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2005年06月16日

学校に「武器」があること

先日書きましたように、1~3年生の教室に「催涙スプレー」が配布されました。子どもの手の届かないところに置いてありますが、危険なものなので、子どもたちには話をしなければならないと思っています。

学校には他にも、「さすまた」もあり、職員室の、私の席の後ろをはじめ、何箇所かに設置されています。子どもを守るためとはいえ、学校に「武器」を置かなければならない時代になってしまったことが残念でなりません。

いざと言うときには、私たち教師は子どもを守るために体を張る覚悟があります。いや…、そんなかっこいいものではなく、おそらく体が自然に動いてしまうのだと思います。義務とか、責任とかの問題ではなくて、私たちは、「子どもを置いて逃げる」といった選択肢を持っていないのです。教師というのは(というよりは、大人なら誰でも)、そういうものだと思っています。

最近では山口県の高校の事件もありました。これからの時代は、外部からの不審者侵入だけでなく、こういった内部からのトラブルにも準備が必要になってきてしまいました。

そう考えると、「武器」を置くといったハードな面だけでは、子どもたちを守ることはできないのかもしれません。

そしてそれは学校だけでなく、地域まるごとのケアと取り組みが必要な時代になってきたということだと思っています。

wrote by しおちゃんマン

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なかなか興味深いブログです。かつて3人の子供に色々悩まされました時がありました。その時、多くの先生に助けられました。共感もてますのでランキング押していきます。「... [続きを読む]

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