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屋形船
先日の職場の忘年会で、生まれて初めて「屋形船」に乗った。浦安にこんなに長く勤務していて今まで屋形船に乗っていなかったことが、ある意味不思議。
旧江戸川沿いを下って、葛西臨海公園沿岸で観覧車のイルミネーションを見ながら停泊。最後にディズニーランドの花火を船上から見て、帰ってくるというコース。2時間半くらい乗っていたのだろうか。
ビンゴゲームでは、一番最初にビンゴになって一等賞の賞品をもらった。リーチになったら立ってくださいと言われていたのに、面倒くさいから立たなかったので、ビンゴになったらみんなから「ズルした」と言われた(笑)。今年は、こういったくじ引き系に強い。小さいときからこういったくじ引き系にはまったく縁がなかったのだが、今年は不思議と当たる。もしかしたら年末ジャンボもあたるかもと、かすかに期待している。
その宴会で、かつて私が若いときに同じ学校に勤務していたベテランの先生に言われたこと。
「どうしてこの学校ではおとなしいの?」
「若い時は、すごかったんだから。職員会議で机を叩いて怒ってたのよ」
と、若い職員に余計な紹介をしてくれる。
「校長にも殴りかかりそうになって、みんなで止めたんだから」
若気のいたりである。なぜあんなにトゲトゲしていたのか……。当時は、何から何まで納得がいかないことばかり。納得がいかないから自分の意見を言うと、さらに納得のいかないことで返される。そんなことの繰り返しだった。しかしそんな繰り返しの中で、今の自分をつくってきたはず。
しかし考えてみると、当時よりも今の方が納得できないことが断然多い。なぜ若い人たちは自分の意見を言わないのだろうか。そしてなぜ自分はあきらめてしまっているのだろうか。
そうか。若い人たちが意見を言わないのは、我々の世代があきらめてしまっているからだ。私自身も先輩たちの、教師としての生き方から学び、その背中を見て育ったきたのだと思う。
今の自分は、背中も見せず、白い腹を見せてプカプカ浮かんでいるだけだと反省した。もう一度、初心を思い出して来年はがんばってみようと思う。
wrote by しおちゃんマン
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