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2006年12月01日

こりゃダメだ「教育再生会議第1分科会」

この日記者会見した第1分科会の白石真澄主査は、再生会議として「基礎学力をつけるには授業時間が足りないのではないか、という方向性は一致している」と述べた。素案には、1日7時間授業や夏休みの短縮などで授業時間を増やすことや、主要教科の授業を重点的に増やすことなどが検討事項として挙げられた。

授業時間を増やせば学力があがるということはありません。逆に、集中力が切れたり、ストレスがたまったりすることが多いです。最近の子どもたちを見ていても、1日5校時が限界ではないでしょうか。むやみに授業時間を増やすと、さらに荒れる教室が増えるでしょう。

学力の問題は、あくまでも、中身の問題だと考えています

教員の評価については「校長や教委だけの目で行う現状を改め、保護者、学校評議員、児童・生徒などが参画した第三者評価を実施する」と明記。

このblogでは、こういった教員評価のおかしさを繰り返し書いてきましたので、あらためて書くことはしません。

2006年07月02日 教師が疲れきっていること
2005年07月22日 教師の仕事を数値で評価できるか
2005年08月02日 全生研大会「一般分科会(2)」
2005年08月25日 高知で(終)
2005年09月19日 先生を選ぶこと
2005年12月20日 保護者による学校評価

「不適格教員」対策であると言うのですが、これをやると、その苦しさから、逆に「不適格教員」が増えてしまうことに早く気がついてほしいです。

教師の不適格性については、あくまでも子ども、保護者、学校との話し合いで進めるべきだと考えます。評価によって決定づける問題ではないと思っています。

小学校では、複数担任制や、各学年ごとに事務職員を置くなど、何から何まで一人の担任に仕事を集中するシステムを変えていかなければなりません。(責任問題も含む)

いずれにしても、これらの問題は、教員評価によって解決できるものではありません。

※引用[asahi.com 2006年11月30日12時28分]

wrote by しおちゃんマン

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