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2005年07月23日

女王の教室のリアリティー

ドラマ「女王の教室」を語るときに、所詮ドラマなんだから楽しんで(いろいろな意味で)観ればよいのではないかという意見があります。同じ文脈の中で、リアリティーに欠ける、現実離れしている、という意見があります。

実は私も今までそのスタンスに立っていたのですが、第4話を観てちょっと見方が変わりました。

ドラマなので、多少デフォルメしているとはいえ今の子どもって…、ああいう感じなんですね。

まず、物事を自分の利益・不利益でみる傾向があります。そして自分が不利益を受けたら(受けそうになったら)、猛烈に反発したり、攻撃的になったりする傾向があるのです。

二つ目に、自己批判性がないということがあります。にもかかわらず、自己肯定観がなくて、自尊感情が弱いのです。この二つは一見矛盾しているように感じますが、今の子どもたちの中ではこの二つは共存しているのです。

第4話を観てストレスがたまったのは、あの教師にではなくて、あの子どもたちに対してだったと気がつきました。

私たちは実際の現場で、こういった子どもたちに「それでいいのか?」と問い返したり、励ましたり、一緒になって頭を抱えて悩んだり、そして時には感情的に叱ってしまって落ち込んだり……、そのような毎日をおくっているわけですね。

wrote by しおちゃんマン

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コメント

このドラマって、本当に考えさせられますね。

こういう状況にある子供達のことを見てあげられる大人がいなくなってしまったことが問題なんだって。(原さちえさんの役回り)

つらい体験が、いつか糧になることは間違いないけど、昔の子供達が屈折しなかったのは、もっと大人が子供を見ていた、関心があった、未来に対して責任を感じていた、からでしょうか。
今は、我が我がになりつつある・・・他人をかまわないようになって来てますね。
私自身もそうだと感じます。

投稿者 浅草佛茶 : 2005年07月23日 23:55

もうしわけありません。
間違って地震にTBしてしまいました。
お手数ですが、削除していただけますでしょうか。

そうそう、自己肯定感。少数の子供の問題ではなく、今の子はおしなべてそれが弱いのですね。
本当にどうしたら子どもたちにそれを持たせてあげられるのでしょうね。

遅ればせながら地震、ご無事でなによりです。
でもここは子どもたちも見て、書き込みもされるのですね。
学校で子どもたちといい関係を築いておられるご様子が、目に浮かぶようです。(^^)

長々とお邪魔しました。

投稿者 りん : 2005年07月24日 00:12

はじめまして。TBさせていただきます。ぜひ、学校でも話題にして、子供達がどう思っているのか、教えて下さい。

投稿者 lovelytelly : 2005年07月24日 03:54

>浅草佛茶さん

大人は子どもを囲い込んでしまうけど、本当の意味で「見ていない」のだとつくづく思います。(私も含めて)

未来を担う子どもたちに育ってもらうために、まず大人ががんばらないと……。

>りんさん

私たちはしらないうちに子どもたちに対して「あなたはダメ」「だからもっとがんばれ」というメッセージを送ってしまっているのかもしれません。いろいろ考えさせられます。

>lovelytellyさん

夏休みなので直接聞くことはできませんが、やっぱり恐いから言いなりになってしまうという子と、学校に行かないという子が多いんじゃないかなあ。

そういった意味で、あのドラマがどのように進展していくのか、注目しています。

今後とも、よろしくお願いいたします。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年07月24日 10:15

なんどかTBさせてもらっております。コメントははじめてで失礼いたします。自己批判性がなくて、自己肯定観がない……という現場からの指摘は貴重な「視点」だと思います。このドラマには子供たちの「今」がある……ということですね。

投稿者 ドラマの視点 : 2005年07月24日 14:19

これは学園を舞台にしていますが学園ドラマではありませんね。
独裁国家の恐怖政治をカリカチュアしたものとして見ています。

投稿者 のびぃ太 : 2005年07月24日 16:14

こんにちは 

多くの教師を見てきた現場のものとして、このドラマのリアリティーのなさの第一に、親の態度をあげたいと思います。
このことについて記事を書きましたのでトラックバックさせていただきました。

投稿者 princip : 2005年07月27日 05:57

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