んだり……、そのような毎日をおくっているわけですね。

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震度5の地震

大きな地震でした。

最初は揺れたのではなくて、地面(床)がガリガリガリっと振動する感じでした。そしてその次に大きな揺れが来ました。私の家(千葉市)は、震度4~5弱だと思うのですが、マンションの12階なので、もっと大きな揺れを感じました。

JR京葉線に乗って出かける予定でしたが、不通になってしまいました。

震源地は千葉県北西部ということです。東京都足立区では震度5強だそうです。

浦安の子どもたちは大丈夫だったかな。震度が大きかったようなので……。

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女王の教室のPowerBook

ドラマ「女王の教室」で阿久津真矢(天海祐希)先生が使っているPowerBookは、しおちゃんマンと同じ機種なのかなあ……。

ちなみにしおちゃんマンのMacは、PowerBookG4 15インチ(1.25GHz・512MB)です。このPowerBookは一世代前の機種になります。確か最新は、15インチの場合、最高1.67GHz駆動のプロセッサだったと思います。
   ↓ ↓ ↓

それとも、教室でプロジェクタを使わずに直接画面を子どもたちに見せていたから、17インチの大画面なのかもしれない。今日、もし出てきたらよく見てみようと思っています。

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松坂投手のサインボール

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クラスの子から、西武の松坂投手のサインボールをもらいました。家族に西武関係者の方がいらっしゃるということで、わざわざ準備してくれました。

子どもの頃は野球が好きでした。父親に何回か後楽園球場へ連れて行ってもらったこともありました。ただ、サインボールとは無縁だったので、初めて手にして感激してしまいました。

今はあまりプロ野球は見ないのですが、千葉ロッテの地元に住んでいるので(千葉市美浜区)、ここ数年ロッテが気になっていました。今年のロッテは強いので、今になってロッテのファンですなどと宣言すると、昔から応援していた人に申し訳ないような気がして、そっと応援しています。

ただ、昨日のオールスターでの松坂投手と清原選手との対決を見たり、こうしてサインボールをもらったりすると、西武も応援してみようかな…などと都合のいいことを思ってしまいます。

観客動員数やテレビ視聴率の低迷、さらにはロンドンオリンピックからはずされるなど、野球にとっては逆風の吹きまくりですが、まだまだ子どもたちは野球をやっている子が多いです。

子どもたちに夢を与えられるスポーツの一つとして、頑張ってほしいと思っています。

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2005年07月22日

キノコッチのキャラ

 毎回出てくる左のキャラクターについて問い合わせメールが何通か来ています。どこから持ってきたキャラクターですか?という質問です。

実は、このキャラクターは「キノコッチ」と言って、昨年度の3年生の男の子が考えてくれたキャラクターです。つまりオリジナルです。商標登録はしていません。(笑)

私のサイトに出てくるキャラクターは、しおちゃんマンワールドにまとめてあります。どうぞご自由にご利用ください。(誰も利用しないですね:笑)

もし利用される方がいらっしゃいましたら、メールで知らせてくださいね。

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教師の仕事を数値で評価できるか

千葉県も今年度から教師の評価制度がスタートしています。ただし今年度はまだ「自己申告(自己評価)制」です。

簡単に説明すると、自分を各項目について3段階で評価し、それを元に管理職と面接をして、その評価結果を教育委員会に報告するというものです。

来年度以降は、この形をそのまま続けるのか…、または東京都の一部の地域のように管理職が評価してそれを給与や人事に反映させていく形にしていくのか…、は検討中とのことでした。

さてそれとは別に、「学校評価」と称して保護者を対象にアンケートの形で学校を評価してもらうという取り組みを本校では独自に学期ごとに行っています。項目は8項目で、4段階評価です。

これは本来学校全体の評価をしてもらう取り組みなのですが、結果は学年ごとに集計されるので、単学級の本校の場合、それがそのまま「保護者による担任評価」になってしまうわけです。

保護者はそれがそのまま担任評価に間接的に結びついてしまうとは考えていないと思いますし、各担任もそれが自分の評価だとは考えていません。しかし、やはり学年ごとの評価は気になる……、ということです。

