« PHS機種変更(WX310K) | メイン | どっちだ? »
気づかい世代
数年前の話になりますが……、
6年生を担任していた時に、ある女の子が、
「友だちといると…、疲れる」
「仲良しを続けなければならないのが…、きつい」
と言い出して、驚いたことがありました。
なぜならその子は、普段はとても明るい子で人気者、たくさんの友だちがいた子だったからです。
しかし実は、とてもまわり(友だち)に気をつかっていたことがわかったのです。
先日、「野ブタ。をプロデュース」を観ました。
実は過去2回しか見ていないので、話の前後関係がまったくわからないのですが、印象としては、
「みんな、なんて孤独でさびしがり屋なんだろう」
「今の若者は、友だちにとても気をつかって生きているんだなあ」
「なぜ、あんなにも自分を責めるのかなあ」
という感じでした。
しかし、彼らがみせてくれる、「ひとりぼっちの、悲しいほどのやさしさや気づかい」に今の若者は共感し、かっこいいと感じるのかもしれません。
きっと、今の中・高校生は「気づかい世代」なのだと思います。
そしてその「必死の気づかい」が、ある時ふとすれ違ってしまうと、必要以上に自分を責めてしまうのかもしれません。
「人のせいにしてしまう」…、ある意味、いい意味でのふてぶてしさがなくなってきたように感じています。
そんな傾向がいいことなのか、逆に問題なのか、実はまだよくわかりませんが……。
wrote by しおちゃんマン
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://shiozaki.info/mt/mt06-tb.cgi/932
このリストは、次のエントリーを参照しています: 気づかい世代:
» ただ一人あること from 小学教師の雑感・多感
一日一人で動いた。
母校(大学)の図書館に篭もったあと、
近くの湖に出かけ、山を越えて電車で帰った。
多くの人と関わる仕事なだけに、一人でいる時間もまた... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年11月28日 20:05
コメント
いつも楽しく拝読させて頂いています。
八方美人は大人も子どもも疲れますよね。
しかも本来は内向的な性格の子どもにとっては、消耗著しいと思います。
自我が芽生えて、そんな自分に気づいたとき、「つかれる・キツイ」と思うのかもしれません。
一人でいることで学べることも多いこと・一人でいてもいいことを、子ども達に上手に伝えていきたいと思います。
休日を一人で過ごしたことを書きました。TBさせて頂きましたので、宜しくお願い致します。
投稿者 HIRO : 2005年11月28日 20:12
>HIROさん
TB、ありがとうございました。もう一人の自分で、自分自身を見つめられるようになる時期を大切にしたいですね。そこが上手にくぐりぬけられなくて、いろいろトラブッてしまう子どもが増えてきているような気がします。
投稿者 しおちゃんマン : 2005年11月29日 07:46
サイン・インを確認しました、 さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)
(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)