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2005年11月20日

保健室の鍵問題から

腰痛で今日は勢いよく起きられませんでした。座った状態から立つのにも苦労しています。

実は昨日から埼玉で全生研の全国委員会の研究会議が開かれています。昨日はなんとか行きましたが、今日は勘弁してもらいました。尿管結石のこともあるので、腰周りには注意しないといけないと思ったので……。欠席、申し訳ありません。

さて、カッシー05さんのブログに、養護教諭(保健の先生)が保健室に鍵をしめてしまったことが書かれていました。原因は、休み時間に子どもたちがたくさん保健室に遊びに来てしまうことが原因のようです。

詳しくは、カッシー05さんのブログをお読みください。養護教諭の役割や、その仕事の大変さ等々、多様な視点からコメントもされているのでとても参考になります。

保健室に鍵が閉まってしまうことは、実は本市での中学校では過去によくあったこと(今でもあるのかな?)なのです。それにはまた別な理由もあるようなのですが、それはさておき……、

しおちゃんマンは「子どもたちはどうして保健室に行くのか」ということに注目しています。

スクールライフアドバイザー(スクールカウンセラー)が配置されている学校が全国でも増えてきていますが、そこでいきなり相談するのではなくて、子どもたちはまず「保健室」で心を開く子が多いのはなぜなのでしょうか。

※不登校の子も「保健室だったら登校できる」という事例もたくさんありますね。

女の子だったら、体の悩みもあるのでしょうが、どうやらそれだけではないのだと思います。

そこには、雑談することの大切さや、雑談の過程でお互いの信頼関係が築かれていくことが示されているのではないかと思うのです。

重要な会議でなかなか発言がなくて、休憩時間になって、立ち話の中でその会議についての本音が出ることもありますよね。

※子どもたちが保健室に行くことの理由はもちろんそれだけではなくて、保健の先生は「自分を評価しない大人」である、ということを、以前どこかで聞いたことがあります。

子どもとおしゃべりをすることを…、たとえそれが他愛もないことでも、私たちはもっと積極的に(大切に)していく必要があるのだと思っています。

wrote by しおちゃんマン

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このリストは、次のエントリーを参照しています: 保健室の鍵問題から:

» 保健室に鍵が閉まった from 教師だ!文句あるか!
休み時間に保健室に来る子があまりにも多いので、休み時間は中から鍵をしめたいと養護教諭が言い出した。用事がある時には、ノックをして、その用事を言ってから入るように... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年11月20日 11:15

» 梅バア from 日々精進なり
高校の時、よく授業をサボって行った先。保健室。そこには、梅バアがいる。梅バア。本名は、、、、確か梅原先生。年の頃は、、、当時で50歳くらいかな?ズングリムックリ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年11月20日 17:06

コメント

そんなことがあるんですね。
子どもも大人も病んでますね。
みんな世の中のプレッシャーに押しつぶされていく。
そんな気がしてなりません。

投稿者 ちこ : 2005年11月20日 18:13

こんばんわ 
ワタクシの実体験から申しますに・・家庭でのあらゆる問題を抱えてましたが、捌け口もなく(先生に言ったら、親に言われるという恐怖感有り)ましてや、ダンマリを決め込んで苦しくなるのも嫌で、養護の先生のもとに訪れた経緯があったりします。何の事はない調子で聞いてくれていたので、「安心」して話してました。聞いてくれる人がいるというのは大きいです。壁に話す訳にはいかないですから。
 養護の先生も・・色々なのですね。
失礼しました。

投稿者 マム : 2005年11月21日 00:25

>ちこさん
みんながみんな孤独で、みんながみんなヘルプを発信しているんですよね。

>マムさん
聞いてくれる人がいるということ…、今の社会にとってとても大切になりますね。聞き役にもなりたいし、私自身もいろいろなところにいい意味でヘルプしていきたいと思っています。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年11月21日 18:03

保健室になぜ行くのか。
それはいろんな解があるでしょう。
でも、最近「誰かとつながりたい」という思いと、「でも、誰にも話せない」という思いがぶつかりある程度距離をおける信頼できる大人として養護教諭が選ばれるのではないかということ。
病気になったりケガをしたり、弱ったときに助けてくれる人に信頼を寄せるということかなと。(ナイチンゲール症候群?)
だから、養護教諭と担任が仲良くするといいことがいっぱいあります。教室では知ることのできない子どもの世界が見えてくるからです。ホントは養護教諭も雑談混じりにそんな話がしたいのだと思っています。でも、それがかなわない環境の時、養護教諭は保健室に鍵をかけたりして殻に閉じこもってしまうのではないかと。
それが心の病の表出ではないかと。
私自身、うつ病と診断されてから1年。少しずつ自分の周りの起こったことを振り返ることができるようになりました。そして、うつ病は教師の中に確実に増えているように思えて仕方ないのです。

投稿者 七星 来人 : 2005年11月22日 00:52

>七星 来人さん
「誰かとつながりたい」「でも、誰にも話せない」という思い…、自分自身の思いでもあるし、今の日本の社会、みんなの思いなのかもしれません。深く考えさせられました。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年11月23日 08:16

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