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「なぜ?」を問うことから
最近、暴れたり指導拒否をしたりする一人の子に振り回されて、学級全体がうまくいかなくなるケースが全国的に広がっています。しかもそれはすでに小学校低学年から始まっています。私たちはこのような状況を、どう子どもたちと乗り越えていけばよいのでしょうか。そう、大切なことは「子どもたち」と乗り越えていくことです。
しかしそれにしても、当面はその子と教師との関係からスタートしなければならないのが現実です。そしてその時に大切なことは、「なぜ?」を問うことです。
・どうしてこの子は荒れるのか。
・どうして教師の言うことを聞いてくれないのか。
・なぜ友だちに暴力を振るうのか。
「なぜ」を問わないと、「その子が悪い」「親が悪い」という結論で終わってしまいがちで、結局は何も解決できないばかりか、教師との関係がさらに悪化し、事態はますます悪い方向に進んでしまいます。
その子の言動・行動を否定する前に、まずその子と一緒に「なぜ・どうして?」を問うことが大切ではないでしょうか。結論は急がなくてもいいのです。まずは「なぜ」と、その子と一緒に考えてみましょう。
すると不思議なもので、その子が否定的な言動や行動を通してどんなメッセージを発信しているのかが見えてきます。そしてその教師はそのメッセージをしっかりと受け止めて指導すれば良いのです。
しかし、「きちんとやらなければならない」「ルールを守ることがまず大切」といった価値観が強い学校では、「きちんとできない子」の気持ちが見えなくなりがちです。管理的な学校・学年ほど経験の少ない担任のクラスが荒れる傾向にあるのはそのためです。
さて私は、この文章の最初に「子どもたちと乗り越えていく」という言い方をしました。それは、子どもというのは教師と子どもとの関係だけで成長するものではないからです。子どももまた集団の中で成長します。従って、集団を指導しなければその子の問題も解決しないのです。
そのためには学級地図などによる学級分析がまず大切になってきます。そのことについては後日また書いてみようと思います。
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PTA総会で発言
昨日のPTA総会で発言しました。
PTA総会で教員が発言するのはあまりないと思います。また、私自身本校2年目なので、これまでのいきさつや事情をよく知らないので、おそらく不愉快に感じる方も多いのではないかと思ったのですが、いつかは誰かが言わなければならないと考えました。
また、スムーズに進行するために、前日の夜遅くまで準備をされていた方がたくさんいらっしゃることも聞いていたので、本当に申し訳なかったのですが、誰かが言わなければならないと考えて、勇気を出して発言してみました。
発言が終わったら、汗びっしょりになっていました。子どもたちには「発言しなさい」と要求しているのですから、まずそのつらさを感じることも大切ですね。別な意味で勉強になりました。
具体的な発言内容については、内部事情もありますのですべてオープンにはできないのですが、
○学級役員選出について
○組織の見直しについて
その他
について発言しました。
私の発言についての答弁は、おおむね了解していただき、今後検討していただくということでしたので、発言してよかったと思いました。
でも、正直、かなり精神的に疲れました。
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りんごの皮むき
家庭科で、りんごの皮むきをしました。(家庭科は専科の教師が指導しています)
今の子どもたちがこういった作業がでくなくなってきていると言われて、かなり久しいのですが、今回の授業を見ていて、また違った視点で考えさせられました。
しおちゃんマンのクラスの子が、家庭科でこの授業をするということで、前日に家で母親に教えてもらったり、一緒にむいてみたりしたそうです。その時の感想を日記に、
「やっぱり、お母さんはすごい、と思いました」
と書いてありました。
なるほど……、この授業は、「親に対する見方を変える」といったことにもつながるんだ、と。
教育する、学習するというのは、実はすべてこういったことが起こりうるわけです。逆に言えば、こういった「広がり」が見通せない授業はマズイのかもしれないと思いました。
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明日は授業参観
明日は今年度最初の授業参観です。国語の授業をやる予定です。
さて授業参観では、子どもの「集団の中での様子」について参観されてみたらどうかと思っています。
家庭にいるときと集団でいるときとでは、その様子がまったく違っている子が多いです。大人でもそうですね。そして実は、家の外にいる時間の方が多いわけで、将来もその「社会性」が重視されるからです。
さらに言えば、自分の子どもが、「集団に対してどのような影響力を発信しているか」を見てみるとよいかもしれません。簡単に言えば、「みんなを盛り上げている」とか、逆に、「迷惑をかけてしまっている」とかです。
このように、子どもを、「集団とのかかわり」の視点で見てみると、あらたな子どもの一面が見えてくるかもしれませんね。
つまり、勉強ができているか・いないか、態度がいいか・悪いかといった、個的な見方からこのように見方を一歩広げてみてみることで、今まで気がつかなかったこと、知らなかったことも見えてくるような気がするのです。
ただ…、このことを保護者のみなさんに呼びかけると、経験上、授業がうまくいかなくなってしまうことが多いのです。「みんなに迷惑をかけないように」「調子にのるんじゃないのよ!」と言われてしまって、ほとんどの子が発言しなくなってしまうからのようです。(笑)
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クラブ活動
本日から、クラブ活動が始まります。
クラブ活動は部活動とは違い、4年生以上全児童がなんらかのクラブに入って活動します。
しおちゃんマンは、今年も「テニスクラブ」の担当です。
ただ、ソフトテニスなので、しおちゃんマンがやっていた硬式テニスとは若干打ち方が違いまして……、しおちゃんマンが子どもたちに専門的に教えるわけではありません。
本校ではいろいろなクラブに地域のボランティアコーチが来てくれていますが、テニスクラブにも地域で活躍しているコーチの方が来てくれています。
コートは、学区の中学校のコートを借りています。そこまで歩いていくのが若干つらいのですが(時間的に)、子どもたちは楽しみにしています。
あ~…、テニスやりたいなあ。体が動くのもあと数年だと思うのに、なかなかその機会がないことが残念。
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六時半出勤が続くぞ
昨日から、市内陸上大会に向けての練習が始まりました。練習は七時半からなのですが、しおちゃんマンは六時半に出勤することになりそうです。それが一ヶ月続くので、若いときならともかく、この歳になってからは、かなりきつい。
どうしてそんなに早く出勤するのかというと…、簡単に言えばしおちゃんマンは基本的に朝方の仕事スタイルだからなのです。今までも、七時くらいに出勤していたので、練習が始まった分早く来なければ仕事が終わらないということです。
夜は、研究会やらその他いろいろな会議があるので、どうしても遅くまで残れません。
日常的に12:00すぎに寝ているので、この一ヶ月は一時間くらい早く寝ようと思っています。
ただ、こういった時期はどうしても子どもたちから目が離れがち。怪我やいじめ等に、特に気をつけなければ!!
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傷つく言葉
道徳の時間に、「傷つく言葉」をたくさん出してみました。
死ね、殺す、消えろ、失せろ、来るな、バカ、アホ、ドジ、でぶ、ブス、ちび、身体障害者、しょぼい、しけてる、キモい、ウザい、ムカツク、~が好きなんでしょ、くさい、…エトセトラ。
すべて黒板に書き出してみました。板書してみて、ここからたくさんのことを教えなければならないことに気がつきました。
命の問題、差別の問題、言葉の使い方の問題、男女の問題、体の問題……。
みなさんだったらまず、どの言葉をとりあげて話をしますか?
とりあえずこの時間は、命を軽視すること、人を差別することは絶対に許さないことを話しましたが、これからも、ことあるごとに一つひとつ丁寧に教えていかなければなりませんね。
一番いけないことは、大人が、これらの子どもたちの環境や文化を知らなかったり、知っていても放置しておくことだと思います。
その結果、どうなってしまうのかを、いやというほど経験していますので、これから子どもたちにしっかりと向き合って指導していかなければならないと、肝に銘じました。
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浦安生活指導研究協議会5月の学習会
主催:浦安生活指導研究協議会・船橋教職員組合浦安班
今、私たちに求められている教育実践
若い教師たちへのメッセージ
■日時
5月11日(金)18:00~20:45(受付 17:30~)
※終了後、居酒屋にて交流会あり。
■場所
浦安市中央公民館 3F
東京メトロ東西線「浦安」駅。徒歩3分。
■講師
濱口智先生
全国生活指導研究協議会全国委員
岩手県大船渡市立猪川小学校教諭
■講師紹介と講座内容
濱口先生がそこに立っているだけで、子どもたちから笑顔がこぼれます。大きな大きな、大きな体からにじみでる「やさしさ」は、子どもたちをみつめる確かな「目」があるからです。
○子どもたちをどうとらえ、楽しく、前向きに実践を進めていけばよいのでしょうか。
○失敗談、成功談を具体的な実践を通して語ってくれます。
○そして、今の若い教師たちにのぞむこと……。
子どもの指導についての悩み、保護者との関係の悩み、職員室での悩み等の交流も行います。若い人はもちろん、ベテランの先生方にもおすすめの学習会です。多くの方の参加、お待ちしています。
下記のページにて、お申し込みください。
参加費は、500円です。500円だけで、年間6回のすべての講座に参加できます。
当日、受付でお支払いください。
多くのご参加、お待ちしています。
お問い合わせはこちらです。
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ギターを買いました
昨日、ギターを買いました。
今まで使っていたのが壊れてしまったからです。教室に置いておくのでどうしても長持ちしません。ということで、一万円以内の一番安いやつを購入しました。
学年の先生に「ギターも弾けるんですか?」とびっくりされましたが、私たちの世代の男の子は、ほとんど一度は手にしたことがあるわけでして……。
さて、月曜日から子どもたちと一緒に、全校の今月の歌「あの青い空のように」を歌おうと思っています。
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家庭訪問計画作り
家庭訪問(36家庭)が、5月1日、2日、8日、9日の四日間で行われます。
しおちゃんマンのクラスは、役員さんがなかなか決まらなくて、連絡網が作れなかったこともあって、家庭訪問の計画も立てられずにいました。他のクラスはすでにできているようなので、月曜日には出さなければならないと思っています。
本校は学区が広いこともあって、一つの家庭で10分弱のお話しかできません。忙しい中、せっかく時間をやりくりしてくれているのに、申し訳ない気持ちです。
担任としては、クラスの子どもがどこに住んでいるのかの確認、そして保護者のみなさんへの挨拶がテーマとなります。また、余裕があれば、家での様子なども知ることができたらベストだと思っています。
計画をたてるうえで、それぞれの家庭の事情を配慮したので、一気に遠くまで足を運ばなければならないこともあります。ドラえもんの「どこでもドアがほしいね」と、学年の職員で話しています。
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1年生を迎える会07
18日(水)の2校時は、「一年生を迎える会」でした。
6年生は、1年生のお世話。他の学年は、1年生への歓迎の演技をしました。
まず3年生は「世界中の子供たち」の歌と手話。
4年生は、「歌とリコーダー」
2年生は、「線路は続くよどこまでも」の合唱。
そして5年生は、「南小学校にドラえもんが来た」の歌と劇でした。
ピアノのおけいこがうまくいかないしずかちゃんは、ドラえもんに不思議な鍵盤ハーモニカをもらってとても上手になったり、にんじんが嫌いなのび太君が、ドラえもんに魔法をかけてもらって、食べられるようになったりする劇を楽しく発表しました。
前に出て劇をする人はもちろん、後ろで楽しい替え歌を歌うみんながとても上手で、劇をした人たちも、みんなから「勇気」と「元気」をもらって、生き生きと演技をすることができていました。
会が終わってからも、他の学年の人たちが、「ドラえもんおもしろかったね」と言っていたので、しおちゃんマンもうれしかったです。
これからも学年でいろいろなことに取り組むので、今回のように、みんなで心をひとつにしてがんばってほしいです。
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役員さんが決まりました
昨晩、学級役員さんの最後の一人が決まりました。日刊通信で呼びかけたり、すでに決まっていた新役員さんや有志の方にはたらきかけてもらったりして、なんとかクジ引きはまぬがれました。
しおちゃんマンは、晩酌の習慣はないのですが、昨晩は焼酎を一杯だけ飲みました。ここ数日そのことが頭にあって、なかなか他の仕事に集中できなかったので、これでようやくホッとしました。
今回のことは、PTA活動について、大切な問題提起をしてくれたのではないかと思っています。そのことを真摯に受け止めて、PTA活動について考えてみたいと思いました。
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1年生を驚かせて、楽しませる
まだ役員が決まりません。担任だけの責任ではないとまわりは言ってくれるのですが、やはり毎日暗い気持ちです。
さて昨日は、1年生が校舎めぐりをしていました。私の教室の前の廊下にもゾロゾロと歩いてきたので、ここは少し驚かせて、楽しませてあげようと、ウルトラマンのマスクをかぶって授業をしていました。
廊下をゾロゾロ歩いていた一年生がそれに気づいて「ウルトラマンがいる!」と大さわぎになりました。
5年生の子どもの一人も、キン肉マンのマスクをかぶって授業をしていると、これまた大喜びしていました。
きっと1年生は、家に帰ってから、「ウルトラマンとキン肉マンが勉強してたよ」と家の人に話すんだろうな、と考えると、何か楽しくなりました。
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学級役員が決まらない…
昨日の保護者会で、学級役員がとうとう一人だけ決められませんでした。本校では五人決めるのですが、四人しか決めることができませんでした。
全員がその日に決まらなかったのは、長い教師経験の中で初めてです。
保護者のみなさんが悪いのではないのです。本校の保護者のみなさんの事情に「うとい」私の進め方が悪かったのだと反省しています。
困りました…。
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【書籍】だから、僕は学校へ行く!
