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2005年08月11日

傷つけ合うことを乗り越えて

全生研大会で「子どもの『非行』問題を考える」という問題別分科会の担当をしました。教師中心の研究大会の中で、子どもの「非行」で悩む保護者も参加する分科会です。

毎年この分科会では、教師の参加者は耳が痛い思いをします。保護者から、いかに子どもが学校によって傷つけられてきたのかがたくさん語られる分科会だからです。

今年も最初はそういった話しが出たのですが、少しいつもと違っていました。それは教師の参加者から、自分が教師として、いかに保護者に傷つけられてきたのかがたくさん語られたからです。

学校や教師に対する批判に、毎年じっとうつむいていた教師の参加者でしたが、やっと教師の思いが語られるようになったと感じました。

しかし、こうしてお互いに傷つけ合うことを続けていてはいけないわけで……、だったらどうしたらいいのかを考えるためにこの分科会に参加しているのだと思うわけで……。

学校・教師と市民・保護者が一緒になって子どもたちを育てていくためには、具体的にどうしたらいいのでしょうか。

学校では?
地域では?

私がWebの担当をしている「非行」と向き合う親たちの会の活動は、全国に広がりつつあります。また、その活動は、NPO法人 非行克服支援センターの活動へと発展しています。

しかし、「学校をどうするのか」のキーワードに目を向けていかない限り、なかなかこの問題は乗り越えられないのだと思っています。

wrote by しおちゃんマン

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