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【本】先生の元気のモト
久しぶりに本の紹介をします。
全国高校生活指導研究協議会大阪支部の仲間が作った新刊本です。
以下、紹介文をそのまま引用させていただきます。
学園ドラマが人気を集め、超人的な熱血教師の本が売れる一方で、"教育実践の本は売れない"と出版の世界では言われているそうです。でも、私たちはあえて、学校・地域・人と人とのつながりにこだわって教育実践の本をつくることにしました。
それは、<教育改革>に追われ、生徒の理解に苦しむような言動に振り回されて、実際にヘトヘトになっている教師たちに、「一緒にがんばろうや」とエールを送りたいという強い思いがあったからです。そして、学校や教師が取材の対象となるのかは、何かの事件とその謝罪の場面といった状況かを見るにつけ、「学校は捨てたもんじゃないよ、元気な教師らもいるよ」と伝えたかったからです。
その名も『先生の元気のモト 生徒に一歩近づく高校教育実践』(12月9日、青木書店刊)。「24時間闘えない、フツーの教師」たちによる、笑いあり、涙ありのハートウォーム教育実践です。
特筆したいのは、これが教諭だけで書かれたものではないということ。養護教諭、実習教員、賃金職員、常勤講師など、さまざまな立場-最近は外部講師として学校に関わる方や学齢期の子をもつ保護者の方まで-で学校に関わる人が集まり、同じ土俵でホンネの議論を繰り広げる中でできあがった本です。この本が従来の実践記録集とちがって「教師=指導する立場、生徒=指導される立場」に収まりきらない微妙なおもしろさをかもしだしているとしたら、きっとそのためだと思っています。
高校教諭だけでなく、小・中教師のみなさんにもお薦めです。
よろしかったら、このページからセブンアンドワイを利用してぜひご購入ください。
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冬休みを終えて
昨日で冬休みが終わりました。
今日(6日)が始業式の学校は全国でも少ないせいでしょうか。実は明日からまた全生研(全国生活指導研究協議会)の北関東地区の合宿が始まります。
幸いに今年は千葉県が当番になっていて、しかも宿泊するのが私の家の近くなのでそんなに大変ではないのですが……。
この冬休みは、明日の合宿を入れて合計三回の合宿に参加することになりました。この三回の勉強会で、知的に学習しようと心に決めていたのですが、残念ながらその中身がまだ私の中で整理できていません。ということですごく焦っています。
国が推し進めようとしている教育改革で、教師も親も、そして子どもたちも、どんどん苦しくなっていくことはわかっているのです。今年はさらにいろいろな悲しい事件が起こってしまうかもしれないのです。うん、それはわかっている……。
しかし、そういった政策に対抗しうる、子どもたちの側から考えた学校づくりのイメージが私の中で整理できないでいます。
そんなグラグラした状態で、また現場の忙しさの中に突入していくことにとても不安を感じています。
とりあえず明日からの勉強会で、基本的なスタンスは固めたいと思っています。
けっこう必死です……。
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