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子どもや保護者は教師の何に信頼を寄せるのか
昨晩遅く岩手から帰宅しました。50歳の老体にはさすがにきつかったです。岩手のみなさん、いろいろありがとうございました。
さて、岩手でも話をしたのが、子どもや保護者は教師の何に信頼を寄せるのか、ということです。
少なくとも、国や教育委員会の方針に従順に従うだけの教師には信頼を寄せないことは確かなのです。
そうではなくて、あくまでも"子どもの側に立って"、授業や生活指導に取り組む教師にこそ信頼を寄せてくれるのではないでしょうか。
しかし、子どもの側に立とうとすればするほど、国や教育委員会の方針とぶつかってしまうのは、ある意味必然なのです。なぜなら、国は、国のための教育を進めようとしていて、私たちは子どものための教育を進めようとしているからです。
そでも私の場合、ぶつかってもぶつかっても、子どもの側に立つ生き方をしていきたいと思っています。そして全国には、そういった教師がまだまだたくさんいるのです。
また、子育てに対して、上からの目線で、ああしろ・こうしろと教え込む教師には、その中味がいくらすばらしくても、ついてきてはくれません。厳しい子育て状況の中で求められているのは、一緒になって頭を抱えてくれる教師なのだと思います。
しかしいつまでも頭を抱えてばかりはいられないわけで、その次には学校と保護者が共同して取り組んでいく具体的な指針を見つけてくれる教師でありたいと思っています。
さらに言えば、教師はもっと謙虚で正直であるべきだと思っています。
うまくいかなかった時に、子どもや親のせいにするのはもうやめましょう。確かに子どもや保護者のみなさんにも考えて欲しいことがあるのは事実です。しかしそれ以上に、私たち自身にも問題や弱さがあることをもっと示すべきではないでしょうか。
そしてお互いの足りないところをカバーしつつ、一緒になって子どもたちを育てていこうとした時に、初めて教育再生の第一歩がはじまるのだと思っています。
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岩手にて
昨晩から岩手に来ています。岩手では場所を移動して二つの講座をやる予定。
参加者はあまり多くないようなので、対話形式の学習会ができるような気がします。もともと上から目線での講座は好きではないので、いい学習会ができそうな気がします。
今の現場の課題はなんなのでしょうか?
一つは、子どもの側に立った授業や生活指導が出来なくなってきていること。原因は、国の教員統制が厳しくなり、上が決めたことに従順に動くことが「優秀な教師」として評価されること。そして、説明責任のための多忙化により、アイデアあふれる授業や指導を生み出す余裕が教師になくなってきていること。
二つ目は、子育ての自己責任・自己負担が強いられる中で、保護者もまた追いつめられ、「理不尽」と思われるような要求が学校に対してつきつけられることが多くなり、保護者と教師が手を結んでの教育・子育てが難しくなってきていること。
三つ目が、ここ数年で、若い人たちがどんどん採用されるようになり、30代の教師が極端に少ない中、40代・50代の教師と、20代の教師との共同が大きなテーマになってきていること。
四つ目が、地域格差、学校間格差、さらには最近では「貧困」の問題も広がり、教育を受ける権利さえも奪われかねない状況が生まれてきていること。
五つ目が、こういった教育の問題を、学校・教師の質の問題としてのみとらえ、教育環境(学級定数の引き下げや教員増の取り組み)にはまったく手をつけようとしない国の方針。
これらの課題に対して、現場の私たちはどのように向き合えばいいのでしょうか?
