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多様な出会いを
今日は卒業式です。今の六年生は、私が本校に着任したときに最初に担任した子どもたちなので、いろいろ思うところがあります。
これから楽しいこと、つらいこと…、今まで以上にどっと押し寄せてくると思います。そんな中でも、「自分」をしっかりともってがんばってほしいと思っています。
さて、今の六年生は、結果的に私も含めて5人の教師が担任しました。
2年間同じ担任の方が、クラスがまとまるのではないかという意見もありますが、本校の場合は六年間クラス替えがないので、他校と違っていろいろな教師との出会いが大切だと思っています。(その年の子どもたちの状況を一番に配慮して考えなければならないことは当然ですが…)
特に私のようなクセのある教師に2年間担任されるのは、子どもも保護者のみなさんも疲れます。(笑)
教師との出会いだけでなく、子どもの時は(若いときも)特に、<「出会い」は、可能な限り「多様」であった方がいい>、というのが私の持論です。
いろいろな人がいていいこと、どんな人とでも一緒に生活できることを学ぶこと、そして自分自身の視野を広げ、豊かな価値観を持つことができるからです。
本校は、いろいろな面で(特に学習環境的に)恵まれている学校だと思います。ただ一つ課題があるとすれば、この「多様に出会うこと」がどうしても制限されてしまうことではないかと思っています。
そこで、多様で豊かな出会いと経験ができることを、授業や様々な活動で保障できたらいいなあ…、と思っています。
wrote by しおちゃんマン
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» 3月17日 卒業式(ToT) from れれれさるの『学級日誌』
いよいよ、卒業式当日になりました。心配していた雨も夜中のうちにあがりました。「ほら 昨日までの ふり続いた雨も上がり 頬に夜明けの 風を受けている・・... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年03月18日 18:59
コメント
本当に先生にはお世話になって、いい小学校生活になりました。感謝しています。
確かに多様な出会いは不足していますが、少ない利点もたくさんみつけました。
環境は選べないことが多いので、その中でどうしていくか、工夫していくのが教育の役割なんですかね・・・。
投稿者 Ymama : 2006年03月17日 22:45
>特に私のようなクセのある教師に2年間担任されるのは、子どもも保護者のみなさんも疲れます。(笑)
ごめんなさい。ここを読んで私も笑ってしまいました。昔、2年受け持った学年の子どもがあまりにも似てきて、次に受け持った人が苦労したことを覚えています。
それ以来、原則的に「持ち上がりはしない」という事にしています。個性的な先生って「合う子」もいれば、「合いすぎる子」もいますし、もちろん「合わない子」もいると思います。私は、合わない(人間的に軽蔑している)校長との3年間は地獄の忍耐でした。(希望を出し続けて3年。今年は異動できました)
だから、私と合わない子は我慢できないだろうなぁって思うからです。
投稿者 七星 来人 : 2006年03月18日 08:31
>Ymamaさん
ご卒業、おめでとうございます。
なんの力にもなれませんでしたが、お子さんにすてきな未来がくるようにお祈りいたします。
与えられた環境の中で前向きに生きていくこと、そして場合によってはその環境にもはたらきかけながら改革していくことが大切なのだと思いました。
>七星 来人 さん
いろいろな子がクラスにいていいのだと思っています。子どもたちの多様性も教師は保障していきたいですね。
投稿者 しおちゃんマン : 2006年03月18日 13:47
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