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2008年06月26日

【本】12歳たちの伝説

朝の読み聞かせが続いています。これだと思ったら続けていくのが私の信条でして、日刊通信もそうですし、昨年度からスタートした読み聞かせも同様です。

「今自分にできること、頑張ればできそうなこと、そういうことを積み重ねていかないと、遠くの目標は近づいてこない」by イチロー

ということで、この読み聞かせは、卒業するまで続けていくつもりです。

さて、今読んでいるのは、「12歳たちの伝説」(後藤竜二)です。

12歳たちの伝説
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5年生の時に学級崩壊を起こし、何人もの先生に見放された6年1組。その中で揺れ動く12歳たちの切ない気持ちがリアルに描かれています。

それにしても後藤竜二さん。作家なので現場を見ているわけではないと思うのですが、描写がとてもリアルです。よほど丁寧な取材を重ねられたのだと思います。子どもたちの心理分析もすばらしいです。若い先生たちにも読んでほしいと思ったくらいです。

ただ、本当の現場は、もっと厳しいというのが現実です……。最近の子どもたちの、恐ろしさ・不安定さは、あんなものではありません。そしてそれらを生み出しているのは、私たち大人であることも忘れてはならないと思いました。

実践・教育相談はゲストブックにどうぞ。

コメント (4) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン