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2005年06月20日

中教審部会、教員の負担巡り議論

さすがに現場の異常事態を感じたのでしょうか。中教審の義務教育特別部会は18日、文科省の意識調査で示された教員の忙しさなどの問題について議論したようです。(日本経済新聞6月19日)

冒頭、「100ます計算」で知られる広島県尾道市立土堂小の陰山英男校長は「教員は頑張っているのに社会は評価しておらず、このままではやりがいを失ってしまう」と発言。東京都港区立三田中の藤崎武利校長も「現場の実感として1人の教員の仕事が多すぎる」と述べた。

はい、おっしゃる通りです。

同千代田区立麹町小の角田元良校長は「教員の配置を増やせば、総合学習も充実する」と述べ、教員を増やすことが必要と指摘。他の委員からも配置増を求める声が上がった。

はいはい、付け加えるならば、子どもたちの安全管理の面においても教員だけでなく、総体として学校職員を増やすことは必要です。ところが……。

これに対し、梶田叡一兵庫教育大学長は「教員の勤務状況には地域差もあり、サンプル数が少ないこの調査だけで判断するのは危険」とクギを刺した。

は~ぁ?この人はいったい何をいいたいのでしょうか?よくわかりません。

文科省の意識調査というのは、いったいどういった範囲で行われたのでしょうか。地域差が出ないような、せまい範囲で行われたの?だったらこの忙しいのに「無駄」な意識調査なんかさせるなと言いたいです。

「判断するのは危険」?
「クギを刺した」???

あなたがそうやってかっこつけてる間に、多くの教員が苦しみ、自殺者まで出てしまう状況まで生まれています。そしてその向こうに子どもたちがいることを忘れないでほしいです。

私たちはけっして「楽をしたい」「さぼりたい」と言っているわけではないのです。ただただ、子どもたちの笑顔が見たいだけなのです。

サンプル数が少ないというのだったら、自分で調べてみなさい、と言いたいです。

コメント (4) /トラックバック (4) /wrote by しおちゃんマン