幸いどの学年のアンケート結果も、ほとんどが3点台で、最初はホッとしていたのですが、しばらくして「これはなんか…変だぞ」と気がつきました。

それは、「自己申告評価制度」にしても、「保護者による学校評価アンケート」にしても、教育の仕事を数値で、しかも短い期間(学期ごとや一年間)で評価できるのか…、ということです。

さらに言えば、教育の仕事は、教職員集団(教師個人ではない)と保護者、そして地域が一緒になって進めていくものだと私の場合は考えていますので、教師を個人的に評価したり、評価されたりということにとても抵抗があります。

これらのことがクリアーされない限り、現行の教師評価制度や学校評価アンケートは、職員室に気まずい雰囲気を生み出せても、教育力を高めることはできないと考えています。

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2005年07月21日

教師の夏休み05

昨年のこの時期、「教師の夏休み」というタイトルで記事を書きました。それを読んだみなさんから、「教師は子どもと一緒に休んでいるのかと思っていた」「こんなに大変だとは知らなかった」「普段よりも夏休みの方が忙しいとは…」といった驚きのメールをたくさんもらいました。

教師の忙しさを自慢したり、うまくいかない時の言い訳したりするつもりはありません。さらに忙しくて大変な職種もあることも承知しています。

ただ、事実は事実としてきちんと知ってもらってからご意見なり、批判なりを受けたいと思っているわけです。

今日から、本校の5年生が二拍三日の林間学校(宿泊学習)に向かいます。それに何人かの職員が引率します。人数が少ない本校では人手不足で大変です。

残った職員で、水泳指導を進めます。しおちゃんマンは今年、水泳指導組です。

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2005年07月20日

一学期終了

今日で一学期が終了。授業日数は69日でした。一学期は、運動会銭湯の学習で、子どもたちと一緒に楽しく学習することができました。子どもたちが毎日、目をキラキラさせて学習してくれたことが何よりもうれしかったです。

一学期最後の日刊通信には、以下のように書きました。

 今日で一学期が終わりました。皆様のご支援のおかげで、学級通信「ザ・教室」も、一日も欠かさず発行することができました。本当にありがとうございました。
 この一学期、子どもたちの成長には目を見張るものがありました。どの子の顔つきも、しっかりしたものになってきました。この調子で、2学期からもがんばってほしいと思っています。
 学習面では、算数と社会に力を入れて指導しました。
 算数では、どの子も計算力が向上し、社会では、浦安市について、地図や体験を通して大いに学ぶことができました。
 一方、国語の指導が今ひとつだったと、大いに反省しています。保護者会でもお話しましたように、予定していた漢字テストが実施できず、音読の学習もなかなか継続できませんでした。
 さらには、子どもたちは作文力に大きな課題があることがわかり、どうにかしなければいけないと強く感じています。2学期はこれらの課題を最重要指導課題としていきたいと考えています。
 生活面では、とにかく学校は楽しいところだということを教えることがこのクラスには必要だと考え、いろいろな工夫をしてみました。保護者の皆様のご理解もいただき、子どもたちは毎日本当に生き生きと生活していたと思います。
 2学期が始まると、さっそく音楽会の準備が始まります。
 音楽会のステージで、子どもたちのさらに成長した姿が見せることができるように、この夏休み、私も大いに勉強し、準備を進めたいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

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着衣水泳

chakui05.jpg

19日に、着衣水泳を行いました。着衣水泳とは、服を着てプールに入る学習です。

※写真は、ペットボトルを利用して、上向きに浮く練習をしているところ。

着衣水泳が必要とされる場合は、何らかの事故に遭遇したときや不意に水に落ちた時などが想定されます。

このような状況に陥った場合は、慌てずにその場で対処したり、出来るだけゆっくりと長く、そして疲れないように泳ぐことが要求されます。

また、着衣での泳ぎは、水の抵抗が大きく、動作が制限されるなどの特徴があり、さらに事故に遭遇した状況や着衣の種類によっていろいろな泳法で泳ぐことが必要になります。

[着衣状態の特徴]

(困る点)
1)服から泡が出ることにより水中でまわりが見えにくい。(水も濁っている)
2)服が抵抗になって水中での動作が行いにくい。
3)クロールで水上に腕を上げること、水を含んだ服の重みで身体全体が沈む。
4)靴を履いたバタ足は、推進力が小さくて下半身が沈む。
5)スカートや、浴衣は、足から落ちると顔を覆ってしまうことがある。
6)水着での水泳のように早く泳げない。

(良い点)
1)背中やお腹に空気が溜まると浮きやすい。
2)服を着ていると、水温が低くても温かく感じる。

もし、服を着たまま水に落ちたら…

1)鼻から水が入ったり、気管に水が入っても慌てない。
2)まず上向きになる。上向きだと空気も吸えて、声も出せる。
3)服の中の、背中やお腹の空気を逃がさない。
4)そのままの着衣の状態でゆっくりとした動作で、速く泳ごうとせず、浮いていることに重点を置いた平泳ぎをする。
5)川などの流れのあるところでは、下流の岸を目指して泳ぐ。
6)顔はなるべく上げたまま泳ぎ、人を見かけたら助けを呼ぶ。
7)保温の為、また脱衣に体力を消耗しない為、服は脱がない。但し、スカートは足にまとわりついて泳ぎにくいので脱いだほうが良い。
8)簡単に脱げる靴は脱ぐ。但し、平泳ぎは靴を履いても泳げる。

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iPod shuffle ゲット

iPod shuffleを買いました。スポーツジムでは、最近はもっぱらウォーキング中心なので、その時に利用しようと考えました。

ということで、スポーツケースも一緒に購入しました。

ただ、使い方がまだよくワカラン…。

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2005年07月19日

かるくヤバイ

子どもたちが私のおなかをつまんで、「かるくヤバイ」と言うので、最初はなんのことかわからなかったのですが、やがてCMのセリフだとわかりました。

そこで…、「しおちゃんマンは『大いにヤバイ』だね」と言ってあげたら喜んでいました。フン!

さて、この「ヤバイ」ということばですが、最近ではおいしいものを食べた時にも使われるようです。この言葉もずいぶんと使用範囲が広がったものだと思いました。

やばいは、「具合の悪いさま」「不都合」を意味する形容動詞「やば」を形容詞化した語で、もとは盗人や香具師などの隠語だったそうで、「彌危ない(いやあぶない)」「あやぶい」と同じ語系と考えられるとのこと。

他にも、

○戦前、囚人が看守を「やば」と呼んだことを語源とする。

○「夜這い」が転じた言葉。

などの説があるようです。


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語源を楽しむ 知って驚く日常日本語のルーツ
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2005年07月18日

「NEWS」メンバー未成年飲酒で保護

女子バレーボール国際大会「2005ワールドグランプリ」の中継番組にゲスト出演していた「NEWS」メンバー(18歳)の一人が、15日未明、仙台市内で酒を飲んで騒ぎ、宮城県警仙台中央署に保護されていたことが分かった…、という報道がありました。(「NEWS」にどんな子がいるのかよく知らないのですが、保護されたのはどうやら中心メンバーのようです)

フジテレビによると、中継終了後の同日午後9時ごろから、同社スポーツ局のスタッフ数人と同市内の飲食店で夕食をとりながら飲酒。さらに15日午前1時ごろから、番組担当の菊間千乃(ゆきの)アナウンサーら社員数人と別の店で酒を飲んだということでした。(ゲッ!夜中の1時から??)

ご存知だとは思うのですが、「未成年者飲酒禁止法」の目的は、未成年者をアルコールの害から守ることにあります。

適量のお酒は大人には有益なものですが、未成年者は心身共に発達段階にあり、アルコール分解能力も大人に比べて未熟なため、脳細胞への悪影響、性ホルモンを産出する臓器の機能抑制など、成長期にある十代の心身にとって飲酒はマイナスとなります。

最近の調査によると、中学生の約6割、高校生の約8割が「飲酒経験あり」とされており、未成年者の飲酒の広がりが問題となっています。

特に、「問題飲酒者」層(週1回以上飲酒)が大きく増えていることが、若年のアルコール依存症につながるとして、将来への危険性が指摘されています。

なお、未成年者の初飲動機で最も多いのは“家族の勧め”という調査結果もあります。本人の自覚はもとより、周囲の大人たちも未成熟な心身へのアルコールの害をきちんとわきまえ、未成年者の飲酒を防止することが必要ではないでしょうか。

