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2007年01月25日

保護者との関係

 東芝のノートパソコン「dynabookSS S9」が退院しました。スピーカーを取り替えて、約7千円。今日からさっそく復帰です。

 今日の午後は、市内の全教職員がそれぞれの部会にわかれての研究会でした。私は「学級経営部会」に所属しています。今日はそこで私が実践講座をしました。

 最近の私の講座は、1時間以内にすませるのを基本としています。有名な先生は、2時間も3時間も話をする人がいます。私もそれぐらいの時間を依頼されたことがありますが、もうそういった時代ではないと思っています。つまり「ありがたい話」をじっと聞いているような時代ではないということです。

 そこで私の場合は、問題提起的な話を一時間して、あとはできるだけ参加者に話をしてもらったり、対話をする時間にしています。

 さて、その後半の対話・交流の時間に出ていたのが、保護者との関係で悩んでいる教師が多いということです。それが学級経営にも影響していたり、仕事に意欲をなくしたり、といったことに結びついています。

 参加者からの話を整理してみると、最近の保護者は

○自分の子が、悪いことをしたり(いじめたり)、失敗したりするシュミレーションができない。そのイメージさえも持てない。もはや「うちの子に限って」以前の問題。

○ゆえに、そういったこと(悪いことをしてしまったり、失敗してしまったり)を報告すると、パニックを起こしてしまい、学校・教師批判、さらには、他の保護者批判に向かうことが多い。

○最初から、ケンカごしに話をしてくる親が増えてきた。

といったことになります。

 確かにそういった傾向はあるのだとは思うのですが、それぞれ(教師と保護者)がそうやって背を向け合っていては、先に進まないのではないかという話をしました。

 まず頭に入れておかなければならないことは、最近のほとんどの保護者のみなさんは、学校・教師を信用・信頼していないということです。(あえてはっきり書きます)私たちはその事実からスタートする必要があります。

 しかし私の経験から述べると、どんなに信頼されていなくても、そしてどんな保護者の方でも、きちんと向き合って、同じ目線で話をしていけば、必ずわかりあうことができるということです。

 学校と保護者が一体となって、地域でまるごと子どもたちを育てていけるのが公立学校の良さではないでしょうか。その良さを公立学校はぜひ生かしてほしいと思うのです。

wrote by しおちゃんマン

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