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2007年09月30日

子どもや保護者は教師の何に信頼を寄せるのか

昨晩遅く岩手から帰宅しました。50歳の老体にはさすがにきつかったです。岩手のみなさん、いろいろありがとうございました。

さて、岩手でも話をしたのが、子どもや保護者は教師の何に信頼を寄せるのか、ということです。

少なくとも、国や教育委員会の方針に従順に従うだけの教師には信頼を寄せないことは確かなのです。

そうではなくて、あくまでも"子どもの側に立って"、授業や生活指導に取り組む教師にこそ信頼を寄せてくれるのではないでしょうか。

しかし、子どもの側に立とうとすればするほど、国や教育委員会の方針とぶつかってしまうのは、ある意味必然なのです。なぜなら、国は、国のための教育を進めようとしていて、私たちは子どものための教育を進めようとしているからです。

そでも私の場合、ぶつかってもぶつかっても、子どもの側に立つ生き方をしていきたいと思っています。そして全国には、そういった教師がまだまだたくさんいるのです。

また、子育てに対して、上からの目線で、ああしろ・こうしろと教え込む教師には、その中味がいくらすばらしくても、ついてきてはくれません。厳しい子育て状況の中で求められているのは、一緒になって頭を抱えてくれる教師なのだと思います。

しかしいつまでも頭を抱えてばかりはいられないわけで、その次には学校と保護者が共同して取り組んでいく具体的な指針を見つけてくれる教師でありたいと思っています。

さらに言えば、教師はもっと謙虚で正直であるべきだと思っています。

うまくいかなかった時に、子どもや親のせいにするのはもうやめましょう。確かに子どもや保護者のみなさんにも考えて欲しいことがあるのは事実です。しかしそれ以上に、私たち自身にも問題や弱さがあることをもっと示すべきではないでしょうか。

そしてお互いの足りないところをカバーしつつ、一緒になって子どもたちを育てていこうとした時に、初めて教育再生の第一歩がはじまるのだと思っています。

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wrote by しおちゃんマン

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