久しぶりの書籍の紹介です。乙武洋匡さんの「だから、僕は学校へ行く!」です。
ご存知のように、乙武さんはこの四月から杉並区の小学校の教諭として勤務しています。なぜそのような道を選んだのかが、素直な「現場目線」で書かれています。
「現場目線」という言葉を使いましたが、彼の視点のすばらしさは、あくまでも「現場」にこだわっていることです。教育再生会議のように、現場を上から見下ろして教育を語るのではなく、なぜそのようになっているのかを現場の事情をこまかく取材し、現場に共感しつつ、そこから独自の教育論を語っていることです。
また、自分自身も教師になることを決意し、しかも、まわりが私立学校をすすめるにもかかわらず、あえて公立学校を選んだということでした。
残念ながら私たち現場の声はなかなか外に届きません。私たちの声は、教師の質の問題として片付けられ、もはや公教育ダメ論は、当たり前のような論調も広がっています。
そんな現場にとびこんでいく彼の生き方に共感し、同じ現場の教師として共にがんばることのエールをおくりたいと思っています。
本は、下記のページから購入できます。
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二週連続の土曜日出勤
いけないなぁ…と思いつつ、昨日の土曜日も出勤して仕事をしてしまいました。どうしても仕事が遅れがちなのです。学年はじめなので仕方がないとは思うのですが……。
昨日の仕事内容は、
○児童名簿(住所や兄弟関係も書かれている名簿)の作成と提出。
○明日の学年保護者会の資料作り。
○学級懇談会の保護者の名札づくり。
○時間割の掲示と、教室正面の掲示物完成。その他、習字掲示等の教室環境も。
○日刊通信、月曜日発行分作成。
○「5年4組のあゆみ」作成。←学級の前進度グラフ。
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若い教師からの批判
昨晩は、今年度本校に赴任した職員の歓迎会でした。その飲み会の席で、学年主任としてのしおちゃんマンに対する批判が二つ出されました。
一つは、テンポが速すぎてついていけないということ。
二つ目は、何も教えてくれないということ。
二つとも、以外というか、納得できないというか、世代間のズレというか、とにかくめずらしく気にしています。
しおちゃんマンは、基本的なことのみを決めて、あとは自分で考えなさい、というスタンスなのですが、どうやらそういったスタンスは今の若い人たちには、プレッシャーや不安を与えてしまうようなのです。
ゆっくりと、一つひとつていねいに教えながら進めなければ、安心して教師の指導ができないというのが今の若い人たちのようです。
冗談じゃないよ…、と思いつつ、一方で真摯にそういった批判を受け止めなければならないのかもしれないと考え始めています。
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クラス替えをした学級のおもしろさ
私が担任している5年生はクラス編成替えをしています。つまり、4年生の時の五クラスからしおちゃんマン学級に来ているわけです。
ここで、昨年度のクラスごとの習慣の違いがいろいろおもしろいです。私個人は、いろいろなクラスがあってもいいと考えていますので、この習慣の違いを楽しませてもらっています。
たとえば、給食の終わりに、「ごちそうさま」をしてから食器を片付けるのか、食器を片付けてから「ごちそうさま」をするのか、そんなこまかなところまで違いがありました。
また、上履き入れを机の横にかけていたクラスと、箱にまとめて入れてあるクラスがあったこと。
しおちゃんマンはどちらでもいいので(どちらも、メリット・デメリットがあると思うので)、子どもたちと相談して決めていこうと思っています。
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1年生への話し方
1年生の先生と、1年生の子どもたちへの話し方についておしゃべりしました。
