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子どもたちの関係の仕方
先日、全生研の研究会で、ある小学校の六年生男子の作文が紹介されました。
現代の子どもたちの関係の仕方や、対話の様子がリアルに表現されています。
私ののクラスでも似たような場面をよく目撃します。
日本の子どもたちは、こういった関係の中で気づかいしながら生活しているわけで…、これはつらいと思います。
友だちと話をすると、つかれてしまうことがたくさんあります。なぜなら、少しまちがえたことを言うと、すぐに、「はぁ?」と言われたり、「ばかじゃん、こいつ」などと言われます。だから怒ると、「なに、怒ってんの?」「はいはい、頭ひやそうネ」などと、バカにしたような言い方をします。 それからたとえば、「きのう、ダイエーでプラモ買ってもらったんだ」と、話したりすると、「それで?だから?」とか、「ふつう、ダイエーで買う?」などと言われます。 一人がそう言うと、まわりの子も「そうだ」とか、「だっせい」などと言います。だから無視すると、今度はいろいろちょっかいを出してきます。
wrote by しおちゃんマン
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コメント
なんだか他人に対して優越感を持つことで自分の存在を確かめているような印象を受けます。他人との繋がりよりも、自分が他人よりいかに優れているか(勝ち・負け)を見せ付けることでしか価値を見出せないような・・・。今の時代、人と人との温かい繋がりが薄れ、子ども達は傷つきやすい自分を、こういった他人との関わり方で守っているのでしょうね。とても考えさせられます・・・。(=_=;)
投稿者 びろみマン。 : 2006年06月28日 17:20
不登校の原因のひとつとして、集団との関係をうまくとれない(集団になじめない)などといわれることがありますが、この作文を読んでみると、集団(より正確には周囲にいる多くの子ども)の方の問題が相当に大きいことが分かります。
しかし現実は、もっぱら不登校という「問題」を起こす子どもの方に問題があり、その周囲にいる子どもの集団は、常に正しいと見られてしまいます。
ところで、この周囲の子どもたちの反応は、いわゆる「ネット右翼」の反応にそっくりですね。
投稿者 Tossy : 2006年06月29日 13:33
いじめも、不登校も関係性の視点で考えていかなければならないのですね。
個人の問題としてみている限り、問題は乗り越えられないのだと思いました。
投稿者 しおちゃんマン : 2006年07月11日 21:41
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