そんな話をしてこようと思っています。
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今晩から岩手
今日で、実習生の4週間の実習が終わります。本来はご苦労さん会を開きたいところなのですが、今晩から岩手に行かなければなりません。ということで、ご苦労さん会は一週間のばしてもらいました。
岩手では、翌日土曜日に、午前中に高田会場、午後は、大船渡会場で教育実践講座をします。同じ話を一日に二会場でするのは初めてです。しかも、二会場にわたって話を聞く人もいるかもしれないということで、まったく同じ話をするわけにはいきません。ちょっと厳しいです。
今、こんな時代の教師として何を大切にするべきなのか、具体的な実践を通して話をしてこようと思っています。
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○○研花盛り
新採研、2年目研、3年目研、15年目研…、教育委員会主催の授業研究が続いています。
学年にそういった職員がいる学年は、その都度、指導案の検討をしなければなりません。修学旅行や林間学校を間近に控えた学年は大変です。バス遠足(校外学習)の取り組みと平行して取り組んでいた学年もありました。
個人的には指導案の検討が好きです。研究授業も、子どもたちの側から授業をつくっていく楽しさがあるので、好きです。(変わっているとよく言われますが)
しかし、現場無視の日程で上から押し付ける形での研修はどうなのでしょうか。こんなことをしていて、本当に若い人たちの力量が上がるのでしょうか。逆効果のような気がしてなりません。
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ヘルプできる力
助けを求めることは、弱い人間であるという考え方があります。
しかし、ある意味、ヘルプするこのと勇気と力を子どもたちにも育てなければならないし、何よりも私たち教師にも必要な力だと考えています。
ヘルプは対話と共同を生み出します。そして、現状を変えていく改革のスタートにもなるのではないでしょうか。
ただ、自分は何もしないで他人まかせ。上から目線でまわりを見ながら、いざという時は責任のがれのために「助け」を求める。それは私の言う「ヘルプ」ではないことは、言うまでもありません。(耳が痛い管理職の方が多いのでは?)
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先輩教師の知恵袋
全生研の携帯用Webの掲示板に、「先輩教師の知恵袋」というスレッドをたちあげました。もちろんPCでも開けます。
たとえば、「画鋲は斜めに刺す」等々、私たちが「当たり前」と考えて実行していることを今の若い人たちはほとんど知らないようなのです。そういったことを書き込んでいくスレッドです。
残念ながら、全生研の会員しか書き込みはできないのですが、閲覧は誰でもできます。もしよろしかったら、ちょこっとのぞいてみてください。
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指導案のマニュアル化に注意
ファーストフード店でマニュアル通りに話しかけられると、それに頷いたり返答するタイミングがむずかしくて、挙動不審になってしまうことがよくあります。
これはおそらく、店員がマニュアルをこなすことだけで精一杯でお客とコミュニケーションをとる余裕がないのか、そもそもマニュアルというのはコミュニケーションを阻害する宿命的な性格をもっているものなのか、いずれかだと思います。
授業の指導案をマニュアル化してはいけません。
若い人たちはどうしても指導案どおりに進めたいという思いが強いようなのです。(実は私もそうでした)ゆえに、子どもたちから予想しない反応がきた時に対応できなかったりします。
授業は教師と子どもたち、子どもたち同士のコミュニケーションによって成立するものだと考えています。
若い人たちには、教師が答えを知っていることを尋ねる[発問]も大事ですが、一つのテーマについて子どもたち同士が話し合う[討論の柱作り]も重視して欲しいと思っています。
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50代初日から休日出勤
昨日はついつい休日出勤をしてしまった。
職員室に行ってみると、若い人たちが数人仕事をしていました。
1年目、2年目、3年目と、年々研修が厳しくなり、今の時期は授業研究をしなければならない時期で、指導案作りが大変なのです。
私も実習生の指導案を添削し、プリントして帰ってきました。
今日は去年亡くなった父の墓参りに行きます。
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50歳になりました
本日、50歳になりました。
教師としてどう生きるのかを背中で教えてくれた先生です。今年度で定年退職されるということで、多くの参加者がありました。
その先生から私自身が教わったことは、
・日刊で学級通信を書きながら保護者と手を結んで教育活動を進めていくこと。
・教育、学校の「おかしさ・矛盾」に対して声をあげて闘っていくこと。
・職員室の仲間と手を結んで学校を子どもたちのものにしていくこと。
・そのために子どもたちに自治する力をつけていくこと。
まだまだ書ききれないほど多くのことを学びました。
講演終了後、飲み会をしました。私自身が20代の時のことを聞いてみると、
・いつも反抗的な目をしていたこと。
・勝手なことばかりして、みんなが手をこまねいていたこと。
…そんなことを言われてしまいました。しかし、今の若い人たちにはそういった面が足りないのではないかということも。
50歳になり、今度は私自身が背中で教師としての生き方を若い人たちにしめしていかなければならないのだと思いました。老け込んではいられないと、逆に元気をもらいました。
さあ、50代からが本番のつもりでがんばっていきます。
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50歳
明日、50歳になります。
う~ん、50歳かあ……。「五十にして天命を知る。」と孔子は言いましたが……、天はいったい私にどんな使命を与えたのでしょう。自覚どころか、まだまだ迷いの真っ只中です。
迷っているうちにいつのまにか人生の「秋」なのですね。生きることの焦り、老いていくことの不安…、そんな思いが時々よぎる年齢になりました。
教師としても、人間としても、ここまで生きてきたことの誇りをもちたいといつも思っているのですが、なかなか胸をはれない自分がいます。
教師としても、最後まで勤めたとしてもあと10年。この10年間でいったい何ができるのでしょうか。もしかしたら、「何ができるのだろう」と考えているうちに終わってしまうのかもしれません。
ただ、「何ができるのだろう」と、常に前を見ようとしている自分には、いつか誉めてあげる日がくるのかもしれないと思っています。
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六時間目は成立しているのか
本校では、たとえば5年生は、月・火、そして委員会とクラブ活動がある時は木曜日が六校時授業です。(六時間目は、2:45~15:30)
六時間ある日は、教師も子どももクタクタです。体もそうですが、どちらかというと気持ち的に。なにしろ小学校は同じ担任がずっと指導しているわけで…、集中して授業を進める雰囲気ではなくなってしまいます。
そこで私の場合は、六時間目はできるだけ活動的な内容にするようにしていますが、それも限界があります。
日本全国の小学校で、果たしてこの六時間目が「集中のある授業」としてと成立しているのでしょうか?
文科省はこういった実態を無視して、さらに授業時数を増やそうとしています。増やせばいいというものではないことはよく考えればすぐにわかるわけで、「説明責任のため」の文科省の言い訳のための改革にしか聞こえてこないのです。
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生活指導教室21(千葉)
■日時
10月27日(土) 13:00(受付12:30)~17:00
■場所
佐倉中央公民館
■日程内容
13:00~15:00 小学校実践の分析
15:15~17:00 入門実践講座
塩崎義明(全生研常任委員)
「今、大切にし、守らなければならないこと」
-具体的な実践を通して-
■参加費
500円
当日受付で。
■問い合わせ
塩崎
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ゆずってくれてる人がいる
先週、林間学校の部屋割りを決めました。
3名を基本とする部屋になるのですが、子どもたちに話し合わせて決めました。
女子の中では、一学期から「林間学校の部屋って何人部屋?」と気にしている子がたくさんいたので、友達関係に敏感な高学年では、その指導に気をつかいます。
ただ、多少もめても、納得のいくまで話し合うことそのものが子どもたちの学習になると考えています。
話し合う前に、"きれいに3人ずつになれるはずがないこと"、"必ず自分の気持ちを抑えてゆずってくれている人がいること"を頭に入れて話し合いなさいと伝えました。
その結果、予想に反して、女子の方は短い時間で決まり、男子の方が時間がかかりました。
何年か前に、部屋割りを決めるだけで三日もかかり、その後、子どもたちの中に気まずい雰囲気が生まれてしまったこともあったことを考えると、今年は子どもたちが一生懸命考えて、気をつかってくれたのだと思います。
今週は、林間学校の係を決めたり、内容について話し合ったりします。
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今日はゆっくりしたい
昨日まで、全生研関連の合宿に行っていました。今日は三連休の最終日。ゆっくりしたいです。
ただ、今週のことを考えるとなかなか……。
実習生の指導案作成の援助、林間学校の中味の検討、秋の絵画展の指導、浦安サークルの講座学習会の準備…、考えるときりがないです。
仕事をするときと、休むときのメリハリをつけたいのですが、苦手です。
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全生研のホームページ
何年かぶりに全生研(全国生活指導研究協議会)のIT推進委員会のメンバーに復帰しました。そしてそこでホームページの担当になりました。
ホームページ担当者の交代にあたり、全生研ホームページのURLが変更になります。
★ブックマーク・お気に入り、リンク等の変更をお願いします。
(新) http://zenseiken.web.fc2.com/
(携帯サイト) http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=zenseiken
トップページのデザインも、大幅に変更しました。デザインについては、全生研常任委員会内でも賛否両論があります。
(賛) 斬新、クール
(否) 暗い
両論あるのはいいことだと思いますので、当面このままのデザインでいきたいと思います。
工夫したところは、トップページの大きな写真の角を丸くしてみたこと。これだけでも、かなりエネルギーを使いました。
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怒涛の一週間
怒涛の一週間が終わりました。忙しくて、あっという間に終わってしまったという感じです。
やはり林間学校の準備と、実習生の指導案検討が大変でした。今日は授業参観と林間学校保護者向け説明会がありました。さらには、火、水、金と、夜に会議や研究会があっり、本を二冊編集していたり、原稿執筆があったりで、かなりハード。
やっと今週が終わって三連休、と言いたいところですが、今日は研究会の会議が朝から夕方まであります。終了後その足で、三浦海岸方面に全生研関係の合宿の予定。
二年前のこの時期に、尿管結石で七転八倒しましたが、ここ数日、同じ箇所が張っている感じがして不安。さらに、心臓の速度が時々速くなってきたり、不眠症で三時ごろ起きてしまったり……。
来週には50歳になる予定。体調も考えなければならないのですが、まあ、いけるところまでいっちゃおう、っていう感じです。
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ウォークラリー
二泊三日の林間学校まであと一ヶ月をきっています。その林間学校一日目、現地に着いたらすぐにウォークラリーがあります。
さて、このウォークラリーの歴史について調べてみました。すると、ウォークラリーというのは、日本で紹介されたレクレーションであることがわかりました。てっきりヨーロッパで生まれたものだと思っていました。
ウォークラリー以前に、オリエンテーリングというのがありました。しかしオリエンテーリングは、スピードを競うので周囲の自然を楽しむ余裕がありません。そこで、それに代わるものはないかと、1975年に日本レクリエーション協会の会報誌に掲載されたのが始まりのようです。
ウォークラリーは、各グループは事前に渡されるコース図に従って進み、途中で与えられる課題を解決しながら設定された一定の時間で歩き、目的地を目指します。勝敗はタイム得点と課題得点の合計で決まりますが、設定時間より早く着きすぎても減点となるので急いで進む必要はありません。
ただ、これといったきまりが統一されているわけではなく、参加する集団によってそれぞれルールが工夫されているのもウォークラリーの特徴です。今回も、本校の子どもたちの様子に合わせてルール作りをしていきたいと思います。
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傘の立て方
生徒指導部会で、傘たての中が乱雑になりがちであることが話題になりました。
子どもたちは、傘をまいて、しっかりとめてから傘たてにたてることをしません。そのまま半開きの状態でつっこむという感じです。ということで、乱雑になることはもちろん、壊されてしまう子もいます。
生徒指導部会では、もう一度傘たての使いについて指導しましょう、ということになりました。
ふと、「子どもたちは、帰宅した時に、自分の傘はどのように片付けているのだろう?」と思いました。今の子どもたちの様子を見ていると、家で、きちんと「巻いて」片付けている子は少ないような気がします。
ということは、こういった小さなことでも、家庭にも呼びかけていく必要があるように思いました。
「今、学校で、傘のしまいかたについて指導しているので、家庭でも子どもたちに教えてあげてください」の一行の情報があるだけで、ずいぶんと違うのではないかと思うのです。
それぞれがバラバラに取り組んで、それぞれが何をしているのか知らなくて、うまくいかないとお互いにせいにしてしまう……、といったことが多いのだと思います。
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指導案
実習生の精錬授業は三教科。体育、算数、道徳を予定している。
以前は、精錬授業と言えば一教科だったような気がするが、最近では変わったのだろうか?いずれにしても三教科は大変である。
その中で何が大変かというと、やはり「指導案作り」ではないだろうか。大学で机上で学習してきたとはいえ、現場で実際に授業をするために指導案をつくるとなると、まったく違う作業になる。
しおちゃんマン、実はこの指導案作りが嫌いである。まあ、好きな人はいないと思うので、「苦手」と言い換えてもよい。
若いときに、この指導案を作るさい、形式ばかり口うるさく言われてきたことへの反発がある。当時は、指導案は自分が授業をするためだけにつくるのだと強く考えていたので、形式や見栄えばかり重視しなければならないことに強く反発していたのである。いまだにそのトラウマがある。
二つ目は、形式ばかりを重視して作らなければならないので、自分の授業がなかなかイメージできないのである。他の人の指導案を読んでも同様なことが言える。
ということで、私の場合は、日常的な授業は、ポストイット(付箋)を使ったり、図解したりして作っている。研究授業で指導案を書く場合は、その指導案とは別に、自分用の図解指導案を作る。
具体的にどういうふうに作るのかは、また機会があったら書いてみたい。
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やはり違和感「駐車場有料化」
以前書いたように、10月から本市でも、教員は学校の駐車場が利用できなくなります。ただし、「学校の特殊性」を考え、特例として利用できることになりましたが、有料(2500円/月)になります。
東京などは最初から車通勤は禁止、他県・他市でも車が使えないところが多いようですが、自分が教師になってからずっと使用できてきただけに、急に変更されるとやはり違和感があります。
この件に関して、本市教育委員会教育総務部から通知がありました。一部紹介しますが、「そんな言い方はないだろ」みたいな文章です。
市立小・中学校は、市の公共施設です。公共施設の駐車場は、施設に来訪する方々の利便を図るために整備されている施設です。すなわち、施設に勤める職員のために整備されているものではありません。
つまり、「駐車場はオマエたちのためにあるんじゃない。だから、使うな」ということらしいです。さらには、
学校には学校を適正に運営する上での特殊性があります。クラブ活動のための早朝出勤や生徒指導上での移動手段、作品や道具の運搬等に車が欠かせません。そこで、学校運営上の支障がない範囲内で、学校職員の通勤用自動車も学校内に特例で駐車できるようになりました。行政的言い方ですと、行政財産の目的外使用とし、使用料(駐車料)を科し、有料としました。
学校の仕事の特殊性を考えて使わせてやるが、そのかわりお金は払え、ということらしいです。
気になることは、こうした声が市民からあがってきたにもかかわらず、両者(市民と教員)の直接的な対話がなかったこと。議員さんを通して、なかば一方的に決められてしまったということ。
教師は、なぜこういった声があがってきたのかの「市民の思い・感情」を考えなければならないし、市民はもっと私たちの「事情」を知る必要があったのではないだろうか。
そういった意味で、対話が足りなかったことが決定的にいけなかったことだと思っています。
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台風の勉強
金曜日は台風で休校でした。実はその前日の理科の学習で、台風について学習していました。今は、花のおしべとめしべの学習だったのですが、次の単元が台風についてだったので、急遽順番を入れ替えて学習しました。
台風が生まれるのは、熱帯の海の上。熱帯の海では、太陽が強く照りつけています。そのために海面の水が太陽によって温められて、たくさんの水蒸気となって空の上にのぼっていきます。それが大きな雲を作り、台風のもとになります。雲のまわりでは、しめった熱い空気がどんどん集まってきて、うずをまくようになり、うずをまく空気の流れはどんどん早くなって、風がますます強くなり、台風になるというのが、台風の誕生のしくみです。
最近は地球の温暖化で、台風の発生が多かったり、規模が大きくなったりしているそうです。
台風の呼び方として、ハリケーン、サイクロン、台風、がありますが、これらはすべて熱帯性低気圧で、それらの性質はあまり変わらず、単に発生する場所により名前が変わるだけです。
ハリケーン西インド諸島付近で発生する熱帯性低気圧のこと。
サイクロンはインド洋で発生した熱帯性低気圧のこと。
最後に、台風は太平洋西部で発生する熱帯性低気圧のことを言います。
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ついに来てしまったXデー
しおちゃんマンが運営しているサイトの中で一番大きなサイト、「非行」と向き合う親たちの会のサイトが、おそらくディスク容量オーバーのため、掲示板の利用や、Webデータの転送などがまったくできなくなってしまいました。
トップページやいくつかのページを見ることだけはできるようです。
また、現在、shiochanman.comのドメインで利用しているメールも利用できない状態です。
「非行」の会サイトの掲示板には毎日たくさんの書き込みがあります。いつかはディスク容量を追加しなくてはと思いつつ、個人の資金ではどうにもならず、手つかずでいました。そしてとうとう、Xデーが来てしまったという感じです。
復旧に時間がかかりそうですし、今後このままあのサイトの運営が続けていけるのかも、見通しが暗い状態です。
多くの方が必要としているサイトだと思うのでなんとかしたいところです。
しばらくは、下記の掲示場にここから直接とんでご利用ください。下記の掲示板は、別なドメインを利用しているので使用できます。
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’07年度連続学習会 第三回
若い教師たちへの手紙
~今、若い人たちに伝えたいこと~
■ 日 時 9月21日(金) 18:00~20:45 (受付 17:30~)
■ 場 所 浦安市中央公民館 3F
東京メトロ東西線「浦安」駅。徒歩3分。
■ 講 師
寺前 義雄 先生
浦安市立浦安中学校 教諭
■ 講座内容
○今、教師として何を大切iするべきか。
○そのために、どうすればよいのか。
豊富な教師経験をもとに、寺前先生に熱く教師を語ってもらいます。
■ 参加費 500円(年間6回の学習会に500円ですべて参加できます)
主催:浦安生活指導研究協議会・船橋教職員組合浦安班
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台風で休校
昨日は、台風9号の影響で休校でした。台風で休校になることは、こちらでは本当にめずらしいです。
子どもたちは来なくても、職員は出勤。電車が止まっている中、いろいろな手段で職員が集まってきました。ちなみにしおちゃんマンは、車で出勤しました。
子どもたちがいないので、準備が遅れていた林間学校の打ち合わせや準備、2年目研修の先生の社会科の指導案の検討等々、一日中学年で会議をしました。
来週は授業参観や林間学校の保護者向け説明会があるので忙しくなります。
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笑顔でいられた一週間
体は重かったけど、二学期はじめの一週間は楽しかったです。何が楽しかったかというと、やっぱり子どもたちの笑顔。子どもたちの笑顔を見ていると、自然に私自身も笑顔になれます。
5年生の二学期と言えばだんだん子どもたちの指導がむずかしくなってくる時期です。この時期に、みんなでこういうふうに笑顔でいられたらいいなあと思っています。
もちろん、そんなに簡単にはいかないことはわかりつつも。
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「何年ぶりの給食だろう!」by実習生
昨日から二学期の給食が始まった。
実習生が給食を見て、
「うわっ、何年ぶりの給食だろう!」
と感激していた。それがやけに印象的だった。
この歳になると、学校生活の一つひとつがアタリマエになってきているが、こうしたはじめの感激を忘れてはいけないのだと思った。
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なんだ?この疲れは??
まだ二学期がスタートして二日しかたっていないのに、なんなんだろう…この疲れは。給食は今日からで、昨日までは午前中授業。なのにこの疲れ……。
体が慣れていないからだろうか。
実習生のお世話で?いや、大したお世話や指導はできていないし、逆に実習生や子どもたちといると楽しいし……。
体調が悪いから?そんなはずはないし……。歳だから!かな?
たぶん……、仕事の見通しが立たないから、そのストレスだと思う。
来月の二泊三日の林間学校の準備も手つかずだし、教科の指導内容もまだ学年で固まっていないので若い人たちが困っているのではないかと心配だし……、なにしろ5クラス、学年職員10名の大所帯の主任で、私の力量を超えているのかもしれない。
もともと一人で勝手に仕事をするタイプなので、二桁の人数の職員をまとめる器ではない。そんなことで無理をしているのかもしれない。
いずれにしてもそんなことを言っている場合ではない。なんとかしないと…で、また疲れるという悪循環かな?
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教育実習生の位置
昨日から一ヶ月間、しおちゃんマンのクラスに教育実習生が入って実習をします。
ふと思ったのですが、私のまわりでは(私が知る限りでは)、実習生が担任の授業を見る時は教室の後(うしろ)、というふうに決まっています。
そう言えば、研究授業なども参観者は教室の後ろから見ることが多いですね。
これはおそらく、教師の指導について学ぶ、という意味で、教師と向き合う位置にいるのだと思うのですが、実習生なら教室の前にいて、子どもたちの方を向いていてもいいのではないかと思ってしまうわけです。
子どもたちの様子や表情を見ることこそ大切な学びではないかと。
すでに、そういったことを実践されている方がたくさんいると思うのですが、昨日初めて思い立ったので、今日さっそく実行してみようと思っています。
なにしろ、長い教師生活の中で、実習生を担当するのは二回目なので、いろいろ考えることが多いです。ということで、私自身も学んでいます。
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今日から二学期
いよいよ今日から二学期です。
五年生を担任していますが、実は子どもたちの様子がガラッと変わるのが5年生の二学期であることが多いです。急に大人びてくるわけですが、そんな子どもたちの成長に無関心でいると、子どもたちとすれ違ってしまうので注意したいと思っています。
子どもたちには「友達のことを知ること」を要求していきたいと思っています。実はこの「知る」ということには深い意味があるのですが、そのことについてはおいおい書いていきたいと思います。
子どもたちに「友達を知る」ことを要求したのですから、私も「子どもたちのことを知る」ことにつとめていきたいと考えています。そのためにはまず、子どもたちの話をよく聞くこと、そこから「子ども理解」を進めていきたいと考えています。
「今ごろ子ども理解?」と思う方がおられると思うのですが、子どもたちは日々変わっていくことと、先に書いたように、この時期大きく子どもたちが変わる時期なので、特にこのことをとりあげてみました。
そして二学期はあまり焦らないこと。
おそらくまた、子どもたちのこととは違ったところで、いろいろ仕事が次から次へとくると思うのですが、そのことに振り回されず、じっくりと子どもたちと接していきたいと考えています。
「仕事が遅いのはダメ教師」という見方があるのですが、そういつた意味で、大いに「ダメ教師」になってもいいかなと思っています。
さあ、大きく深呼吸をして……、二学期スタート!!
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夏休みの「不安」
「夏休み」は「子どもが登校しない期間」と言い換えてもよいでしよう。つまり、もう多くのみなさんがご存知のように、この期間教師も民間のみなさんと同じように仕事をしているわけですが、「子どもが登校しない」ということが、こんなにも教師にとって「不安」をかきたてるものだということを初めて実感しました。しかし、これはもしかしたら自分だけかもしれません。
そんな不安をかきたてられるのは、自分の年齢のせいなのか(もう、今の学校体制や子どもたちの変化についていけないのではないかと不安になる年齢)、教育基本法が変えられ、それにともなう法律が次々と強引に可決されていく中、学校の様子が大きく変わっていくことが予想されるからなのか……。
始まってしまえばなんとかなることはわかってはいるのですが、先が見えない不安というのはこういうことなのだと実感しました。
そんな夏休みでしたので、その不安を払拭するために、とにかく働き、勉強した「夏休み」だったように思います。しかし、そんな学習が本当に役に立つのかという不安がさらにおそってくるという悪循環。いったい自分はどうなってしまったのかとまたまた不安に……。
ということで、今の不安が解消されるのではないかという意味で明日が楽しみです。(こちらは、明日が二学期始業式)
そんな不安を職員室で話すと、「しおざき先生が不安なんだから、私たちはもっと不安です」と言われてしまいました。若い人たちの不安をやわらげてあげなければならない立場なのに、逆に不安をかきたててしまっていることに反省です。
それにしても、この文章の中に「不安」ということばがやたらに出てきますね。もっとドーンとかまえていられないのかと、今さらながら、自分の人間としての器の小ささにあきれています。
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増やさなければならないのは授業時数ではない
文科省がまたドサクサにまぎれて「授業時数を増やす」などと言っていますが、本当にまったくわかっていないというか、いいかげん目を覚ましてほしいというか……。
今の子どもたちの様子を見てみれば、増やさなければならないのは授業時数ではなくて、教員の数なのです。つまり、一クラスの子どもの数を減らすだけで、今の教育問題の7割は解決すると言っても過言ではないと思っています。
教師の数を増やすことにはまったく目を向けず、授業時数を増やすという見当違いのことばかりやっているから、いつまでたっても教育問題は先に進まないのです。
こんなことをしていたら、いじめ問題、学力低下問題、教師の精神的疾患の問題、学校と保護者のみなさんとのすれ違いの問題、少年事件の問題…エトセトラ、こういった問題は解決するどころか、ますます問題が大きくなっていくでしょう。
どうしてこんな簡単なことがわからないのだろうか。
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