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物に感謝すること
3年生もあと数日の登校を残すのみとなりました。
今日は大掃除の予定。一年間お世話になった教室をきれいにします。
学年末の大掃除は、学期ごとの大掃除と違って特別な思いがあります。掃除をしながら、この一年間のことをぜひ振り返ってほしいと思います。
また、自分が使った机やロッカー、みんなで使った大きなロッカー、合唱の歌詞や習字が貼ってあった壁面、そして窓や床、黒板……、一年間のお礼もこめてきれいにしてほしいです。
さて、イチロー選手が、グローブやバット等々、まず道具を大切にすることが、野球がうまくなるための第一歩、と言っていることは有名です。彼は試合・練習終了後必ずグローブを磨きます。
そのことを彼がアメリカの子どもたちに話をしたところ、「自分が使いやすいように大切にする」といったことは理解できたようですが、「感謝する」といった意味はなかなか伝わらなかったそうです。
どうやら「物に感謝する」というのは、日本人独特の感性のようです。これは大昔の日本人の信仰と関係しているそうです
私たちの世代は、そういった感性は自然に身についていますね。大人たちが、したり言ったりしていたことを自然に自分のものにしていったのかもしれません。
しかし今の日本の子どもたちは、あらためて教えなければ理解できないようなのです。
これは他のことについても同様です。そこに今の子どもたちのしつけや指導の難しさがあります。
コメント (8) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン