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2008年06月15日

現場を消耗させる間違った競争主義

「教師を競争させればがんばる」といった間違った競争観。

「文句がある奴は辞めればいい」という某区教育長の開き直り。

国・文科省は、学区の自由化で学校間競争をあおり、学力テストでその競争を激化させ、人事考課制度でその競争を教師個人にまで反映させました。

教師の仕事は数値で評価できるものではありません。教育の仕事は個人の仕事ではなく共同で進めるものです。

かりに教師個人が評価できるものだとしても、その評価は『何年もたってからわかる』ことがいくらでもあるのです。

間違った競争主義は、教師と子どもたちとの関係を崩壊させます。そして何よりも現場の「共同」の関係を崩壊させます。

指導の自己責任を強いられる中で私たちは日に日に消耗しています。

私たちはそんなことのために苦しんでいます。

実践・教育相談はゲストブックにどうぞ。

wrote by しおちゃんマン

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コメント

こんにちは。
子供の出す結果が最良の野菜で、その優秀な野菜を市場に出すために、ひたす良い物を作ることを強制させられ、評価されて、今日の反省ばかりさせられて最良の野菜を育てないといけないのが教師で、その教師に発破をかけて営業成績を上げている指導員が、教育行政ですか?例えが変かしら。
子供という野菜に肥やしをやる人を大事にしないで、最良の野菜を作れと言われても、無理ですよね。それに、マル優が付く野菜は、そんなに無いと思います。
みんな無理をしてそういうふりをしていると思います。根のない浮き草のような物で、自分にぜんぜん自信が無い。
それと、個性を忘れては困ると思っています。うちの息子や娘は、ずば抜けて秀で居る物と、ぜんぜん駄目な物のギャップがあります。このことをみんなが(うちの者もそうでした)許してくれなかったから、ホームスクーラーになったのです。

投稿者 とんきち [TypeKey Profile Page] : 2008年06月15日 10:14

もう少し。
うちの息子は、まだ義務教育中の子ですが、学校に行こうと思うと顔に皮膚炎が出て登校するには辛い顔になったり、お腹が痛くなったりと、症状が出ます。
でも登校しなければ行けないという常識心と、でも行けないと言う心がぶつかって強迫神経症になりました。安定剤の量が増えて行きます。
今は病気と思って薬とカウンセリングに頼り、無理して学校に行こうと思わず、自分の居やすい場所で楽しんで、たまに外の世界に出て疲れたら休んでを繰り返して、自分の居場所でたんぽぽの根っこの様に、強い根を張って欲しいです。
その応援を親はして行こうと思って居ます。

投稿者 とんきち [TypeKey Profile Page] : 2008年06月15日 10:57

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