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大人と子どもの関係
地域に、いい意味で「こわいおとな」がいた方がいい…、他の家の子どもでも悪いことをしていたら叱れる地域であってほしい…、というのが、しおちゃんマンがずっと言い続けてきたことでした。
ところが、こういった関係を結ぶことが、ますます難しくなってきたことを実感しています。
他市では、道に横ならびに歩いていた高学年の子どもたちを注意したところ、逆に「不審者」として通報されてしまったという笑えない話もあり、全国のあちこちでも似たような事例が出てきているようです。
以前、「知っている人でもついていかない」という手紙を配布しなければならなくなってしまったことを書きました。
子どもたちの安全を守ることと、子どもたちを育てることとは本来矛盾するはずがないのですが、実際には矛盾が出てきてしまっています。
私たちは何か、根本的なことを忘れてしまっているような気がしてなりません。それがなんなのかをもう一度考えて見たいと思っています。
wrote by しおちゃんマン
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コメント
最近はホントにパート主婦が多くなって、高齢者以外は地域に大人そのものがいないんじゃないかと思います。
で、その高齢者も若い頃苦労した分、老後は自分たちのために時間を使うために趣味ででかけたり旅行に行ったり、そうでなければ体調を崩して入院していたり、で、やっぱり地域にいない。
そうすると、ご近所づきあいというのが疎遠になってきて、お互い様感覚がなくなってくるんですよね。
これは何かを忘れている、というよりも、そういう社会であるということで、それが自分の子は自分で守るしかないということになるのでしょう。
昔に比べれば恵まれていて豊かで、理想的な子育て環境のはずがなかなかそうはならないようです。
投稿者 Y : 2006年01月21日 14:05
うちでもありましたよ。道路工事の人が、そばに近づくと危ないから注意したところ、子供が「うざい」とか言ったのでキレてしまって、子供の胸倉をつかんでしまったんです。それでその子はすぐに学校に連絡。学校は事実確認をしないまま警察に連絡。その工事の人は、警察で事情を話さなければならなくなってしまったという事件です。「うざい」と言った子の問題、胸倉をつかんでしまったことの問題、事実を確認しないで警察に連絡してしまったことの問題、いろいろな問題が重なってしまいました。こういったことがいろいろなところで起こっているようです。(警察の人の話から)
投稿者 愛読者A : 2006年01月21日 14:24
似たようなことがあちこちで起こっているんだなあというのが率直な感想。うちの場合は、学生さんです。子供達に道で「オタク」とか言われたので怒って追いかけたら、見ていた人に警察に通報されてしまったということらしいです。どうなっちゃってるんだろう。
投稿者 カッシー05 : 2006年01月21日 14:37
なんか、情けない、というか、悲しい世の中になっちゃいましたね。
私は昔、田舎育ちだったので、よそ様の田んぼや庭が遊び場で、友達と毎日のように遊んでいました。が、今は、「家」「土地」というものが、しっかり、「個人」のものとして主張され、変に立ち入りできません。
今の子ども達って、物には恵まれてるけど、「遊ぶ環境」には恵まれていませんね。
投稿者 たくま : 2006年01月21日 20:45
>Yさん
そうですね。昔は自分の家そのものが仕事場だったりすることがたくさんありましたし……。
>愛読者Aさん
学校が事実確認をしなかったのは、どうしたことでしょうね。こういった時代ですので、あわててしまったのでしょうか。
>カッシー05さん
なんか…、子どもがやり放題だなあ…という感じがしないでもありませんが……。
>たくまさん
さらに人と人とのつながりが切れた環境になってしまっていますね。人は人とのつながりの中で人間になるはずなのですが……。
投稿者 しおちゃんマン : 2006年01月22日 00:17
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