[参考]キリンビールのサイトより

【書籍紹介】
アルコールの害 未成年者の飲酒は法律で禁止されています~写真を見ながら学べるビジュアル版新健康教育シリーズ~
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ちなみに、しおちゃんマンは体育会系出身ということもあり、お酒は鍛えられたのでかなり強いです。ただ、日常的に晩酌はしません。もっぱら、コーヒーとプロテイン(笑)です。

理由は、仕事を家に持ち帰ることが多いからです。

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2005年07月17日

女王の教室で思い出したこと

このドラマの第3話を観ていて思いだしたことがあります。

私が教師一年目の年、管理職のやり方があまりにもひどいので職員会議でそのことを抗議しようと若い仲間たちで決めました。(その内容がなんだったのかは忘れてしまいました。)

最初の発言は私がして、そのあとにみんなが続くという段取りを決めていたのですが、いざ私が発言すると誰も何も言わなくて、私だけ浮いてしまったという事件です。(笑)

職員会議が終わってから、どうしてあとに続いてくれなかったのかをみんなに問いただすと、

「しおちゃんマンの言い方があまりにも過激だったので、ついていけなかった」

と言われてしまいました。(苦笑)

私の場合、このパターンがけっこう多いです。

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女王の教室で3000アクセス

このblogのアクセス数が昨日なんと3000アクセスを超えました。いつもだいたい200アクセス前後なので、びっくりしてアクセス解析をしてみると、YAHOOで「女王の教室」と検索するとこのblogが上位に出てくることが原因のようです。

このドラマについてはあまり詳しく書いていないので、検索してこのページに来てくれた皆さんにはなんか…、申し訳ないような。ただ、トラックバックしてくれている方がたくさんいるので、それぞれのページに飛んでくれたらいいな、と……。

このドラマの主題はなんなのかを考えていたのですが、下記の関係者の発言を読んで、やっとわかりました。(「関係者」った誰なんだろう??)

関係者は「天海さんが厳しい大人を演じて、世の中の不合理とかを説教くさくなく斬ったら爽快じゃないかな、と思いました」と起用の理由を説明。そして「昔の小学校には鬼教師がいた。子供たちが世の中の厳しさをどこで学んだらいいのかを考えても怖い大人は絶対必要。先生と闘って成長する子供たちが大人たちを変えていく。『大人たち、しっかり!』という提言も行っていきたい」。(SANSPO.COM )

ナルホド…、そういうことだったんですね。

「世の中の不合理」「世の中の厳しさ」の中で勝ち残っていく力をつけるのか、それとも、そんな世の中を変えていく力をつけるのかが現場では大いに論争になることだと思います。また、厳しさ(で)教えるのか、ケアーを重視するのかという問題もあります。

保護者の皆さんの多くは、「勝ち残っていくチカラ」または、「負けないようなチカラ」(学力含む)をつけてほしい…、つけるべきだと思っているのだと思います。「学力低下問題」もそういった思いがあるから大きな問題になってしまうわけです。

また、世の中を変えるのは、学歴とお金を勝ち取った「勝ち組」(この言い方は好きではありませんが)なのか、それとも切り捨てられた「負け組」が変えていくのか、というのも、歴史的・思想的な論争になるのだと思います。

いずれにしても、学校というのは、いろいろな職員(教師だけでなく)がいた方がいい、というのが私の持論です。また、世の中を教えるのは学校だけでなく、「地域」であるとも思っています。

一つひとつが大きなテーマなので、今回はこのへんにしておきますね。

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2005年07月16日

海の日って

海の日って最近できたんですよね。日本の教師にとってこの時期は一学期のラストスパートの時期ですので、なかなか「お休み」っていう実感がわかないのです。つまりこの連休に勝負をかけます。

ということで、海の日について調べてみました。

私たちの国は、四面を海に囲まれた海洋国で、はるか昔から外国からの文化の伝来をはじめ、人の往来や物の輸送、産業、生活な どの各分野にわたって、海に深くかかわってきました。最近では、海洋開発やウォーターフロントの整備、マリンスポーツの普及など海を利用する機会は急速に多様化しています。さらに、地球環境の保全という観点からも、海の役割が重要視され、海洋汚染防止などの必要性が一層高まっています。このような海の重要性にかんがみ、近年になって国民の祝日「海の日」を設けようと国民運動が大いに盛り上がり、その結果、平成8年から「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」として7月20日が国民の祝日「海の日」として制定され、さらに平成13年6月、「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」が成立したことにより、「海の日」は平成15年から7月の第三月曜日となり、三連休化されております。(国土交通省のページより)

みなさ~ん、「海洋国日本の繁栄を願う日」ですよ~。

みんなで海に行って楽しむ日ではありませんよ~。

まあ…、海に遊びに行って「願う」のもいいわけですが……。

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2005年07月15日

体調が「変」

最近、体調が「変」です。「悪い」のではなくて、「変」なのです。

「変」の中身はいろいろあるのですが、一番気になっていることは、朝起きると必ず体中にじんましんが出ていること……。

じんましんは午前中で消えてしまうのですが、毎朝、体のかゆみで起きるのはあまり快適ではないです。また、どうしてこのようなことが起こっているのかもわかりません。アレルギー体質ではないのですが……。

寝不足かなあ。ストレスがたまっているのでしょうか??

経験された方がいらっしゃいましたら、教えてください。

今月末には、人間ドックに入りますが、これでわかるかなあ……。

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2005年07月14日

女王の教室

今、話題になりつつある日テレ系ドラマ「女王の教室」の過去2回分をビデオで観ました。

「悪魔のような女性担任教師に子どもたちが挑んでいく」といった単純なドラマじゃないと思いました。

いわゆる今の学校現場で、タブー視されていることや、ごまかしていることなどを削ぎ落としていくとああなるよなあ…ということだと思います。

そういった意味で、「グタグタやっているんだったら、ああやってくれた方がすっきりする」といった声があるのもうなづけますし、賛否両論がおこるのもわかります。

その教師がやっていることは単純なことです。(ゆえに非常にわかりやすい)

・テストの成績で、下から2番目までの子は教室のいっさいの「雑用係」をやらされる。教師に反抗する子も同様。(成績の良い順に、好きな席に座ることができる)
・私立中学に行くことを高い価値として考えている。
・担任は、子ども一人ひとりの情報をPCでこまかく管理している。(子どもを情報としてのみ理解している)
・保護者は、自分の子のことだけを考えるので、簡単にまるめこまれてしまう。
・担任は、学校のことなかれ主義、教育委員会への報告主義(やっておけばいいというスタンス)をバカにしている。
・子どもたちに人気はあるが、学習・生活指導がうまくいかない教師を批判的に描いている。

今のところ、こういったことが印象的でした。

このドラマが、「こうなってもいいの?」と言いたいのか、「こうすりゃいいんだろ」と開き直っているのか、「こうすればいろいろな意味で子どもたちが育つ」と肯定的に描いているのか、まだ始まったばかりなのでよくわかりませんが、今後が気になるドラマでした。

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2005年07月13日

思い込み「ハイ・ホー」

勤務している浦安市はディズニーランドのある町ですが、そのディズニーアニメの「白雪姫」の中で流れる歌の中に「ハイ・ホー」という歌があります。

ハイ・ホー ハイ・ホー~

という歌ですが、私はその歌詞をずっと次のように思いこんでいました。

ハイ・ホー ハイ・ホー 仕事が好き~
ララララ ラララ ハイ・ホー ハイ・ホー
ハイ・ホー ハイ・ホー ハイ・ホー 仕事が好き~

いったいこの次にどんな歌詞が続くのか、ずっと気になっていたのですが、先日、クラスの女の子が「ハイ・ホー」の歌詞カードを持ってきてくれました。

すると、なんとその中には「ハイ・ホー ハイ・ホー 仕事が好き~」などという歌詞はどこにもないのです。私の思い込みでした。小人たちがこの歌を歌いながら、仕事をしているといったイメージを勝手に持っていただけでした。

思い込みと言うのは本当に恐ろしいと、あらためて思いました。

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マイ・ファースト・ディズニー オリジナル・サウンドトラック 日本語版ベスト(CCCD)
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2005年07月12日

