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【本】アルファブロガー
アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから
「アルファブロガー」とは、ネットでの世論形成に大きな影響力を持っているようなパワーブロガーを指すそうです。この本では、日本で「アルファブロガー」と呼ばれている11人のインタビューが掲載されています。
しおちゃんマンは、「これからのインターネットはどこへ向かうのか」というテーマでの、山本一郎氏の発言に注目しました。
一つは、ブログはピークを超えて普及期に入っているということ。検索エンジン経由での「一見さん」の比率が高くなるにつれてトラックバックの送り合いのようなものが薄れてきているということです。
さらには、ブログは動画や画像に対する親和性が低いことがわかってきたので、テキストを読み解くリテラシーの高い人しか読み手にならない状況も広がってきており、結局は特定の定番サイトだけが発展する世界になっていくのではないかというシナリオを提起しています。
二つ目に注目したのは、コミュニケーションツールとしてのインターネットは、今後確実に規制・制限されていくだろうということです。
このような見通しの中で、一つは我々自身のリテラシーをどうやって構築していくのかという問題…、つまり価値ある情報かそうでないのかを見分ける力を構築していくことを考えなければならないということです。
そして、我々が「インターネットをどういう状態にしなくてはならないのか」ということをどれだけ多く自問するかが大切であるということでした。
さてここで、「教師がブログを書く」という意味について考えなければならないと感じはじめています。
教師であるという立場から、ここに書かれていることはすでに自主規制・自主制限している内容です。つまり、ここまでは書けるけどこれ以上は書けないということがたくさんあるわけです。特にこのブログは私自身の本名が明記されているブログですからなおさらです。
だとしたらば「教師のブログ」というのは、知らず知らずのうちに読み手により高いリテラシーを要求してしまっているのかもしれないと思いました。
コメント (8) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン