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2005年10月22日

♪みんなでがんばった音楽会

タイトルを「一人ひとりががんばった……」にせずに、「みんなでがんばった……」にしました。音楽会に取り組むめあてが「一人はみんなのために、みんなは一人のために」だったからです。

この取り組みで、子どもたちに常に言い聞かせてきたのが、
「クラスの仲間のことを『感じ』ながら、発表しましょう」
ということです。

on05_3nen-2.jpg
(ラップ。子どもたちの安全を守るために顔はぼかしてあります。生き生きとした表情を伝えることができないことが残念です)

たとえば手拍子一つにしても、ラップを歌っている人を応援するつもりでやること……、ラップを歌う人は、後ろの人たちが応援してくれていることを感じながら歌うこと…といったことです。それが、本番の演技では、とてもよくできていたように思いました。

on05_3nen-1.jpg
(ラップ。最後のキメの場面)

さて、ふだんの生活においても、自分のすぐとなりには、自分と同じ学年の友だちがいます。まずそれを「感じて」ほしいのです。今の子どもたちは、「仲間を感じる心」がなぜか弱いように思うのです。したがって、このようなめあてをもって取り組みました。

次に考えたいこと(今後、教えていきたいこと)は、その友だちは、自分とは違った考えを持っていること。そしてその「違った考え」をまず大切にしてほしいことです。反対意見を言う時にも、まず相手の意見を大切にすることからスタートさせたいです。

また、友だちを大切にすることは、自分を大切にすることでもあります。これから、上の学年に進むにつれて、そういったことが大事になってくると思っています。

音楽会での子どもたちに(他の学年の子どもたちにも)大きな拍手をおくりたいと思います。

wrote by しおちゃんマン

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★ザ・教室blog「♪みんなでがんばった音楽会」 上記の実践に対してのコメントという形で。 ラップかあ……。 やっぱり、学校の音楽会でやる領域... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年10月23日 21:09

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トラックバック時刻: 2005年10月24日 21:38

コメント

音楽会、大成功だったようですね。

『一人はみんなのために、みんなは一人のために』

きっと、子供たち一人ひとりが『みんなでがんばった』ことによって、強く感じることができたことだと思います。

そして、ここから、広い視野を持ち受け止めるチカラをみがいて、たくさんのステキな未来を築いていって欲しいものです。

私たち大人も、子供たちと共に、そのことを学んでいかなければなぁ・・・と思います。

しおちゃんマン先生、おつかれさまでした。
拍手っ!!!

投稿者 びろみマン。 : 2005年10月23日 08:24

音楽会での子供たちの様子が伝わってきました。仲間を感じる心,だいじですよね。それがあるから,終わったときも本当に気持ちがいいのだと思います。一人ではなくみんなだからできることがあります。みんなだから楽しいことがあります。心と心がふれあい,響き合う楽しさですね。わたしも,29日の学習発表会は,仲間を感じながら,発表しよう,ということで,やりたいと思います。合奏もしあがってきました。「教室はまちがうところだ」の群読は,ピアノでバックに音楽を入れることで,ぐんと盛り上がるようになってきました。
しおちゃんまん先生を見習って,がんばりまーす。

投稿者 rusie : 2005年10月23日 12:20

トラックバックさせてもらいました。
カッシー05の記事にも書いたけど、ラップの中身が知りたいです。いつか教えてください。

投稿者 カッシー05 : 2005年10月24日 06:16

■びろみマンさん
学級づくりのあくまでも通過点、ただし大きな通過点だったと思っています。あと5ヶ月、子どもたちと一緒にがんばりたいですね。

■rusieさん
仲間を感じることって、口で言うだけじゃなかなか伝わらなくて苦労しました。取り組みを通してどういうことなのかを具体的に話してあげるといいと思います。がんばってくださいね。

■カッシー05さん
前半は「教室はまちがうところだ」の抜粋。後半は、ひみつです。けっこうその中身について波紋が……。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年10月24日 07:01

TBありがとうございました。
ラップの実践ということですが、私は体育館を20分間ダンスホール化させました。
本当は中庭で思い切りやるつもりだったのですが、雨だったため、泣く泣く変更してなかでやりました。
取り組み段階でリーダー生徒達がどんどん育っていくのを実感できたと共に、普段の授業では見られない生徒の姿が見られて嬉しかったです。
来年は生バンドでのダンスタイムを考えていますが、今年も力技で職員会議を通したので(笑)、実行できるかは未知数です。
今後とも、生徒達のために新しい実践を作っていきたいと考えております。 
 

投稿者 きくちん : 2005年10月24日 21:36

■きくちんさん
力技で職員会議をとおしてしまうところがすごいですね。賛同して、支持して、協同してくれる人がたくさんいるのかな?がんばってください。(^^)

投稿者 しおちゃんマン : 2005年10月24日 21:58

TBありがとうございました。私の学校の閉祭式では、校長先生が10分間も話してしまって、雰囲気がぶち壊しになりました。でも、その後時間通りに終わらせてくださいという、他の教員の声を押し切って、計画通りに行いました。3年生の子どもたちはほとんどが涙していたかな~、演出を考えた新本部としては、行事を達成したと言う達成感が得られたのではないかと思います。自分自身がやっていてよかたなぁ~と思った瞬間でした。

投稿者 tyokuchan : 2005年10月25日 10:37

■tyokuchanさん
生徒達が自主的に主催した行事での達成感は子どもたちをとても成長させるんですね。ご苦労様でした。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年10月25日 22:39

友だちは、自分とは違った考えを持っていること。そしてその「違った考え」をまず大切にしてほしいことです。

これはかなり大事なことで、世界から見ても日本はこういったことがかなり劣っているので、しっかりと教えたほういいです。

投稿者 tttttttttt16 : 2005年10月28日 21:16

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