一つは、単語そのものをゆっくり言うこと。「ゆっくり話す」ことは意識するのですが、単語そのものをゆっくり言うことがけっこうむずかしいのです。
二つ目が、一つの指示で一つの行動。そして一つの評価をすることです。1年生には「○○をしてから、○○をしなさい」といった指示では通らないのです。あくまでも、一つの指示・一つの行動・一つの評価だと思います。
三つめが、少しずつ集団的評価を入れていく、ということです。机の川ごと、または班ごとでもいいので、集団的に評価してみましょう。「○班さんの姿勢がいいね」というと、他の班の中で、子どもたち同士が注意しあうようになります。
一斉指導についてのこういったこまかい技は、まだまだたくさんあって、私も先輩達から伝えてもらいました。ところが、長い期間、採用のない時代が続いたので、こういった「教師の技」が伝えられずに、途切れてしまっているような気がしています。
※文字を子どもの方を向いて、さかさに書くこと(鏡に映った文字のように書く)も伝統的な技の一つですね。1年生の先生は、できますか?私も練習しなければできなくなっています。
※画鋲はどうとめるのかを教えてもらっていますか?
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入学式07
10日(火)は、入学式でした。159名のかわいい1年生が入学してきました。
本校では、この日は、1,3,5年生は臨時協業。6年生が在校生代表で式に参加し、2年生は児童代表の演技で、登校しました。
【クラスの発表風景】
【六年生に名札をつけてもらっています】
【担任の先生の発表】
【集合写真】
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出会いの日
9日(月)は、始業式。今年度は、5年生の担任になりました。
全校30クラス。児童数は1000名を超えました。そんな中、5年生は5クラスで、しおちゃんマンは4組の担任です。
体育館で担任発表を行った後、教室で5年4組の子どもたちと初めて顔を合わせました。
最初に私の自己紹介。「しおざきよしあき」。そして「しおちゃんマン」と黒板に書いて自己紹介をしました。また、しおちゃんマン人形や、しおちゃんマン変身用のウルトラマンマスク、キン肉マンのマスクも一緒に紹介しました。
次に子どもたちの名前を一人ひとり呼んで、返事をしてもらいました。どの子も笑顔で返事ができていてひと安心。
次に、5年生の教科書の配布。この日は「子育て手帳」も含めて11冊配布しました。数が多くて正確に子どもたちの手に渡るかどうか心配でしたが、さすが5年生。一人ひとりがしっかりと冊数を数えて、きちんと配布できました。
出会いの日に一番感心したのは、私の話がしっかりと聞けること。顔もこちらに向けて、背筋も伸ばして、どの子もしっかりと話が聞けていました。
「話を聞くこと」は、学習の基本になるだけでなく、友だちとのコミュニケーションでも大切ですね。相手を思いやる気持ちも、まずは相手の話を聞くことから始まるのではないでしょうか。
それができている子どもたちですので、この一年間で一人ひとりがグングン伸びるだけでなく、クラスとしてのまとまりもきっとできてくるのではないかと期待しています。
本校では5、6年持ち上がりが基本ですので、小学校を卒業するのもこのメンバーです。(担任は未定ですが)
まとまりのある、すてきなクラスになってほしいと思いました。
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さあ!始まるぞ!
こちらは今日が始業式。いよいよ新年度が始まります。
新年度の人事がなかなか決まらなかったり、体調が万全でなかったり、新年度への不安をグスグズ言っていましたが、ここまできたら開き直って子どもたちにぶつかっていくしかありません。
私たちの仕事は、子どもたちにぶつかってみて初めてわかってくることの方が実は多いわけで、ぶつかる前にびびっていては仕事にならないとも言えるのです。
今年も体調や神経が持つところまで、突っ走ります。
そんな、悲壮な決意を胸に、今年はスタートします!!
