« 日航機事故「ボイスレコーダー」 | メイン | 夏休み後半戦スタート »
【書籍】沈まぬ太陽
「沈まぬ太陽」(山崎豊子)にはまりました。新潮文庫全5巻を購入して、1日で2巻(アフリカ篇)を一気に読みました。3巻、4巻が(御巣鷹山篇)、5巻が(会長室篇)となっています。
1960年代は、教師の世界にもこういった攻撃があったことを先輩から聞いています。教職員組合の活動家や民間教育団体の活動家を目の仇にして「アカ」呼ばわりをし、「偏向教育」をしているとして身辺を調査したり、家庭訪問を禁じたり、警察が尾行したりした教育委員会もありました。
子どもや現場の声を無視して、文科省の政策を批判するような教師を黙らせ、教育内容も「学習指導要領」を絶対化しながら統制していこうとする方法は、当事とまったく変わっていません。変わったとしたら、それに「文句」を言う教師が少なくなったことぐらいです。
その結果、教育・子育ての状況がどうなってしまったのかはご存知の通りです。
精神的疾患を持つ教師が増え、自殺の事件も続きました。子どもの問題・事件もあとを絶ちません。保護者のみなさんの悩みもどんどん大きくなっています。
ちなみにしおちゃんマンは、うまくいかないことを人のせいにしたくないので、今、自分として何ができるのかを退職するまで考え、実行し続けたいと思っています。
wrote by しおちゃんマン
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://shiozaki.info/mt/mt06-tb.cgi/798
このリストは、次のエントリーを参照しています: 【書籍】沈まぬ太陽:
» 忘れられない、二十年(暢気文庫・夏これ8/12) from 暢気亭日乗
昨日ニュースで流れていましたが
12日は日航機事故から20年。
正直、そんなにたったのか、というのが実感です... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年08月15日 17:47
» 大すきな本。(2) from つれづれ小町草子
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下)沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上)沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下)山崎 豊子... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年08月15日 20:24
» 山崎豊子 『沈まぬ太陽(三)』 from 多字騒論
新潮社(文庫) 2002年 ★★★★☆
東京の東部はものすごい雷雨。家の前の道路が冠水した。こんなのは初めてです。
さて、今日は8月12日。御巣鷹山の日... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年08月16日 02:31
» 日航機墜落…御巣鷹山の悲劇…から20年…また事故(@@) from 小学校長のお仕事
8月12日は御巣鷹山での日航機墜落事故から20年目の節目の日でした。
ちょうどこの日に、「あわや」という事故がまた起きました。
[続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年08月16日 17:35
» 山崎豊子 - 沈まぬ太陽 (1999) from BOOKVADER
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)山崎 豊子 おすすめ平均 一人でも多くの人が読むべきですあのとき何があったのか・・・旧態然とした組織の中で荒波に揉まれる主人公... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年09月01日 23:50
コメント
TBありがとうございました!
これはホントに一気に読めちゃう本ですよねー。
しおちゃんマン先生の生き方、共感できます。
私も常にそんなふうに考えながら生きたいと思っています。
投稿者 taeco7 : 2005年08月15日 20:27
TBどもでした。
久々に3巻だけ読み返したのですが、やはり重かった。
「国民航空」の営利追求体質を糾弾しているわけですが、
どうしても山崎豊子という人の社会的位置を気にしてしまいます。
この人のポジションって、いったいどこなんですかね。
こんな読み方は邪道極まりないのですが、読むたびにいつも浮かんでしまう疑問です。
投稿者 Sonic : 2005年08月16日 02:38
サイン・インを確認しました、 さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)
(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)