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2005年11月12日

修学旅行引率中に飲酒

「MSN-Mainichi INTERACTIVE 教育ニュース」(2005年11月9日)に以下のような記事がありました。

 IT企業「楽天」の元副社長で、横浜市立東山田中学校の本城慎之介校長(33)が6月、修学旅行の引率中に教諭と飲酒していたことが分かった。市教委は校外学習引率中の飲酒を禁止しており、減給または停職の懲戒処分の対象になる。市教委は「好ましいことではない」と話し、調査結果を踏まえて処分を決める。本城校長は今春の公募で採用された。
 市教委によると、修学旅行は6月4~6日の2泊3日で京都、奈良など4府県を回る日程。本城校長ら教諭10人が3年生157人を引率した。宿泊先の京都市内のホテルで生徒の部屋を見回るなどした後の5日午前3時半ごろ、本城校長と教諭数人がホテルの一室に集まって缶ビールやウイスキーなどを約30分間飲んだ。本城校長も350ミリリットルの缶ビール2本を飲んだという。本城校長は「禁止は知っていたが、認識が甘かった」と話しているという。

この記事で、驚いたのは、

一つは、楽天の元副社長が公立中学校の校長になっていたこと。しかも33歳ですごく若いことです。世間では民間校長に対する期待が大きいようですが、大切なことは「民間から来たこと」ではなく、現場でいかに、職員や生徒達の目線にたてるかだと思っています。

二つ目が、いまだに、宿泊学習でお酒を飲む習慣が残っていること。しかもそれを市教委が減給または停職の懲戒処分の対象にする「禁止事項」として正式に通達していたことです。そんなに横浜市では宿泊学習での飲酒が多かったのでしょうか??

宿泊学習での飲酒は、教育委員会に禁止されるまでもなく、少なくとも私のまわりでは、もう十数年前に自主的にやめています。たとえそれが子どもたちが寝静まった深夜でもです。

そもそもそんな余裕はないのです。小学校の修学旅行や林間学校でも、子どもたちを寝かせたら、もう職員はバタンキューです。それでも深夜にトイレに起こさなければならない子がいたり、喘息をもっている子を気にかけて定期的に見に行ったりします。つまり、校外学習はいわば24時間勤務なのです。

もっとも、これらの時間は正式な「勤務時間」としては扱ってくれていませんが。

コメント (16) /トラックバック (3) /wrote by しおちゃんマン