万葉仮名
大阪に来ています。今日、公開講座が開かれます。当日参加も受付けていますので、どうぞご参加ください。
さて、国語の学習で、「万葉仮名」が出てきました。一般の方にはなじみのない文字ですね。
万葉仮名というのは、七世紀後半頃、漢字を仮名のように使っていた文字のことです。その多くは、漢字そのものの意味とは関係のない使われ方をしていました。たとえば、
麻佐礼留多可良
と書いて、「まされる たから」と読みます。
また、この万葉仮名は、後にひらがな・カタカナに発展していったと考えられています。
ちなみに、奈良時代には、きゃ・きゅ・きょ・たっ・かっ、などの拗促音がなかったそうです。逆に、ふぁ・ふぃ・ふぇ・ふぉという音があったと考えられています。これらの音は室町時代あたりかになくなって、今では。は・ひ・ふ・へ・ほ、となっています。
さて、万葉仮名ですが、一部の若者が使う「夜露死苦」(よろしく)や、「愛死天流」(あいしてる)なども、今風の「万葉仮名」と言えるかもしれません。
ただしこの場合、漢字の音を使っていますが、若干、漢字そのものの意味も含んでいるような気がします。
こういったことを考えていくと、おもしろい授業が作れそうですね。
wrote by しおちゃんマン
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