今年度の学年と、子どもたちとの出会いの様子は、明日のブログをお楽しみに!
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土曜日出勤
昨日は、病院に検査結果を聞きに行くついでに出勤してきました。
体の方はあまり結果はよくなくて、薬が増えてしまいました。検査したのが先月の28日。一番忙しくてストレスがたまっていた時期だったからだと自分で自分を納得させています。
学校に着いてみると、早朝にガラスが割られる事件があったことを知りました。植木鉢などが投げ込まれており、ひどい状況でした。このところガラスが意図的に割られることが続いているので、被害届を出して警察に本格的に動いてもらうことになりました。
一方で、たまってしまった仕事を片付けました。新しい教室にも行って机の配置等…、セットしてきました。
午後になると、背中に寒気がはしって体調がおかしくなってきたので、帰宅して夜までぐっすり眠りました。実践の自信も取り戻し、その見通しはだんだんたってきたのですが、今度は体調が……。
なかなかうまくいきません。
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始業式に向けて
週明けが始業式です。
実務的な準備も大切ですが、もっと優先させなければならないことが、子どもたちとの出会いをどのように演出するかです。しおちゃんマンが出会いの日にこだわっていることは、
○どのように座らせるか。好きに座るとしたらどのよう子どもたちは座るのか。
・前に座ること、後ろに座るこの違いは?
○担任の自己紹介をいかに楽しく演出するか。
○初めての子どもの呼名の時に、何を意識するか。
・始業式の日の教室での呼名が、子どもたちへの最初のはたらきかけです。そのはたらきかけに対して子どもがざのように反応するのかは、当然見ていかなければなりません。
教科書や、山のような配布物に振り回されがちですが、上記のチェックポイントをはずさないようにしたいと考えています。
具体的な様子については、後日このブログでも紹介するつもりです。
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学年便り1号での担任の自己紹介
9日の始業式に向けて、学年便りの1号を作っています。
その中で、各担任の自己紹介を書いてもらいました。
打ち合わせをしたわけではないのに、ほとんどの担任が「明るく、楽しい、あたたかい」クラスをつくっていきたい…、と書いてありました。
教師であれば誰でもがこうした前向きな願いをもって子どもたちとの出会いを楽しみにしているものです。
これから新しい年度がスタートするわけですが、この最初の願いをずっと持ち続けてがんばっていきたいですね。
ちなみに私は、「一緒に悩みましょう」みたいな表現を使ってしまいました。ちょっと前向きではなかったなと、印刷し終わってから反省しました。
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余裕のない日々
5年前を思い出しています。当時、今勤務している学校と同じくらいの大きな規模の学校。その時の自分の仕事ぶりはどうだったかなと……。
ただ一つ言えることは、今よりもずっと余裕をもって仕事をしていたということ。
「こんなことは後回しでいい」
「やらなくてもなんとかなる」
「子どもが来てからが勝負」
そんなことを考えていて、この時期は気持ちに余裕をもってすごしていたような気がする。
それに比べて今はどうか。
いくら仕事をしても不安がいっぱい。何かやりのこしたことはないかと、オロオロしている。
どうしてこうなってしまったのか。経験年数をつめばつむほど、余裕が出てくるものだと思っていたがどうやら違うようだ。
これはどうやら、子どもたちへの指導に自信をなくしていることが原因らしい。
教師というのは経験年数をつめばつむほど、子どもとの距離が離れていく。子どもの思いを理解するためには、経験をつめばつむほど勉強が必要になってくるのだということを今、実感している。
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子どもたちを理解する
昨日は、前担任からの引き継ぎが行われました。一人ひとりの子どもたちについて、とてもていねいに引き継ぎをしてくれました。
前にも少し書きましたが、私の場合、引き継ぎはあくまでも子どもを理解するためと、とらえています。
「こんな子どもがいるから注意しよう」
といった、マイナスのイメージや先入観で子どもたちをとらえたくないわけです。つまりあくまでもその子どもを理解するためです。
引き継ぎがすんだら、今度は私の場合、子ども理解一覧表を作ります。これは私のオリジナル。具体的な方法は企業秘密なのですが少しだけ紹介すると、
