« 長音の指導(上) | メイン | PHS機種変更(WX310K) »
長音の指導(中)
さて、問題なのは、「え段」と「お段」の長音表記です。
先週子どもたちに(小3)、この□の中に何を入れたらよいかと質問してみました。
え□ご け□さつ せ□せき て□でん へ□たい め□れい れ□てん
3年生ですから、ほとんどの子は「い」と答えました(正解)が、やはり何人かの子どもたちが、いくつかの言葉に「え」をつけてしまいました。
「え段」をのばす時には、のばした時の母音をつけるのではなく、「い」をつけるのです。つまり、
<え段では「い」をつける>
えいご けいさつ せいせき ていでん へいたい めいれい れいてん
ということになります。
ところが、ここで困ることは、「え段」には発音通りに書く特例があることです。その言葉を子どもたちに考えさせて見ました。
<「え段」で発音通りに書く特例>
ねえさん ねえ
現在、広告表示などで、「え段」の長音表記をわざと「え」と表示することが目立ってきました。子どもたちの混乱の原因の一つになっているようです。
さて次回は、最大の難関…、高学年でも間違える「お段」の長音についてです。
今週の金曜日に「お段の長音の授業」を、教育実習生の前でやる予定なので、みなさんにお知らせするのはそのあとになりそうです。もう少々お待ちください。
(つづく)
wrote by しおちゃんマン
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://shiozaki.info/mt/mt06-tb.cgi/930
このリストは、次のエントリーを参照しています: 長音の指導(中):
» 学力高めはここから・目からウロコ指導法・ビッグ3 from 日本の教育は、これでよいのか
ご紹介です。文日記/あっきいまだ「は」と「わ」に悩む 平仮名指導は、国語教育の第一歩。その中で「わ」と「は」、「お」と「を」などは、子どもにとって、混乱しやす... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年11月27日 11:13
» 学力高めはここから・目からウロコ指導法・ビッグ3 from 日本の教育は、これでよいのか
ご紹介です。文日記/あっきいまだ「は」と「わ」に悩む 平仮名指導は、国語教育の第一歩。その中で「わ」と「は」、「お」と「を」などは、子どもにとって、混乱しやす... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年11月27日 11:14
コメント
子どもの実態・例題を入れて、お書きくださり参考になります。有難う御座います。
投稿者 今日 : 2005年11月27日 11:02
読んでいて、はたと思い至りました。分かっていないのは、そういう文章が出て来る本をあまり読んでいないせいではないか?と。どうも子どもが小学校に上がると漢字を憶えて欲しくて漢字がたくさん出て来る本を与えたくなりますが、、、もっと平仮名がたくさん出て来る本(幼児向きの本だったりしますが、低学年だとそういうものを読みたがる傾向もある)も必要なのかなあ、と。気づかせてくれてありがとうございましたー。
投稿者 Y : 2005年11月27日 15:22
>今日さん
今、お段の指導を構想中です。今週中にはみなさんにもお知らせできると思います。
>Yさん
なるほど…、確かに漢字重視の傾向がありますね。実はひらがなが十分に使いきれていないことをあらためて感じました。
投稿者 しおちゃんマン : 2005年11月28日 18:46
そうなのですね。
平仮名・かなかな指導が徹底してないのですね。
子どもの実態に基づくサイト、有難う御座います。
投稿者 今日 : 2005年12月03日 07:42
「遠くの大きな氷の上を多くの狼、十ずつ通る」と、覚えます。おを付ける例外の言葉を並べてつくった文です。ついでに、その様子を絵にすると 印象的に覚えられます。
投稿者 もと教師M : 2009年10月13日 23:14
サイン・インを確認しました、 さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)
(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)