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2006年11月24日

辞めることばかり考えてる

最近、教師を辞めることばかり考えている。

スポーツジムのランニングマシンでウォーキングしている時もずっと考えていた。具体的なことまでいろいろ考えていたので、いつもより時間が短く感じたほど。

でも…、いろいろ前向きな理由をさがしているけど、結局現状が厳しくて、そこから逃げたいのだと思う。

それが悔しいので、すぐに打ち消すのだけど、すぐにまた「辞めたい」と思い始める。

今の仕事に夢が持てなくなってきているのかもしれない。

それに来年は50歳。キリがいいと思うし、体が動けるうちに新しいことにチャレンジしたいとも思っているのかも。

いや、かっこつけているけど、結局は…、やっぱり逃避なんだとも思う。

学級は少しずつまとまってきたけど、こんな思いで子どもの前に立つのは、やっぱり申し訳ない。

wrote by しおちゃんマン

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コメント

私もです。でも,確かな実践を積み重ねて来られたしおちゃんマンさんが辞めたい,というのは,私とは違う理由なのでしょうね。
実は私は,しおちゃんマンさんより,2才くらい年上です。今年になって本当に「辞めたい」という気持ちがよく浮かんできます。毎日の生活の中での教師としての喜び部分が少なくなってきているのが原因のような気がします。2年生を担任していますが,以前のように子供たちのいろいろな姿に感動しなくなっています。それは,私が変わってしまったのでしょうか。また,子供だけでなく学校での仕事の内容も以前とはなんだか違うものになっています。喜びの少ない仕事にエネルギーをとられているような・・・。教師の仕事ってもっと喜びがある仕事だったはずなのに。そして,いろいろなことに疲れて,大事にしていた仕事(子供の日記や作文を読むことなど)にも支障が出てきているしまつ。何とかこの状態を脱したいともがいています。

投稿者 rusie [TypeKey Profile Page] : 2006年11月24日 22:07

> rusieさん

>私もです。でも,確かな実践を積み重ねて来
>られたしおちゃんマンさんが辞めたい,という
>のは,私とは違う理由なのでしょうね。

いや、まったく同じ理由だと思います。

教師としての夢が持てなくなってきたような感じがしてしまって。

ただ、これから教師になる人や後輩に対して、そんなことでいいのかと、いろいろ考えています。

投稿者 しおちゃんマン [TypeKey Profile Page] : 2006年11月25日 07:44

私もです。私は30代後半の教師ですが、近年、やめることばかり考えてきました。ここへ来て更にその気持ちを強くしています。教師の仕事って夢も浪漫も無いものか?と。やりたいこともなくなってきていることと、最近の教育改革についても疑問ばかりです。

投稿者 gozen [TypeKey Profile Page] : 2006年11月26日 15:26

●gozenさん
はい、同じ気持ちです。
ただ一方で、このままやめたら悔しいという気持ちもあることも事実。だから最近は意図的に学習しています。色々な本も読んでいます。
それでも、モンモンとしながらの今日この頃です。

投稿者 しおちゃんマン [TypeKey Profile Page] : 2006年11月26日 21:16

しおちゃんまんやrusieさん、gozenさんの話を聞いていると、私が教員になっていいのか考えてしまいます。何年も経験してこられた現場の先生方が苦しんでいるのに私で勤まるのかを考えると・・・。やはり現場は私が児童だった(小6は10年前)ころからでもかなり変化していることは私も感じています。なぜ他事を多く押し付けられるようになったのでしょうか。子どもと向き合うことがホントの仕事であるのに。

投稿者 カズキ [TypeKey Profile Page] : 2006年11月26日 21:27

●カズキさん
これからの人たちの前で、夢を崩すような愚痴を書いてしまい申し訳ないです。

ベテランも若い人たちも、みんな苦しんで、悩んで子どもたちと接しています。そしてその中に、夢ややりがいをみつけているのだと思います。大丈夫。きっとやりがいや夢がみつかりますよ。

