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着衣水泳
19日に、着衣水泳を行いました。着衣水泳とは、服を着てプールに入る学習です。
※写真は、ペットボトルを利用して、上向きに浮く練習をしているところ。
着衣水泳が必要とされる場合は、何らかの事故に遭遇したときや不意に水に落ちた時などが想定されます。
このような状況に陥った場合は、慌てずにその場で対処したり、出来るだけゆっくりと長く、そして疲れないように泳ぐことが要求されます。
また、着衣での泳ぎは、水の抵抗が大きく、動作が制限されるなどの特徴があり、さらに事故に遭遇した状況や着衣の種類によっていろいろな泳法で泳ぐことが必要になります。
[着衣状態の特徴]
(困る点)
1)服から泡が出ることにより水中でまわりが見えにくい。(水も濁っている)
2)服が抵抗になって水中での動作が行いにくい。
3)クロールで水上に腕を上げること、水を含んだ服の重みで身体全体が沈む。
4)靴を履いたバタ足は、推進力が小さくて下半身が沈む。
5)スカートや、浴衣は、足から落ちると顔を覆ってしまうことがある。
6)水着での水泳のように早く泳げない。
(良い点)
1)背中やお腹に空気が溜まると浮きやすい。
2)服を着ていると、水温が低くても温かく感じる。
もし、服を着たまま水に落ちたら…
1)鼻から水が入ったり、気管に水が入っても慌てない。
2)まず上向きになる。上向きだと空気も吸えて、声も出せる。
3)服の中の、背中やお腹の空気を逃がさない。
4)そのままの着衣の状態でゆっくりとした動作で、速く泳ごうとせず、浮いていることに重点を置いた平泳ぎをする。
5)川などの流れのあるところでは、下流の岸を目指して泳ぐ。
6)顔はなるべく上げたまま泳ぎ、人を見かけたら助けを呼ぶ。
7)保温の為、また脱衣に体力を消耗しない為、服は脱がない。但し、スカートは足にまとわりついて泳ぎにくいので脱いだほうが良い。
8)簡単に脱げる靴は脱ぐ。但し、平泳ぎは靴を履いても泳げる。
wrote by しおちゃんマン
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コメント
無理に泳ごうとすると体力を浪費するので背浮きをするのを基本にして応用を広げます。
無理に泳ごうとして遭難する方は多いです。
泳ぐ自体が疲れるし、意外と平泳ぎは体力の消耗が激しいです。(あおり足だとなおさら)
本など入ったランドセルも浮力になります。
ペットボトルの投入方法も誤れば、受取ろうとする遭難者が取急ぐあまりバランスを崩し
水没させる恐れがあるので注意がいります。
背浮きする場合、靴は浮力になるので脱がないほうがいい場合が多いです。
ゴム底、布靴は脱ぐのが賢明です。
人の比重は0.99~1.01前後です。
落ち着けば必ず浮きます。
無理に叫ぼうとして立あがろうとすると、急速に水没します。(船も沈没するとき立つと急速に沈没します)
服から泡が出ている状態で浮上しようとしても、空気より人は重いので泡が静まってから浮上するよう指導するのがポイントです。
すこしの補助の「かき」で浮上します。
着衣泳は奥が深いです。
(理科の授業のようなもんです)
投稿者 : 2005年09月18日 22:30
>Anonymousさん
具体的な情報、ありがとうございました。とても勉強になりました。水に落ちるとパニックになるので、こうして落ち着いて行動することが大切なんですね。ありがとうございました。
投稿者 しおちゃんマン : 2005年09月19日 10:14
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