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原田選手帰国
トリノオリンピックフィギュアスケートの荒川静香選手の金メダルでわきかえっていますが、一方ジャンプ代表の原田雅彦選手が23日帰国しました。
1994年リレハンメル五輪団体戦で金メダルを逃すことになった失敗ジャンプ。
98年長野五輪団体戦では金メダルの原動力となる137メートルの大ジャンプ。
そして今回の失格。
期待感とがっかり感、喜びと感動、そして怒りと失笑、これだけ私たちの感情を動かしてくれた選手はいなかったのではないでしょうか。
マスコミは、
「苦しんだ末につかんだ5大会連続の五輪。しかし、今回ばかりは原田の経歴に華やかな1ページを加えることはできなかった」
と書いていますが、今回の失格も含めて、彼の活躍?は私たちの記憶にしっかりときざまれています。
なぜ彼はこんなにまで私たちの気持ちを動かすのでしょうか。
それはおそらく、私たちも持っている人間としての強さと弱さをわかりやすく競技で表現してくれたからだと思います。そこに私たちは自分を投影させて共感するのかもしれません。
ゆえに今回の失敗についても、「なにやってんだ!」と腹を立てながらも、どこかで彼を許している自分に気がつくのです。
心からご苦労様。そしてまだまだがんばってほしい選手です。
コメント (5) /トラックバック (1) /wrote by しおちゃんマン