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空港警備隊のボランティア
しおちゃんマンの友人で、空港警備隊の隊長をつとめている警察官がいます。
昨日の地方紙で(千葉日報)で、その隊の隊員が子どもを守るボランティア活動をしていることが報じられました。…というよりも、その友人から「読め」と言われたので、めったに地方紙は読まないのですが、読んでみました。
小学生が被害に遭う凶悪事件や不審者による声かけ事件などが多発、子どもたちの安全確保を求める声が急速に高まる中、成田市の一部の小学校では、休みの空港警備隊隊員が児童と一緒に下校するなどし保護者や学校に感謝された。
市民を守るのが仕事なのに、どうしてこれがボランティアになるのかと聞いてみたら、どうやら休みの隊員が活動しているということで納得。
児童数七十一人の遠山小学校(成田市小菅)。教職員数が十五人と少なく学区も広い。全児童を送るには限界があり、老人クラブや地域住民の協力を得ようとしていた。そんな折、成田警察署を通じて同機動隊の申し入れが届いた。
なるほど。成田の学校は学区が広いんですね。それにしても、お願いされたのではなく、機動隊の方から申し入れたことにびっくりしてしまいました。
12月に4回、一回あたり約30人の隊員が、三つの小学校の下校時に子どもたちと一緒に下校したそうです。
その学校の校長が、「安全な下校のため、何か手伝いたいとする、有難い声が上がってきた。感動している」と感謝の気持ちをこめて語っていました。
また、小学生と会話しながら歩く警察官の姿は、実効性とともに保護者や地域住民に心理的効果も及ぼしているということでした。
同機動隊の鈴木文男副隊長は「一緒に歩くことで、保護者が心配する気持ちを隊員も理解したと思う。今回の活動は警察官としての職務に役立つだろう」と評価、「本来の空港警備の情勢次第だが、来年一月も可能であれば実施を検討したい」と話した。
隊員自身が、保護者や住民の気持ちが理解できたというのがいいことですね。ボランティアというのは、活動する側こそが学べるといった一つの例だと思いました。
地域住民と学校が一体となって、こうして取り組んでいるところと、逆に「学校の安全管理はなっていない」と学校批判で終わってしまっている地域とがあるようです。
そして残念ながら後者の地域の方が多いようです。それでは、なんの解決にもならないことに、そろそろ気がついてほしいです。
コメント (5) /トラックバック (4) /wrote by しおちゃんマン