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2006年08月26日

TV取材再度断る

昨日またテレビ番組制作会社から電話がありました。 以前連絡があったところと同じ番組制作会社でした。

今回も出演を断ると、
「親や子どものことで、理不尽だと思うことはないですか?」
と聞くので、どうしてそんなことを聞くのかと尋ねると、それを再現フィルムにして流すのだそうです。

そう言えば、よくそういった再現フィルムがこのテの番組で流れますね。しかし、テレビ的におもしろいのですが、一方であまりいい気持ちはしない…というのが本音です。

「こんな理不尽な要求をしてくる親がいる」
「最近の子どもはこんなに大変」
といったことが再現フィルムにされると、

「親が悪い」
「子どもが悪い」
「どうして教師はもっとビシッと指導しないのか」
といった声を生み出すことになります。

確かにおもしろく見られるので「テレビ的にOK」ということになるのでしょうが、それではなんの解決にもなりません。 そもそも、そこから論議をスタートさせることにも疑問が残ります。

私は、それぞれが個々バラパラにされつつ自己責任を強要され、それぞれが頭を抱えて悩みながら生活していることの現実から学校教育を考えることをスタートしたいと考えています。

教師がテレビに出たり、有名になってメッセージを発信することにも個人的には抵抗を感じます。

それが必要だと考えている人、そして上手にメッセージを発信できる人もいますので、そのことを全面的に否定するつもりはありません。

しかし私の場合、子どもたちや保護者となかなかうまくいかないけれど、そのことについて地面をはいずりまわるように悩み、そして格闘している現場からこそメッセージを発信したいと考えているのです。

blogやmixiの日記も、そういったスタンスで書いています。

「教師はかっこ悪い方がいい」
「教師に、カリスマはいらない」

というのが、最近私が講座で話していることです。

wrote by しおちゃんマン

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