銭湯物語のページ作成

furo.jpg 本日、子どもたちと一緒に銭湯「松の湯」に行ってきました。今回の実践を下記のページにまとめました。

※今回の写真は、子どもたちのプライバシー保護のため、ぼかしてあります。

銭湯物語

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2005年07月11日

千葉大学での講義

千葉大学の教育学部で授業をしてきました。授業と言っても、現場の教師が学校の様子や子どもたちの様子を学生さんに話してくる、というものです。

教室の子どもたちには迷惑をかけないように、5校時が音楽の日(音楽専科の教師が指導する時間)を選んでもらいました。

この講義には、有名な実践家のみなさんが順番に話しに来ていて、私などが呼ばれていいのだろうかといつも思っています。たぶん来年は断るかも……。申し訳ないような気がして……。

 #去年もそんなこと言っていて、結局受けちゃったんだよなあ……。

話の内容は、現場は年々子どもの指導が難しくなってきたり、他にもいろいろ厳しいことはあるけれど、まずは教師自身が楽しみながら色々なアイデアを子どもたちにぶつけていけば、教師の仕事って本当に楽しくなるものだ、というテーマにしました。

そして具体的に、私が考えた「アイデア授業」をいくつか紹介させてもらいました。

去年も感じたのですが、150名の学生さんたちに、しかも初対面で話をするというのは、本当にむずかしいということです。

私たちは日常的に、こう話せばこう返ってくる、という見通しを持ちながら授業をしています。しかしそれができないので、手探りでしゃべることになるわけです。様子をみながらの話は、リズム感に欠けます。そういった意味で、少なくとも私のようなタイプ(受けての反応を見通しながら話をするタイプ)は、大学の大人数での講義はむいていないのだと思いました。

学生さんの感想は、ほとんど「楽しかった」というもので救われていますが、しおちゃんマン的には少し落ち込んだりしています。

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2005年07月10日

浦安の三つの鎮守様

先週の木曜日に、市内探検に行きました。元町探検グループは、二つの神社を中心に散策しました。

[清瀧神社]
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堀江にある「清瀧神社」は、鎌倉時代初期の1196年創建。海の神様である大綿津見神(おおわたづみのかみ)が祀られ、本殿には浦島太郎や龍などの見事な彫刻を見ることができます。珍しい親子の狛犬があることから、安産や子供の成長を祈願する人も多く訪れます。

[豊受神社]
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浦安でもっとも古い神社(1157年創建)であり、主に衣食住(家内安全)の神様である豊受姫神を御祭神とするのが、猫実にある「豊受神社」。境内には樹齢350年を超える大銀杏があり、市の天然記念物に指定されています。

そして今回は行くことができませんでしたが、当代島に稲荷神社があります。

[稲荷神社]

商売繁盛・家内安全の守り神である稲荷神社。当代島の静かな住宅地の中にあるのが、豊受大神を御祭神とする「稲荷神社」(1689年創建)。疱瘡に霊験があるといわれ、嘉永年間(1848~54)には、境内の小石をいただいて帰る者が門前市をなしたと伝えられています。

そして、4年に1度の6月には「浦安三社祭」が行なわれ、それぞれの神社・地域から繰り出された多くの神輿が、浦安中を練り歩きます。

今回の元町の探検は、4年生の地域の歴史の学習につながっていきます。

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2005年07月09日

オクラの花

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理科の学習で育てているオクラの花が咲きました。朝、子どもたちが職員室の窓から顔を出して、大きな声で知らせてくれました。

ここでオクラについてのウンチクを。

オクラはひじょうに歴史の古い野菜で、その原産地はアフリカの北東部で、エジプトでは紀元前2世紀からすでに栽培されていたそうです。オクラの和名は原産地の呼び名であるとか。

日本に始めて渡来したのは江戸時代の末期ごろですが、ヌメっとした青くさい食感が日本人には好まれなかったようです。

本格的に普及しはじめたのは1965年ごろですが、ぬめりがあるため、やはり好き嫌いがハッキリと別れますね。

しかしこのぬめりこそが整腸作用やコレステロールを減らす作用があり、またこの「ぬめり」が、ガラクタンやアラバンやペクチンなどの食物繊維だそうです。特にペクチンは血糖値の急上昇を抑える効果 もあり、糖尿病の予防にも役立つようです。

そのほかオクラは栄養価の高い野菜で、カルシウム、鉄、カロチン(ビタミンA)、ビタミンCなども含まれていて夏バテ解消にはもってこいの野菜のようです。

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2005年07月08日

銭湯物語(6) 下見

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昨日、来週火曜日に子どもたちと行く予定の「松の湯」さんに下見に行ってきました。

ご主人のお話では、やはり、マナーについてこれを機会に勉強してほしいということでした。

お湯は家庭のお風呂に比べて熱いと思います。子どもたちが入れるかどうか……。

以下、当日の日程や持ち物です。

[行く日] 7月12日(火)

12:30学校発→徒歩(境川沿い)→1:15松の湯着→説明→1:30~2:00お風呂に入る→2:30頃浦安駅バス停発→3:00すぎに学校着

[持ち物]
水筒(首にかけられるように)、タオル、バスタオル、せっけん、シャンプー、下着の着替え、ビニール袋(ぬれた物を入れるため)、お風呂の代金150円、バス代70円

※せっけんやシャンプーは携帯用の小さなものがいいと思いました。

※持ち物をいれるものは、リュックサックがいいと思いましたが、各家庭にまかせることにしました。

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2005年07月07日

しおちゃんマン、千葉大学に飛ぶ

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 7月11日(月)に、しおちゃんマンが千葉大学教育学部に飛びます。

 現代教職論の授業で、受講者は150人程度。ほぼ全員が一年生だそうです。

昨年からこの講義をさせてもらっていますが、未来の教師達にこの時期…、つまり大学に入ってわずか4ヶ月のこの時期に何を話せばいいのか、本当に悩みます。

現場は、ますます厳しい状況になっていきますが、やはり「教師って楽しいよ!」ということをテーマにして話をしてこようと思っています。

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2005年07月06日

CAP(子どもへの暴力防止)を終えて

昨日の1,2校時に、CAPを行いました。

「安心」して「自信」をもって「自由」に生きる権利をテーマにして、ロールプレイを中心に指導が進みました。

また、下記の絵本の紹介もありました。


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気持ちの本
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あなたが守るあなたの心・あなたのからだ
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2005年07月05日

天野滋さん(NSP)死亡…

私たちの世代としては懐かしい、NSPのリーダー、アマノ君こと、天野滋さんが脳内出血で亡くなったというニュースを聞いてショックを受けています。52歳だそうです。

あせ、さようなら、線香花火、八十八夜、夕暮れ時はさびしそう…、透き通るような感性と歌声は、私たちの世代にとっては気になる存在でした。

しおちゃんマン的には、ギターのスリーフィンガーは、NSPから学びました。

残念です。ご冥福をお祈りいたします。


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NSPベストセレクション2 1973~1986
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2005年07月04日

CAP(子どもへの暴力防止)

本校PTAの主催で、全学年の子どもたちに「CAP」に取り組むことになりました。今日と明日で、全学年の児童が学習します。

CAPとは、Child Assault Prevention の略で、子どもがさまざまな暴力やいじめから自分を守るための人権教育プログラムです。

すでに、保護者と教職員のワークショップは終了しています。

子どもたちへの指導も、CAPの活動をしている専門の指導員の方が進めてくれます。

1985年にCAPを日本に紹介した森田ゆりさんの本です。
 ↓  ↓

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新・子どもの虐待 生きる力が侵されるとき
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2005年07月03日

好きな先生、嫌いな先生

製本された古い日刊通信がふと目にとまったので、当事の自分はどんなことを書いていたのか興味がわいて読んでみました。1987年の学級通信です。

その中でこんなことを書いていました。

雪が降り校庭は真っ白。子どもたちは雪が気になって授業どころではありません。そんな時、教師には三つのタイプがあるそうです。(1)平気で授業を進める。(2)子どもより先に校庭に飛び出して雪合戦を始める。(3)子どもにうながされて、校長先生にやっていいかどうか聞いてから雪合戦を始める。子どもが好きな先生は(2)の先生です。ところが保護者のみなさんが信頼するのは(3)の先生で、子どもが一番嫌いなのも(3)の先生だそうです。

