« 震災の日に | メイン | 持久走 »

2005年01月18日

一枚の写真の授業

TKY200501160124.jpg
 県と市の合同学校訪問での授業で「写真を見て話し合う」授業を計画しています。そのことがきっかけとなって最近、朝の会でその日のインターネットの報道記事から写真を取り出して、なんの写真なのかを考えたり、ニュースそのものについても考える学習をしています。今日は左の写真でした。

まず、何が写っているのかを聞きました。

・家が雪にうもれている。
・屋根に4人の人がのぼっている。
・手に何かをもっている。

等々の意見が出ました。

次に、この人たちに聞いてみたいことはなんですか?と聞きました。すると、

・何をしているのですか?
・どこの人ですか?

という質問が出ました。

その質問に対して、他の子が答えを予想して答えていきます。

・屋根の上の雪をおろしています。
・北海道の人です。
・新潟のです。(正解)

ここで、「この報道写真はいったい何を伝えたかったのでしょう」という発問をします。3人グループの学習班で話し合って発表します。

・新潟中越地震で被害をうけたけど、もう家に帰れて大丈夫。
・地震の被害の上に、さらに雪の被害が

等々の意見が、言い方を変えてたくさん出てきました。

ここで、この新聞記事を解説しながら読んであげます。

ここまで約10分間です。ちなみにこの記事は、以下の通りです。

-----↓ここから↓-----

雪の捨て場なし、消雪・流雪機能せず 中越地震被災地

 新潟県中越地震の被災地で、雪の影響が深刻になっている。頼みの消雪パイプや流雪溝が地震のダメージで機能しない所があるほか、仮設住宅では屋根から下ろした雪の捨て場を確保するのに、被災者が四苦八苦している。雪の重みで倒壊する家も増えてきた。被災地では、16日も雪が降り続いた。

 この冬一番の大雪となった11日から12日にかけて、魚沼市や十日町市などでは積雪が2メートルを超え、長岡市でも70センチに達した。

 小千谷市では11日、市の中心部を走る国道291号が大渋滞した。くみ上げた地下水で路面の雪を溶かす「消雪パイプ」と、雪を信濃川まで流す「流雪溝」がうまく働かず、除雪車が寄せた雪で道の両側に山ができて幅員が減ったためだ。

 商店街で雑貨店を営む大渕邦之助さん(62)は「昨年の今ごろはわずか数センチだった積雪が、今年は1メートル以上だ」と話す。路肩の雪で向かいのアーケードが見えなくなったという。午後には消雪パイプが復旧したが、大型車が雪でタイヤを取られて立ち往生するなどして混乱は終日続いた。

 同市では、地震で市道に敷設された約94キロの消雪パイプのうち、110カ所が破損した。年明けまでにほぼ修理を終えたが、復旧が遅れている道路では、パイプから水が均等に流れないなどの影響が出ている。流雪溝も揚水ポンプの故障で雪が流れなくなった所があり、路上に雪が積まれたままだ。

 雪捨て場の確保にも一苦労だ。川口町では地震で倒壊した家の敷地に雪が積まれ、3メートルほどの高さになった。近くで自転車店を営む大久保栄作さん(72)は「除雪がスムーズに進んでないため、道路もでこぼこだ」。町道約2.2キロの消雪パイプの修理が終わっておらず、町災害対策本部は「除雪しても雪がなくならない」と悲鳴を上げる。

 一方、約3500戸つくられた仮設住宅の雪下ろしについて、県などは「自助努力で」としている。長岡市内の仮設住宅に入居する女性(57)は「家の裏側も雪でいっぱい。どこに捨てればいいのか」。

 雪の重みも深刻だ。雪で倒壊した家屋はこれまで小千谷市や川口町、山古志村などで数棟が確認されている。山古志村の長島忠美村長は「雪解けになるまで本当の被害はわからない」と言う。

 新潟地方気象台は「向こう1週間は雪や雨の日が多くなる」として注意を呼びかけている。

(asahi.com フォトギャラリー記事より)
http://www.asahi.com/top/update/photonews/index_mon.html

-----↑ここまで↑-----

wrote by しおちゃんマン

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://shiozaki.info/mt/mt06-tb.cgi/556

コメント

一枚の写真の授業きろく読ませていただきました。なるほどと思いました。メディアテラシーの授業を見たことがありましたが、いまひとつしっくりきませんでした。でも、この方法なら色々な展開を考えられると思いました。札幌は今年度から校内ランの整備が進み、新学期から教室で使えるパソコンとプロジェクターが導入されました。こんな授業なら有効に利用できると思います。早速授業展開を考えてみたくなりました。

投稿者 ひだゴン : 2005年01月18日 21:46

> ひだゴンさん

私もいろいろ本をさがしてみたのですが、なかなかしっくりいかなくて、自然体でオリジナルの授業を考えてみました。

訪問授業では、実はこの実践は導入でして、メインは、子どもたちがテーマをもって写真を撮ることにあります。(^^)

投稿者 しおちゃんマン : 2005年01月18日 23:11

道生研大会でお話を伺ったときにも「楽しい授業」の影にある力強さを感じたのですが、塩崎実践の鍵はそういうステップを踏んでいくところにあるのですね。毎日の小ステップの中で検討を加えながら積み重ねて一つの授業を作っていくのだということがわかりました。
 ちなみに、私も(ひだゴン)というキャラクターを授業の中にしばしば登場させています。しかし、悪役や仲間のキャラを作るところまでは考えがおよびませんでした。毎日の小ステップの検討がが足りないというところでしょうか(^^)

投稿者 ひだゴン : 2005年01月19日 21:07

>ひだゴンさん

北海道もいよいよ3学期スタートですか?地震は大丈夫でしたか?

授業を作る時は、いかに自分もその中で「遊べるか」を考えています。何よりも自分が楽しくなければ子どももおもしろくないなと……。

二つ目は、ストーリーとして考えます。ドキドキハラハラの方がおもしろいですよね。

そして三つ目は、構成(配置)として考えます。バランスともいいます。ここで誰々に発言してもらうことが大切、とかですね。

以上、自前のキーワードです。f(^^;;汗

そしてこれらのみっつのキーワードのベースには、「公開性」があります。つまりこういった場所や学級通信で公開しつつ検討してもらうというのがベースにあります。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年01月19日 21:26

今日社会科の憲法の単元で平和主義の授業をしました。冬休み前からどうやろうかと色々悩んで先送りしていました。この時代ですから・・・ちょうどその頃生活指導の2月号が送られてきて「新しい憲法のはなし」の復刻版を発行した方がラーメン屋さんだということを初めて知りその行動力に感激しました。そこで「新しい憲法のはなし」を使って授業をすることにしました。ヒントは一枚の写真の授業です。あの本の挿絵を使うことにしました。例の戦争放棄の釜の中から電車や船が出てくる印象的な挿絵です。
 「何が描かれていますか?」からはじめました。「戦争放棄」という言葉から受けるイメージは?と進みました。(武器を捨てて生活に役立つものを作ろうということが描かれている)という意見から話し合いを進めていく中で「これは決意を表す絵だ」と答えた子がいました。
 子供達はあの絵からいろんなことを考えてくれました。「1枚の挿絵から」のささやかな実践です。

投稿者 ひだゴン : 2005年01月20日 21:40

> ひだゴンさん

おおっ!やってますね!!

大切なことは、その絵に否定的な意見も尊重しつつ、みんなで話しあうことだと思いました。

がんばってくださいね。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年01月20日 22:24

コメントしてください

サイン・インを確認しました、 さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


情報を登録する?