ただ、これって本当に教師の仕事なの?と思えることが多いこともまた事実。これは事実としてまずは受け入れなければならないのでしょうね。

投稿者 しおちゃんマン [TypeKey Profile Page] : 2006年11月26日 22:08

初めてコメントさせていただきます.といっても,しおちゃんまん先生は学習会でお姿を拝見していますが….私も先生と同じような気持ちを昨年抱き(逃避行動といわれれば仕方ないのですが,でもやりたいことの一つだったこともあり)現在研究期間に身を置いています.7年ほど小学校に勤めてきました.やはり小規模校がほとんどでした.とてもいい管理職や保護者,子どもとじっくりと向き合い,話し合い,遊び(子どもだけじゃないですよ)…….そんな時間がありました.しおちゃんまん先生が職員室で現在感じられているような経験を7年目にして初めてわたしは昨年経験しました.しかも30代教師はわたしだけ.ほかはみなさん50以上のお方.ともに教育実践していくという同僚性のかけらもなく,一方的に指導されるような形で,それまでのわたしの経験や実践が全否定されたのです.また,やはり多くの先生方が感じる「子どもと向き合う時間がない」は事実ではないでしょうか.ここ3年位の間に忙しくなりすぎていると思います.PC導入により書類が増えました.
形だけの評価基準&規準によりこなさなければならない事項が最優先になり無駄話が授業でできなくなりました.学力向上の名のもと,計算と漢字だけのテストが毎日のように行われ,朝会でランクごとに名前を呼び子どもを立たせる….学校をみんなでつくるといいながら,学校評価委に現場からは校長しかはいっていない….何よりも若い教師を育てようという気持ちやみんなで学校をつくっていこうというスタンスが最近少なくなってきたと思います.7年前初任時代に毎日のように子どもと遊び,教員と語らい,汗を流し(子どもを帰したあと勤務時間終了まで体育館でみんなでスポーツしたりしたものです),休日は趣味に興じ…
そんな頃が懐かしいものです.

投稿者 べにばな [TypeKey Profile Page] : 2006年11月27日 13:02

研究期間←機関の誤りでした.すみません.
長くなりました.

投稿者 べにばな [TypeKey Profile Page] : 2006年11月27日 13:04

べにばなさん 
わたしも同感です。採用されたころはもっともっと楽しく充実していました。もう三十年以上前ですが。
わたしもここ2、3年やめたいなあと考えることがよくあります。学校の協力態勢が急速に壊れていっていると感じています。これに評価制度と給料までリンクしたらどうなるのでしょうか。とても怖い状況です。そうならないためにも若い同僚に声をかけて学習を呼びかけていろいろな場にいっしょに出かけることをしています。あと二年しか残っていないのですが最後まで努力しなければとも思い気持ちが揺れているこのごろです。茨城にいるめいが小学校の教師を目指していますが希望をもてる話ができないのがつらいところです。

投稿者 kanegon [TypeKey Profile Page] : 2006年12月10日 08:32

教育基本法案も可決成立しました。塩ちゃん万のような方が、現場で踏ん張る必要性がますます増加しています。弱音を吐いていたら、体制側の思う壺です。多忙化セイサクが、功を奏しています。
民主党が出てきたあたりから、大政翼賛会的になってきて今日の様相は想定されていたのです。あの時がんばっていたらなあ、というのは戦前でも繰り返されてきた言葉です。日本が豊かになって、物質に精神が淘汰された結果のような気がします。
日教組も含めて、戦前の反省が、上滑りだったということでしょう。日本という精神風土までを改革しようという視点が欠けていたから、今の雪崩のような右傾化が進んでいるのだと考えられます。
辞めるならもっと発言・発信してからにしてください。石にしがみ付いても、辞めないで、ひとりでも仲間を増やすようにしてください。
閉塞状態でも、石川啄木もがんばっていました。個人を思い浮かべて励みにしています。
皆さんで明るい未来を思い浮かべましょう。
例えば、教育基本法の再度の改正案を提出させる力を国民が持ちましょう。そのように働きかけられるのは、現場の教師です。
学校現場で授業で職場でいろんな場所で声を上げましょう。ひとりの声も連帯が広がれば、世の中は良くなります。
世界中の声を聞いても、日本政府を応援している声は聞こえません。ニュース報道で勇気付けられたのはこのことです。
国連の常任理j国入りが叶わなかったことから何も学んでいない政府の、今後の進路も心配です。孤立化か信頼される国になるのか。もっと声を大きくしていかなくてはならないときです。

投稿者 原隆志 [TypeKey Profile Page] : 2006年12月16日 21:56

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