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2005年07月14日

女王の教室

今、話題になりつつある日テレ系ドラマ「女王の教室」の過去2回分をビデオで観ました。

「悪魔のような女性担任教師に子どもたちが挑んでいく」といった単純なドラマじゃないと思いました。

いわゆる今の学校現場で、タブー視されていることや、ごまかしていることなどを削ぎ落としていくとああなるよなあ…ということだと思います。

そういった意味で、「グタグタやっているんだったら、ああやってくれた方がすっきりする」といった声があるのもうなづけますし、賛否両論がおこるのもわかります。

その教師がやっていることは単純なことです。(ゆえに非常にわかりやすい)

・テストの成績で、下から2番目までの子は教室のいっさいの「雑用係」をやらされる。教師に反抗する子も同様。(成績の良い順に、好きな席に座ることができる)
・私立中学に行くことを高い価値として考えている。
・担任は、子ども一人ひとりの情報をPCでこまかく管理している。(子どもを情報としてのみ理解している)
・保護者は、自分の子のことだけを考えるので、簡単にまるめこまれてしまう。
・担任は、学校のことなかれ主義、教育委員会への報告主義(やっておけばいいというスタンス)をバカにしている。
・子どもたちに人気はあるが、学習・生活指導がうまくいかない教師を批判的に描いている。

今のところ、こういったことが印象的でした。

このドラマが、「こうなってもいいの?」と言いたいのか、「こうすりゃいいんだろ」と開き直っているのか、「こうすればいろいろな意味で子どもたちが育つ」と肯定的に描いているのか、まだ始まったばかりなのでよくわかりませんが、今後が気になるドラマでした。

コメント (36) /トラックバック (37) /wrote by しおちゃんマン