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また、一年生の女の子が
広島の事件からわずか十日、栃木県で下校時に一年生の女の子が殺されてしまうといった事件が起きてしまいました。悲しみと怒りでいっぱいです。
学校の不審者侵入について話題になっていた2年前、しおちゃんマンは以下のように書きました。
こう考えてみると、学校だけでなくて、地域でも危ない。公園で遊んでいる子どもがおそわれることも大いにあるわけですね。
このように考えていくと、学校の危機管理だけの問題ではないのかもしれません。つまり「地域の中に学校がある」と考えてみると、学校だけの問題ではないわけです。
学校の安全対策は、地域の安全対策でもあるわけで、学校と地域が子どもたちの安全のために具体的に何ができるのかを真剣に考えなければならない時代になったような気がしました。
残念ながら、しおちゃんマンの予想が当たってしまいました。この間、目に見える具体的な対策が進まなかったことについて、残念でなりません。
広島と栃木の事件の共通点をテレビで整理されていました。
○一人で下校。
○通学路が遠い。
○不審者情報が多発していた。
「一人で下校」ということについては、本校でも下校時に低学年は途中まで担任が引率する取り組みをしています。しかし、必ず一人になる瞬間はあるわけで、さらに地域との連携が求められています。
「通学路が遠い」という問題に関しては、遠い学校はスクールバス等の取り組みが必要かもしれません。また、最近進められている学校の統廃合の問題をあらためて考え直さなければならないのではないでしょうか。
「不審者情報」については、もっと地域・住民に確実に届く方法を考えなければなりません。また、仕事をしている保護者のみなさんのためにも、近所での「つながり」の大切さを呼びかけるとともに、携帯メールなどで、情報を確実に届ける方法も考えたほうがいいと思っています。
いずれにしても、私たち大人が本気で立ち上がって手を結び、こういったことにこそお金をかける決断をしなければ、悲しい事件はなくならないような気がします。
学校の責任、親の責任、地域の責任、警察の責任…等々、もう責任の押し付け合いはやめようではありませんか。
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