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一枚の写真の授業
県と市の合同学校訪問での授業で「写真を見て話し合う」授業を計画しています。そのことがきっかけとなって最近、朝の会でその日のインターネットの報道記事から写真を取り出して、なんの写真なのかを考えたり、ニュースそのものについても考える学習をしています。今日は左の写真でした。
まず、何が写っているのかを聞きました。
・家が雪にうもれている。
・屋根に4人の人がのぼっている。
・手に何かをもっている。
等々の意見が出ました。
次に、この人たちに聞いてみたいことはなんですか?と聞きました。すると、
・何をしているのですか?
・どこの人ですか?
という質問が出ました。
その質問に対して、他の子が答えを予想して答えていきます。
・屋根の上の雪をおろしています。
・北海道の人です。
・新潟のです。(正解)
ここで、「この報道写真はいったい何を伝えたかったのでしょう」という発問をします。3人グループの学習班で話し合って発表します。
・新潟中越地震で被害をうけたけど、もう家に帰れて大丈夫。
・地震の被害の上に、さらに雪の被害が
等々の意見が、言い方を変えてたくさん出てきました。
ここで、この新聞記事を解説しながら読んであげます。
ここまで約10分間です。ちなみにこの記事は、以下の通りです。
-----↓ここから↓-----
雪の捨て場なし、消雪・流雪機能せず 中越地震被災地
新潟県中越地震の被災地で、雪の影響が深刻になっている。頼みの消雪パイプや流雪溝が地震のダメージで機能しない所があるほか、仮設住宅では屋根から下ろした雪の捨て場を確保するのに、被災者が四苦八苦している。雪の重みで倒壊する家も増えてきた。被災地では、16日も雪が降り続いた。
この冬一番の大雪となった11日から12日にかけて、魚沼市や十日町市などでは積雪が2メートルを超え、長岡市でも70センチに達した。
小千谷市では11日、市の中心部を走る国道291号が大渋滞した。くみ上げた地下水で路面の雪を溶かす「消雪パイプ」と、雪を信濃川まで流す「流雪溝」がうまく働かず、除雪車が寄せた雪で道の両側に山ができて幅員が減ったためだ。
商店街で雑貨店を営む大渕邦之助さん(62)は「昨年の今ごろはわずか数センチだった積雪が、今年は1メートル以上だ」と話す。路肩の雪で向かいのアーケードが見えなくなったという。午後には消雪パイプが復旧したが、大型車が雪でタイヤを取られて立ち往生するなどして混乱は終日続いた。
同市では、地震で市道に敷設された約94キロの消雪パイプのうち、110カ所が破損した。年明けまでにほぼ修理を終えたが、復旧が遅れている道路では、パイプから水が均等に流れないなどの影響が出ている。流雪溝も揚水ポンプの故障で雪が流れなくなった所があり、路上に雪が積まれたままだ。
雪捨て場の確保にも一苦労だ。川口町では地震で倒壊した家の敷地に雪が積まれ、3メートルほどの高さになった。近くで自転車店を営む大久保栄作さん(72)は「除雪がスムーズに進んでないため、道路もでこぼこだ」。町道約2.2キロの消雪パイプの修理が終わっておらず、町災害対策本部は「除雪しても雪がなくならない」と悲鳴を上げる。
一方、約3500戸つくられた仮設住宅の雪下ろしについて、県などは「自助努力で」としている。長岡市内の仮設住宅に入居する女性(57)は「家の裏側も雪でいっぱい。どこに捨てればいいのか」。
雪の重みも深刻だ。雪で倒壊した家屋はこれまで小千谷市や川口町、山古志村などで数棟が確認されている。山古志村の長島忠美村長は「雪解けになるまで本当の被害はわからない」と言う。
新潟地方気象台は「向こう1週間は雪や雨の日が多くなる」として注意を呼びかけている。
(asahi.com フォトギャラリー記事より)
http://www.asahi.com/top/update/photonews/index_mon.html
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