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キモイと言いながら関わってくる子どもたち
最近注目しているカッシー05さんの「教師だ!文句あるか!」のblogに、以下のような文章がありました。
廊下で高学年の女子と偶然に目があったとたん、
「キモイ」
と言われたので、腹がたって、走って追いかけたら、教頭に
「廊下は、走らないように!」
と叱られた。
最近は、「キモカワイイ」というのが流行ってるんだぞ!と言ってやりたかったのに。
「キモイ」というのは、「気持ち悪い」の若者言語ですが、小学生が教師に向かってこういった言葉を発する時って、「気持ち悪いぞ」という意味のほかに、「自分に関わってほしい」といった信号としてとらえることも大切だと考えています。だから、たとえば私がそう言われたとしてもあまり気にならないのです。
しかし、かげで「あの先生、キモイよね」と言われているのなら別です。正面きってキモイと言ってくれるのとはまた意味が違ってきますね。
したがって、カッシー05さんのケースの場合、ユーモアたっぷりに走って追いかけて教頭先生に叱られてしまった、ということは、この場での子どもとの関係性づくりにおいては、ある意味マルだったと考えています。(あくまでも「ある意味」ですが……)おそらく、この女の子達は、キャーッと喜んで逃げていったのではないでしょうか。
しかし一方で、言葉の指導をすることは大切だと考えています。特に小学生は流行している言葉を意味もわからず使っているケースが多いからです。またそのことによって仲間を傷つけてしまっていることも少なくありません。私も調子にのって、こういった失敗をしてしまうこともあるくらいですから、子どもたちならなおさらです。
最近気になっているのは、「ハードゲイ」という言葉を低学年の子どもたちまでもが、意味もわからず連発していることです。さて、どうしたものかと考えています。
コメント (6) /トラックバック (2) /wrote by しおちゃんマン