○エクセルに名簿をつくります。
○一人ひとりについて、
・氏名 ・ふりがな ・生年月日 ・住所 ・家族構成 ・学力三段階 ・飼っているペット ・習い事 ・リーダー候補……エトセトラ、の列を作ります。
○引き継ぎ、家庭環境調査票、子どもたち一人ひとりとの対話で、これらの欄を埋めていきます。
○埋める作業は、4月中をメドにします。
○その後、付け足したり、修正したりします。
以上が、子ども一人ひとりについての分析。
それとは別に、友だち関係をしるために、ポストイットを使って「学級地図」を作ったりします。これについては、後日、機会がありましたら紹介します。
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新年度スタート
子どもたちは9日からスタートですが、職員室は昨日から新年度がスタートしています。
全校30クラスでスタートです。市内では二つ目に大きい学校。児童数は1000人を超えました。
このような大きな学校で、職員が一丸となって子どもたちの指導にあたることがむずかしいのですが、それができれば大きな教育力になると思っています。
そんな中、まだ発表はできませんが新しい学年が決まりました。学校全体の仕事分担(校務分掌)も決まりました。この一週間、子どもたちを迎えるために、全職員で全力でがんばらないと……。
私自身の今年度の目標は、職員会議でたくさん発言をすること。そのさい、自分の都合ではなく、みんなにとってどうなのかを常に視野に入れながら発言すること。
また、子どもの指導で悩んでいたり、保護者との関係で苦しんでいたり、管理職や職員室の人間関係で悩んでいる人の立場で発言すること。そのことは、自分自身も悩みをどんどん語っていくということでもあります。
職員集団が生き生きとすると、必ずそれが子どもたちにとってもいい影響を及ぼすものです。そのことを信じて、今年度はがんばってみたいと思います。
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小学校と桜
昨日は、学校に車を置いてきてしまったので、それをとりにいきました。せっかくなので、京葉線「新浦安」から学校まで歩いていきました。浦安市の桜の名所が見られるからです。
さて、学校に桜の木が植えられていることを不思議だと感じたことはありませんか?そこでいろいろ調べてみました。
明治時代、軍部の最高実力者であった山縣有朋の腹心の西周は、著書「兵家徳行」の中で、本居宣長の次の歌を紹介しています。
敷島の大和心をひと問わば、朝日に匂ふ山櫻花
西はこの歌を、まめで、おとなしくて、すらりとして、すなおな心をしめすもので、軍人の精神をピタリと言い当てたものだと評価しました。
ところが日露戦争直後ごろからその解釈がガラリと変わってしまいました。つまり、さくらの花のようにパッと咲いてパッと散る軍人の精神、ならびに、日本人の精神を示す歌だということになってしまったわけです。
軍はこの精神風土を広げるために、小学校にさくらを植えるように指示を出しました。小学校の教師たちは、「さくらの花のようにパッと咲いて、パッと散るのが日本人だ」と一生懸命に教えました。西周や本居宣長は、目がテンになっていたかもしれませんね。
ちなみに桜は本来、優雅なもので、山桜系統の八重などは、散らずに長く咲いている花です。この頃、小学校に植えるように指示が出されたのは、葉が出る前に花が咲き、すぐに散ってしまうソメイヨシノという品種でした。
しおちゃんマンは桜が好きです。新しい年度がスタートするなあ…という気持ちになれる花でもあります。小学校に植えられている桜が、「そもそも」はどうあれ、これからは、子どもたちの成長を祝福する花であることを願わずにはいられません。
(参考)
星とさくらと天皇と 城丸章夫著
新日本新書
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新年度の引継ぎの留意点
いよいよ月曜日から新年度がスタートします。児童は9日の始業式からですが、学校はすでに月曜日からその準備に追われます。
この時期、様々な実務的な仕事の他に、児童の引継ぎが行われます。前担任から・学年から、一人ひとりの児童について、どいうった子どもだったのかが引き継がれるわけです。その時の、私自身の留意点を紹介します。
○子どもは、新年度の最初は、自らも変わろうとしている。(今年からちゃんとやろう、等々)
○子どもは、環境・集団によって変わる。
○したがって、引継ぎ内容は軽視はしないが、絶対視しない。
○ただし、前年度の保護者からの要求は重視する。
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