【本】教室-6年1組がこわれた日-
朝の読み聞かせを続けています。今読んでいるのは、『教室 -6年1組がこわれた日-』(斉藤栄美・作 ポプラ社)です。
6年生の教室を、前思春期の女の子の目を通して描かれています。なかなかリアルに描かれています。
いわゆる、正義派の「はるひ」という女の子が、どんどん教室の中から浮いてしまい、追いつめられていく様子は、実際、こういったことを本当に目の前で何度も経験しているので、自分で読んでいて気持ちが重くなります。
物が隠されたり、無視されたりが、教室中に広がっていきます。そして実際、それを誰もとめるものがいないという状況。これはけっして特別なことではなくて、どの教室にも普通にあります。
自分の子どもがそういった「被害」にあったらと考えると、いたたまれないです。ただ、確実に「加害者」(とめられないことも含む)になっている可能性の方が断然高いことに、多くの親はなかなか気がつきません。
いや、最近では、「かかわらない方がいいわよ」と子どもに言っている方が多いということも聞いています。
かかわった時に…、つまり、いじめをとめようとした時に、自分の子がいじめられないような保障を学校はしてくれるのか、という思いがあるからだと思います。いわゆる、私たち教師は信頼されていないということだと思います。
私たち教師は、信頼されなくなってしまったことを大いに反省しつつ、もう一度こういったことについて正義の声をあげる勇気を子どもたちに育てていくことの協力を求めたいと、最近強く思います。
--2/3浦安シティマラソン(ハーフ)完走目指して--
1/27 9.5~11km/h 5km/220km 29分
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wrote by しおちゃんマン
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コメント
私は、自分といつも一緒に居た女友達と、従兄弟をいじめから来るうつ状態で、回復することなく自死してしまった、様子をみました。
私は、いじめられているところをただ見ていた傍観者でした。あの時に先生に言っていたら。と、この頃思い出す機会が増えました。
私は、ずっとこの気持ちを思い出しては、苦しむんだろうなと思います。でも自分も死んで償う事はできません。お金を払う事もできません。
できることは、自分の子はもちろんですが、近所の子どもの心を少しでも癒してあげることかな。と思っています。
今の子どもたちに「勇気を持て」というのは、もしかしたら酷なのかもしれません。最初はよりそうことを教えることから始めたいです。
投稿者 しおちゃんマン : 2008年02月02日 09:28
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