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【書籍】沈まぬ太陽
「沈まぬ太陽」(山崎豊子)にはまりました。新潮文庫全5巻を購入して、1日で2巻(アフリカ篇)を一気に読みました。3巻、4巻が(御巣鷹山篇)、5巻が(会長室篇)となっています。
1960年代は、教師の世界にもこういった攻撃があったことを先輩から聞いています。教職員組合の活動家や民間教育団体の活動家を目の仇にして「アカ」呼ばわりをし、「偏向教育」をしているとして身辺を調査したり、家庭訪問を禁じたり、警察が尾行したりした教育委員会もありました。
子どもや現場の声を無視して、文科省の政策を批判するような教師を黙らせ、教育内容も「学習指導要領」を絶対化しながら統制していこうとする方法は、当事とまったく変わっていません。変わったとしたら、それに「文句」を言う教師が少なくなったことぐらいです。
その結果、教育・子育ての状況がどうなってしまったのかはご存知の通りです。
精神的疾患を持つ教師が増え、自殺の事件も続きました。子どもの問題・事件もあとを絶ちません。保護者のみなさんの悩みもどんどん大きくなっています。
ちなみにしおちゃんマンは、うまくいかないことを人のせいにしたくないので、今、自分として何ができるのかを退職するまで考え、実行し続けたいと思っています。
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