18年前の文章ですが、すごく新鮮に感じたので引用してみました。

当事のしおちゃんマンは29歳ですが、『自分は(2)の教師だ』みたいなことを言いたかったのか、今読み直してみると恥ずかしいです。

ちなみに今のしおちゃんマンだったらどうするのか考えてみました。たぶん、まわりの教師に相談するのだと思います。つまり(3)に近い……。

いや…、実際はどうするのかは別にして、(2)の気持ちだけは忘れたくないと反省しました。

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2005年07月02日

銭湯物語(5) マナーの指導

銭湯のマナーの指導は、以下の内容で進めようと思っています。同時に、日刊学級通信で保護者の方にもその内容を伝えて、一緒に子どもたちに話をしていく予定です。

銭湯超入門」のサイトによると、下記の三つが最低のマナーだそうです。

(1)浴槽に入る前に、必ず身体を流す。シャワーだのカランの湯だの。特に下半身。
(2)タオルを浴槽の中に浸けない。
(3)浴室を出る(脱衣場に入る)前に、水気をぬぐって脱衣場の床を濡らさない。

これをベースにして、以下のことを指導したいと考えています。

◇はずかしくないよ

銭湯はもちろん裸で入ります。ちょっと恥ずかしい感じがするけれど、みんな裸なんだからちっとも恥ずかしいことではありません。むしろ、昔から「裸の付き合い」というように、一緒にお風呂に入ってから、もっと仲良しになれることもあります。

また、入っている人や友だちの体のことを笑ったり、からかったりすることは絶対にいけないし、許しません。

◇脱いだ服はきちんとたたんでおこう

脱いだ服をきちんとたたんでおくことは、最低のマナー。これは銭湯のときだけではありませんね。

◇よく体を洗ってからお風呂に入ろう

石けんで洗ってからでなくてもいいけど、やっぱりお風呂に入る前は、洗面器にお湯をいっぱい入れて、体中タオルでゴシゴシするように心がけよう。

友達同士、背中を流し合う(あらい合う)のも楽しいよ。

◇お湯や水のむだづかいはやめよう

石鹸やシャンプーの使い過ぎも、お湯や水の無駄遣いにつながります。もちろんシャワーを人に向けてかけたりするのもマナー違反。

◇湯船でもぐらない、タオルを持ち込まない

大勢が入るお風呂だから、お湯の清潔に気をつけるのはみんなのエチケット。タオルを湯船に入れないこと。また、湯舟にもぐって水を飲んだりすると事故や病気のもとだから、これもやめよう。

◇濡れた体で脱衣場を歩き回らない
床がぬれるとすべりやすくなって、お年寄りがころんだりすると危ないから、お風呂から上がるときは、必ず浴室の出入り口で足や体をふきましょう。体が濡れたまま時間がたつと、カゼをひいてしまうことにもつながりますね。

これらは、お風呂やさんによって、若干事情が違ったりしますから、来週、下見をして、直接お話を聞いてくる予定です。

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2005年07月01日

銭湯物語(4) しつけとマナー

銭湯の指導を通して、しつけとマナーについて考えてみました。

しつけは個人的なもので、マナーは集団的なものだと思いがちですが、実はこれらはつながっていることが多いです。

たとえば給食のおわんを片付けるときに、ごはんつぶをたくさんつけてまま食器を重ねる子が多いのですが、これは「作ってくれた農家の方に感謝しつつ、ごはんつぶをのこさず、きれいに食べる」という個人的な「しつけ」であると同時に、ごはんつぶがついたまま食器を重ねると、うまく重ならなかったり、洗う人が大変だったりするということにもつながっているということです。
  ↓ ↓
ごはんつぶ

着替えをたたむということも同様ですね。その個人が困るということだけでなくて、脱ぎ散らかしていると、まわりの人にも迷惑だということでもあるのです。

銭湯に行くことを通して、そういったことも子どもたちと一緒に考えてみたいと思っています。

さて、おもしろい本を見つけました。文はないのですが、見ているだけで楽しくて、銭湯を知らない子どもたちに教えてあげたい絵本です
↓ ↓

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おふろやさん
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