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2007年02月26日

給食費未納問題が生み出しているもの

私が勤務している市は、県内で給食費未納が一番多いとのこと。未納金額が一番多いのか、それとも払わない割合が多いのかは未確認。いずれにしても、この問題が現場に微妙な雰囲気を生んでしまっていることは事実です。

一つは、なぜか「学校・教師不信」。

「給食費を払っていない子に、なぜ学校は給食を出しているのか」という学校批判。さらには、「なぜ担任は、ちゃんと支払うように指導しないのか」という教師批判の声。

しかし残念ながら、本市では給食費に関しては学校は関わっていないのです。センター給食を実施している本市では、その支払いも各家庭の銀行から引き落とされるしくみです。

逆に学校や担任がかかわると、大変な作業になってしまいます。以前、まだ担任が集金していた時代には、その担任が立て替えていたという事実もあったことを聞きました。

ということで、振り込みが遅れた家庭に、担任はその通知を渡すだけです。その時も、その家庭が単にその月の振り込みが遅れているのか、それともずっと未納なのかは担任にはわかりません。(問題が大きくなってきたので、管理職には名前が通知されているのかもしれませんが…。少なくとも担任にはわかりません)

二つ目は、子どもたち同士の関係の問題です。

未納問題がこれだけ大きく報道されると、不思議なもので、給食の量や質が落ちてきたように感じてしまうのです。子どももそれを敏感に感じ取って、「給食費を払っていないのは誰だ!?」という声があがってくるわけです。担任に、未納者の名前を公開すするように要求してくる子もいます。

なぜ本市がこのように未納者が増えてしまったのか、そのシステムの見直しも含めて、一刻も早く解決してほしいと思っています。

wrote by しおちゃんマン

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