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【本】あの日にドライブ
このところ、本を読む時間もなかったのですが、久しぶりに書店で平積みになっていた新刊本を手にとってみました。
「明日の記憶」の作者、荻原浩氏の作品です。
「あの時、こうしていれば…」
「もしもやり直したいなら、いつからか」
「自分の選択は間違えていた、もう一度やりなおすことができたら」
主人公は、これでもかこれでもかと、バーチャルな夢想を繰り返します。
しつこいほどに過去を振り返り、ウジウジと考え続ける主人公に、読んでいてイライラしてくるのですが、考えてみたら誰でもこういった思いは持っているものです。
自分の人生の選択に「正しかった」「間違いではなかった」と言い切れる人は少ないのではないでしょうか。
人生における選択を、「間違いだったのかもしれない」という後悔を持ちつつ、前を向いて歩いていかなければならないことの厳しさ、いや、そういった生き方の先にしか新たな岐路は見えてこないし、後悔の中にこそ、次への生き方のエネルギーがひそんでいると信じたいものです。
wrote by しおちゃんマン
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