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2008年06月14日

私たちはこんなことのために苦しんでいる

いつものように5時前に目が覚める。あっ、土曜日だったとすごくうれしくなる。しかしその次に、やらなければらない仕事が頭をかけめぐって、二度寝ができなくなる。

●説明責任と責任逃れと形だけの宣伝と

教師の精神的疾患の急増、中途退職者の増加……。「教師受難の時代」と言われてきてすでに久しいのですが……。にもかかわらず文科省や教育委員会はいまだに言い続けています。

「国や地方自治体は、教育について万全の努力をしています」

「それでも子どもたちの学力が向上せず、教育問題が絶えないのは、現場の責任です」

そして現場は、その責任から逃れるために必死です。

やってもやっても終わらない「報告」のための文書づくり。教師の力量にちっとも結びつかない形だけの研修。日にちや時間さえ増やせば責任が果たせると考えている授業時数の増加や確保。そしてついには民間に委託して始めた補習授業。

これらはすべて「現場はこれだけのことをやっています」といった説明責任や、責任回避……、そして外に向けた形だけの宣伝のための多忙化であると言えます。

忙しくて子どもの指導ができない?教師の仕事は子どもを指導することではなかったのでしょうか?笑えないジョークです。

私たちはそんなことのために苦しんでいます。

実践・教育相談はゲストブックにどうぞ。

wrote by しおちゃんマン

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コメント

おはようございます。
子どもは、うれしいとか嫌だなと思う事に とても敏感で すぐに反応しますよね。しゃべったり、行動に出たり、その子なりの反応を出しまね。
今の子どもたちは、親のそばに居る時間より、学校の先生と居る時間のほうが多いので、毎日会う学校の先生に反応を出していると思います。それと、親に心配かけたく無いという健気なところもありますよね。
反応については、うれしいという事が少なくて、嫌だと言う事が多いとなると、先生たちも大変です。

子どものほうが、より動物に近いので、今の世の中に疑問を感じるのが早いと思います。いきなり国会に行って文句を言う事はできないので、自分に近い大人や、教師にぶつけていると思います。
子どものほうが、先に大人に対して反旗を出しているのです。このままほって置くと、犯罪予備軍がどんどん増えて、それを食い止めている現場の者が、疲れ果てて本当に居なくなる事を、国は真剣に考える時が、すでに来ていると思います。自分の選挙基盤にお金を持ち帰ることばかり考えている、国会議員は もういらないです。国が滅びて良いんですかと、ぶつぶつと思い書き込んでいます。

投稿者 とんきち [TypeKey Profile Page] : 2008年06月14日 08:07

もう少し

うちの息子は、本当は学校に行って学びたいと思っていると思います。
でも、中学校は誰でも来て友達と勉強しようと言う雰囲気ではありません。勉強できない子は、「バカだから相手にしない」と言われるのを怖がっている子が多くて、息子の純粋性、動物的感覚がズタズタにされてしまいます。
ズタズタになる前に その感覚が働いて、学校に行く事を止めていると思います。実は今 ものすごく、寂しがっています。
学校に行ってみんなと遊びたいし、勉強したいようです。でも、今の国策の学校には、行かれない。不憫です。昨日は、死にたいと言われてしまいました。ただ、話を聞いてやるしかないと思い、寄り添っています。

投稿者 とんきち [TypeKey Profile Page] : 2008年06月14日 08:36

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