官制研修と我々の研究活動の違い
私は民間教育団体の研究会に参加し(主に全生研)、多くのことを学んでいます。一方、文科省・教育委員会でも教師の研修を進めています。この違いはなんなのでしょうか。
官制研修は、国の教育方針・教育方法を徹底させるために行われます。
民間教育団体の研究会は、現場のリアルな現実から実践が生まれ、それについて研究が進められます。
官制研修は、上からの一方通行の研修です。
民間教育団体の研究会は、提出された内容が絶対ではなく、その実践について集団的な討議・研究を大切にします。
官制研修は、勤務時間内に行われます。
民間教育団体の研究会は、退勤後の夜や、土日の休日に行われます。
官制研修は、国・自治体の予算で進められます。
民間教育団体の研究会は、参加者の自腹で行われます。
この違いからも、真に子どもたちにとって有効な実践は、戦前から民間教育団体の研究会から生まれてきました。旧文部省もそれらの実践を無視できずに、取れいれざるを得なかったという歴史的な経緯や事実もあります。
しかしながら最近は、どの民間教育団体もその参加が少なくなってきているようです。学校の異常な多忙化、年々大変になる子どもたちの指導…、そういったことで、放課後や休日に学習するパワーがなくなってきたというのがその原因のようです。
一方、若い人たちがどんどん採用される都道府県では、若い人たちが民間教育団体にとんどん参加してくるといった現象もおこっています。真の教育実践は、現場から生まれざるを得ないということなのかもしれません。私たちの世代はもうひとふんばりして、こういった若い人たちの学習要求をしっかりと受け止めなければならないのではないでしょうか。
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wrote by しおちゃんマン
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