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川柳の授業(下)
いよいよ今度は一人で川柳を書いてみます。
その前に歌を歌います。久しぶりにしおちゃんマンのギターの伴奏です。
「みんなで作ろう」(作詞:山上路夫 作曲:いずみたく)の替え歌で、
♪川柳つくろう 川柳つくろう
♪とっても 「あるある」な
♪川柳つくろう
♪ヤヤ ヤンヤンヤン
♪ヤヤ ヤンヤンヤン
♪ヤヤ ヤンヤン ヤンヤン ヤン
ここで、川柳とは、「そうそう」「あるある」と思えることを書くんだよ、と教えました。3年生なので、この意味でいいと思っています。
以下、みんなで選んだ、3年1組の最初の川柳大賞です。
大賞
石ころを けってみたらば 犬の糞
金賞
タマゴッチ 自分の前で 売り切れる
銀賞
習い事 行きたくないのに 行かされる
銅賞
サンタさん みんなにあげる プレゼント
あるある賞
写真撮り キャップがついてて まっくらだ
いかがでしょうか。
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川柳の授業(上)
昨日、川柳の授業に挑戦してみました。本当は高学年の課題なのですが、経験上、中学年の子でもとてもするどい川柳を書くのです。
1)宿題で、5文字(あえて文字数で。「音節」は後で指導)の言葉を15個考えてくる。
2)五七五ゲームをする。
<ルール>
・教師が「上五」を考えておく。しかし子どもたちにはまだ見せない。
・子どもたちがグループごとに一つ、「下五」(座五)を発表する。
・教師が考えていた「上五」を発表する
・「上五」と「下五」を、「中七」で上手につなげられたグループに得点が入る。
<例>
・教師は「さびしそう」という「上五」を考えておき、かくしておく。
・グループごとに「下五」を発表する。
[ランドセル][ドラえもん]…等々。
・教師が「上五」の「さびしそう」を発表。ここで盛り上がる。(笑)
・グループで、自分たちで考えた「下五」と、「さびしそう」がつながるように「中七」を考える。
「さびしそう つかわれていない ランドセル」
「さびしそう 一人ぼっちの ドラえもん」
慣れてきたら今度は逆に、教師が「下五」を考えてかくしておくパターンで同様にやってみます。
このゲームで、文字数ではなく、音節でのリズムで「感じる」ことを教えていきます。
このゲームで出来上がった作品例です。
(上五「ほんとかな」)
ほんとかな とても楽しい 浦安市
ほんとかな サンタさんから プレゼント
(上五「くるしいよ」)
くるしいよ 少ししかない おこづかい
(上五「うんわるく」)
うんわるく お休み中の 遊園地
(下五「母の声」)
すばらしい とてもきれいな 母の声
ハプニング こえがかれたよ 母の声
(下五「父の顔」)
ありがとう 元気にさせる 父の顔
しおちゃんマン あこがれている 父の顔
(下五「ジャンジャカジャン」)
モンスター おどりをおどって ジャンジャカジャン
さようなら アンガールズの ジャンジャカジャン
楽しくゲームをやって、五七五の音節に慣れてきたら、次はいよいよ一人で川柳を作ってみます。その授業については次回に。
(つづく)
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