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いじめ→出席停止問題
どうやら、教育再生会議のメダマは、次の三つにしぼられてきたようです。
●教員の免許更新制度
●授業時数を増やすこと
●いじめ→出席停止
これらが、新教育基本法を背景にして具体的に法案化されていくのだと思うのですが、最後の「いじめ→出席停止」については、現場レベルではよく意味がわからないというか、イメージがわいてきません。
義家さんにしても、自分で「いじめる側、いじめられる側がコロコロ変わるのが今のいじめの特徴」と言いながら、この出席停止論を先頭に立ってとなえているので、余計によくわかりません。
つまり何が言いたいかというと、
★いじめの構造において、誰を処分するのかが(あえて処分という言葉を使わせてもらいます)、あいまいである。
★何をもって、どのタイミングで、いじめと判断するのかがあいまいである。
★出席停止にして、何をしようとしているのかがあいまいである。
ということです。
たとえば、「ウザイ」「死ね、消えろ」といじめられていて、それだけでなく他の子からも無視されといる……、と訴えている子がいたとします。ところが、そのいじめられている子も以前、いじめをしていたことがこの時点でわかったとします。さて、この場合、誰を出席停止にしますか?
三つのメダマのうち、最初の二つは具体的にわかります。(賛成ということではありません。むしろ反対。やりたいことはわかるという意味。反対の理由については別の機会で。)
それに対して、三つ目についてはもう少し詳しく聞いてみたいものです。
コメント (2) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン